オーソドックスな型で“旬”なメガネフレームが買い!

ウェリントン→ボストン→ラウンドと来たメガネの近年の流行ですが、次の流れを読み切ろうと戦々恐々とするよりも、廃れないシンプルスタイルを追求していきましょう。

黒野 一刻

2015.10.21

メガネの流行のサイクルは速いです

最近はメガネもファッションアイテムと認知する人が増えました。そのため、流行のスピードも速くなり、ウェリントン、ボストンのプラスチックフレームに大きな人気がありましたが、今はヴィンテージ風の細身のラウンドが人気の中心になりました。「近眼を補正できればいいや」ですませていると、この流れに追いつけません。

時代は大きく移ろいます

10年前にラウンドがよいというと、かなり変わり者の芸術家肌みたいなレッテルを貼られたことだと思いますが、時代の変化というのは怖いものです(笑)。かといって、即ラウンドに乗りかえなさいというのも節操がない気がします。今のトレンドの変化はありますが、ウェリントンやボストンも完全に廃れていません。

先物買いをしろというわけではありませんが……

だからと言って、ラウンドの先物買いを今から狙うというのも、難しいものです。トレンドが循環するなら、次はオーバルか、スクエアか、ということになりますが、ここは流行を追いかけるというよりも、シンプルデザインで、廃れないデザインを狙うのがよいでしょう。すっきりしたデザインなら、万人に無難に合うものですし。

オーバルとスクエアのすっきり系を選んでみました

ラウンドやブラックで太いプラフレームは存在感がありますが、悪目立ちする場合もあります。細めのフレームやカラーに妙味を求めると、存在感は抑制され、どんな顔にも馴染みやすくなります。メガネは日常的に着用するという観点からすれば、そのほうが長く使えます。そんな観点から、ラウンドではない旬メガネを選んでみました。

ちょっと控えめな旬のメガネフレームです

天地の差があるスクエアをすっきり見せる『アランミクリ』AL1241 C-MO52

『アランミクリ』はプラフレームが主体のブランドですが、このフレームはメタル製。しかし、深いグリーンを巧みに使い、肌馴染みもよく、レンズのほとんどをナイロン糸で固定するナイロール式を採用し、天地の差があるスクエアモデルを非常にシンプルに見せています。カジュアルに見せ、流行りに流されないスタイルです。

フロントの抑制感とサイドの立体感が融合『グルール』SP42 4

『グルール』は、GlassのGと、RULEのRとLを入れ替えたユニークなブランド名で、立体感のあるフレームの造形で人気があります。このフレームは、フロントはオーソドックスに見せながら、細部に3Dカットの片鱗を見せ、テンプルはこのブランドらしい立体感を出しています。フロントの抑制感がTPOを選びません。

アジアンフィットを意識したデザイン『トニーセイム』

“共感”をコンセプトに、中国の中央美術院や『フォーナインズ』を手がけてきた三瓶哲男氏などの協力で、アジアのためのメガネを目指したブランドの一作です。アジア人にフィットしやすいサイズ設定やテンプルの弾力に見るべきところがあり、フロントもナイロールによりシンプルに徹し、常に好感を持たれるデザインです。

ひねりの効いたクラシックスタイル『イエローズプラス』FRAN

鯖江発のクラシックスタイルの雄というべきデザイナーズブランドのひねりの効いた一作です。あえて流行のラウンドから、ちょい外しのオーバル型のフロントは、メタルのブリッジで左右のリムをつなぎ、古典的なスタイルにまとめてあります。明るいブラウンのデミ柄も、自然に肌に合う色調で、やさしい感じがします。

細身でもしっかりとした作り『マイスドロー トーキョー』BR204 A35

ブランド名に“トーキョー”と入りますが、鯖江のデザイナーズブランドです。「メガネが素顔」を合言葉に、細身のプラスチックフレームを丁寧に仕上げる仕事に定評があります。このモデルも一見メタルのようなしっかりとした作りで、控えめな中に、エッジを立てて明るいセルを配したブローラインが個性を主張します。

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