古き良き時代に想いを馳せて。40年代の薫り漂う機械式時計

古き良き時代に想いを馳せて。40年代の薫り漂う機械式時計

2018.10.17 21:00

ティソ(TISSOT)
腕時計
機械式

年齢を重ねるほどに、“良いモノ”に興味を持つ機会は増えていく。腕時計などはとくにそうで、30歳を超えたあたりから機械式時計に興味が出てきた、という人は少なくないだろう。単純に精度の面で言うとクォーツ時計のほうが優れているし、そもそも今はスマホがあるから機械式時計は実用的なツールとは言い難い。だけど電力を使わない昔ながらのゼンマイ駆動にはロマンがあり、職人の叡智が詰まった複雑な内部機構はもはやアート作品に近い。そう、男たちにとって究極の嗜好品であるからこそ、機械式時計は今日でも変わることなく愛され続けているのだ。100以上もの細かなパーツを手仕事で組み立てるがゆえクォーツ式と比べて値も張るが、それも一種のステータスと捉えることができるだろう。

そして機械式デビューにあたり、狙い目なのが10万円代前半。比較的手を出しやすい価格帯ながらも作り&デザインが良く、なおかつブランドバリューも備えたモデルが多く揃うからだ。例えば、『ティソ』から今季放たれた「ティソ ヘリテージ2018」。1853年にスイスのル・ロックルで興された名門マニュファクチュールである同ブランドは、1930年に世界初の耐磁性時計「ティソ アンチマグネティーク」を開発したことでも有名だ。この新作は1943年に実在した耐磁性腕時計からインスパイアされたもので、当時を思わせる手巻きの機械式ムーブメントを搭載している。

また、今作においてはかつての名作に敬意を払いながらも外装をよりリッチな仕上げでアップデートを図っている。ヘアライン加工が施された文字盤にはヘリテージロゴがあしらわれ、気品あふれるリーフ針とともにヴィンテージムードを醸出。さらに、ボックス型となったサファイアクリスタル製風防もレトロな雰囲気を加速する。裏蓋からは精巧なメカニカルムーブメントを視認可能で、ストラップ素材には極上のエイジングを堪能できるベジタブルタンニンレザーを採用した。温故知新な「ティソ ヘリテージ2018」は、機械式デビューに最適な1本にしてずっと愛せる最高の“良いモノ”である。

■DETAIL
ETA社製手巻きムーブメント、SSケース、ケース径42mm、5気圧防水、レザーストラップ

Text_Satoshi Yamasaki

DATA

ティソ/スウォッチ グループ ジャパン

03-6254-7361

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