その空白は計算か。23年ぶりの“I'm Back”

その空白は計算か。23年ぶりの“I'm Back”

2018.12.03 17:00

ナイキ(NIKE)
スニーカー

1995年。バスケットボールの“神”として知られるマイケル・ジョーダン氏が「I'm Back」という言葉とともにバスケットボール選手として帰還した際、バスケファンの誰もが衝撃を受けたに違いない。衝撃の要因は、2つ。1つは「コート上で活躍する彼の活躍が、再び見られる」という喜び。もう1つは、彼が履いていたバスケットボールシューズに対する驚きだ。今でこそ最新技術や斬新なデザインをまとったモデルが散見されるようになったが、1995年という時代において他の誰が“バッシュにパテントレザーを採用しよう”と考えただろうか。

勘の鋭い読者諸兄はお気づきかもしれないが、今回はそんな「エア ジョーダン 11 コンコルド」がオリジナル版で復刻されるという話題をお届けしよう。

名作のオリジナル版が復刻される。それだけでも垂涎モノのニュースに違いはないが、もう少し語らせてほしい。同モデル最大の特徴にしてもっとも興味深い「なぜ、パテントレザーを採用したのか」という点について。

開発当時、ジョーダン氏は『ナイキ』が誇るデザイナーのティンカー・ハットフィールド氏に対して「これまでとは違うものを作ること」と「パテントレザーを使うこと」を熱望したという。その理由は明確で、1つはパテントレザーがしっかりと前足部をシューズに固定させ、素早いストップやカットを可能にすること。これは彼の流麗なドライブやフットワークを見ていれば納得できるはず。もう1つは、「パテントレザーはコート外でも人気になり、レッドカーペットやフォーマルなイベントにも履いていく人がいるだろう」という同氏の予想から。たしかに、バッシュはそのシルエットからストリートライクなワイドジーンズやワークパンツに合わせがちだが、パテントレザー特有の品格はスラックスにも好相性だろう。むしろ、ドレスライクなファッションにスポーティなバッシュという組み合わせは今らしいMIX感さえ漂わせる。

機能面でも、ビジュアル面でも話題となった「エア ジョーダン 11 コンコルド」が、オリジナルと同じパテントレザーや、中敷のナイキエアのディテール、ヒールの45番にオリジナルボックスと、オンコートでデビューした当時のままのデザインで復刻される。2018年12月8日(土)発売予定という情報だけでスニーカーアディクトには喜ばしいことだが、ジョーダン氏のトレードマークでもある“23”という年を経たタイミングでの復刻という点が何ともニクい。ジョーダン氏が1995年に復帰した際に言葉にした「I’m Back」の再現とも感じられるのは、筆者だけではないだろう。

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