スタイル不問のコインローファー。買いの10ブランド

1960年代に大流行して以来、定番シューズとして愛されているコインローファー。歴史や使い勝手の良さやからその理由を探りつつ、おすすめブランドを紹介していきます。

近間 恭子

2018.08.20

ローファーの中でも代表的存在のコインローファー

ローファーの始まりには諸説ありますが、コインローファーにおいては1936年にジーエイチバス(G.H.BASS)社が発売した「ウィージャンズ」が原型とされています。サドル部分にダイヤモンド型の切れ込みが入っているのが特徴で、そこに1セント硬貨を差し込んだことでコインローファー(またの名をペニーローファー)と呼ばれています。

また、コインローファーには種類があり、それはサドルの縫い付け方で区別されています。両端が平面的に裁断されたモノを「フラットストラップ」、こちらのような両端をタコ糸でグルグル巻きに仕上げているモノを「ビーフロール」。前者はどこか知的で上品、後者はワイルドでカジュアルな印象を与えます。

カジュアルからきれいめまで汎用性も抜群

コインローファーはレザーシューズの中でもカジュアルな位置づけですが、汎用性においては優れています。きれいめからカジュアル、さらにはビジカジやジャケパンならビジネスにも対応。また、シンプルなデザインゆえ、ソックスとのスタイリングを楽しめるという利点も。なので、1足持っていると確実に重宝するのです。

コインローファーの汎用性を証明するべく、カジュアルときれいめのイチ推しコーデを紹介。スタイリングの参考にしてみては?

カジュアル:今どきに進化させたアイビースタイルの足元に

1960年代に流行したアイビールックの足元に欠かせない存在だっただけに、コインローファーはチノパンとの相性が抜群。それを今っぽくアレンジするなら、こちらのコーデのようにやや太めのチノをセレクトするのがおすすめです。白ソックスとのスタイリングもお見事。

きれいめ:あえての素足履きでコーデに抜けとこなれを演出

レザーシューズの中ではカジュアルな位置づけですが、ローファーはビジカジやジャケパンスタイルとも好相性。ドレスコードが許すなら、彼のように素足履きして着こなしに抜けをプラスしてもいいですね。紐靴に比べて、すっきりかつスマートに仕上がるのも利点。

コインローファーを探すなら、この10ブランドから選びたい

ローファーの定番だけに、コインローファーは多くのブランドで展開しています。ここではシューズブランドに限定し、おすすめの1足をピックアップ。

ブランド1『ジーエイチバス』

ローファーで有名な『ジーエイチバス』は、1876年にアメリカで創業した老舗。コインローファーの生みの親でもあります。ガラスレザーならではの艶のある風合いが特徴の「ローガン」も代表モデルの一つ。時を経ても色あせない普遍的なデザインが魅力です。

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ブランド2『オールデン』

アメリカ屈指の老舗シューメーカーであり、アメトラスタイルをリードしてきた最高峰ブランド。「987」は『オールデン』の代表モデルの一つで、つま先が幅広になった「ヴァンラスト」を採用しています。履き込むほどに輝きと味が増す、ホーウィン社のシェルコードバン製。

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ブランド3『パラブーツ』

独自のゴム合成法を開発して特許を取得し、自社でラバーソールを製造する世界で唯一の靴ブランドでもある『パラブーツ』。ほかとは一線を画すボリューム感が印象的な「ランス」にもオリジナルソールが使われています。油分を多く含み、雨に強いリスレザーをアッパーに採用。

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ブランド4『リーガル』

そもそもアメリカブランドの『リーガル』と日本製靴が技術面の提携をおこなったのが歴史の始まり。「2177」は1971年に誕生し、今もなお愛されている『リーガル』の定番。グッドイヤーウェルト製法で作られているため、履き込むほどに足になじむという育てる楽しみも味わえます。

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ブランド5『チャーチ』

英国高級靴の聖地である英国・ノーサンプトンで1873年に創業。正統派の英国靴として不動の地位を確立し、セレブやファッショニスタから愛されています。素材は通常のカーフよりも光沢が美しい独自開発のブックバインダーカーフで、ラストはややロングノーズの「126」。

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ブランド6『サンダース』

『サンダース』もノーサンプトン発のシューメーカー。素材や製法にとことんこだわっていながらコスパにも優れています。アッパーのスエードが上品なコインローファーは、同色のラバーソールを採用しているのが特徴。クッション性に優れ、長時間の歩行でも疲れにくいのも優秀です。

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ブランド7『ジャラン スリウァヤ』

2003年にデビューした『ジャラン スリウァヤ』は、ハンドウェルテッド・グッドイヤー製法で作られています。『ビームスライツ』別注モデルは、グリップ力・耐久性に優れたダイナイトソール製。艶のあるカーフを用いた品のあるアッパーとのギャップも魅力の1足です。

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ブランド8『クロケット&ジョーンズ』

1879年にノーサンプトンで創業した『クロケット&ジョーンズ』。こちらはハイグレードラインで用いられる「ラスト330」を採用した『ユナイテッドアローズ』別注モデル。アウトソールにはオリジナルのダイナイトソールが使われています。シングルソールならではのすっきりとドレッシーなルックスが特徴。

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ブランド9『ハルタ』

1917年に東京で誕生した日本の先駆的靴メーカーで、コインローファーは『ハルタ』の代表的なデザインです。マットなレザーを使用することで学生靴とは一線を画す、落ち着いた足元を演出。非常に柔らかな質感なので、履き込むほどにレザーの魅力を引き出せます。

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ブランド10『カルミナ』

1998年にデビューしたスペイン発の『カルミナ』からピックしたのは、足当たりが良く、軽い履き心地が楽しめるコインローファー。レザーの上質な風合いとステッチを内側に配した丸みのあるトゥが、エレガントな足元を構築します。長すぎないノーズも上品な印象。

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