ワンランク上の着こなしを狙える、サスペンダーに注目

正装時の専売特許と思われがちなサスペンダーだが、実は使い勝手がいい小物だとご存じだろうか。今回は、普段のメンズのサスペンダーを取り入れた着こなしと魅力をお届け。

菊地 亮

2015.10.08

今一度確認したい、サスペンダーとは

クリップ、またはボタンで取り外しができる伸縮性のあるストラップ(肩にかける吊り紐)のことでパンツのサイズ調整に使うアイテム。ズボン吊り、吊りバンドともいう。アメリカではサスペンダーベルト、イギリスではブレーシズと呼ばれている。

ベテランもルーキーも首ったけにする、サスペンダーの魅力とは

イギリスの印象が強いサスペンダーだが、誕生は18世紀末のフランス革命頃といわれ、ナポレオン一世も愛用者のひとりだったとか。それから、軍やドレスなどさまざまなシーンで使用されることになるこのアイテム。今ではクラシック好きなベテランから、“ハズし”として使うルーキーまで扱い方もさまざまで、幅広いシーンで活躍している。

さまざまなコーデにハマるのもサスペンダーの魅力

日本だとベルトの陰に隠れている影響もあり、サスペンダーは正装でするものという認識が強いが、カジュアルな着こなしにもハマる魅力がある。ここではアメカジ、クラシック、モードの3スタイルに見事サスペンダーを取り入れた着こなしを紹介しよう。

ひと味変える、アメカジスタイル×サスペンダー

骨太デニムにワークシャツ、サスペンダーで紳士に味つけ

アメリカ西部とアメリカンヴィンテージをベースに展開するコレクションが人気の『RRL』のサスペンダーは、アメカジスタイルと無条件に相性よし。オーセンティックなスタンスながら旬との距離感を保つ『RRL』らしいサスペンダー使いが光るスタイリングは、ハットと合わせて紳士な着こなしに昇華した。

王道のアメカジスタイルにクラシカルな香りを追加

バンドカラーが今年らしいチェックシャツをチノパンにインし、シンプルなブラックサスペンダーでクラシカルに雰囲気に。没個性的になりがちな着こなしにクラシカルな雰囲気を与えて、ひと味変える魅力もサスペンダーならでは。

今選ぶならこれ『45R』のサスペンダー

ブランドオリジナルの生地とレザーを組み合わせたサスペンダー。使い込むほどに風合いの増す素材は、経年変化を楽しむアメカジスタイルと相性抜群。

紳士度を高める、クラシックスタイル×サスペンダー

オーセンティックなワークウェアの引き締めにも

デニムシャツとワークパンツの王道的ワークスタイル。武骨さが優先しがちなスタイルを、格上げしているのがサスペンダーをはじめとする小物使いだ。さり気なく柄をサスペンダーで取り入れながら、茶レザーの足元はモカシンシューズで適度に引き締め。胸元に巻いたスカーフも、品の良さを醸し出す最高のアクセントに。

アメトラの匂いを感じさせるクラシカルなルック

楽しさをと洒脱さを感じるのは何よりもミックス感。ギンガムチェックシャツにボウタイ、そしてサスペンダーが織りなすアメトラの合わせに、ジャケットではなくスポーティな『バラクータ』のブルゾンを選択した点が技アリ。そこへハンチングを取り入れクラシックなムードを演出しながら、ボトムスやブーツで男くささも漂わせた。

今選ぶならこれ『ロバート ゲラー』のサスペンダー

コレクションブランド『ロバート ゲラー』のサスペンダーは洗練された中にクラシカルな雰囲気もある、大人のためのサスペンダーにふさわしいアイテム。留め具はクリップ式。

センスを際立たせる、モードスタイル×サスペンダー

シュッと見せながらカジュアルダウンを試みる

ショールカラーのジャケットと側章の入ったスラックス顔のきれいめパンツを合わせたモダンなスタイリング。その中にあって、インナーにTシャツを、足元にオールブラックのスニーカーを取り入れながらドレスダウンを試みた点がキモ。極めつけは、モノトーンで合わせた中にさり気ない挿し色を表現したサスペンダーだ。

モードな装いの中に光るさり気ないウィット感

全体をブラックで染めた潔いモノトーンスタイル。下手をすれば淡泊になりがちなワントーンのコーディネートも、シルエットに変化をつけながら変化を演出。そのカギを握っているのがワイドなボトムスで、それを吊るしているサスペンダーも実用性、ルックスの双方で機能している。トップスでカッチリシメている点も見逃せない。

今選ぶならこれ『ハッピーバウンス』のサスペンダー

シンプルなブラックサスペンダーはモードスタイルはもちろん、他テイストにもハマる汎用性の高いアイテム。留め具の味ありゴールドカラーが程良いアクセントとして活躍してくれる。

サスペンダーといえばの王道ブランド『アルバート・サーストン』もチェックしたい

英国紳士たちから長らく寵愛を受ける、1820年創業の名門。サスペンダーのトップブランドとして君臨し、世界中の有識者を顧客にもつ。種類もまた豊富で、素材はエラスティック、カシミヤ、ツイードを、柄ならイギリス空軍用や王室近衛兵用などさまざまある。ここからはデイリー使いに愛用できるタイプを厳選して紹介する。

ブラックカラーでY型、ゴム式のシンプルなサスペンダー。レザーを随所に採用し、高級感を振りまくことが可能。

英国紳士が好みチェック柄のサスペンダー。こちらもY型で、クリップ留め、ボタン吊りともに対応できる。ゴム式を採用しているので、サイズ調整も容易。

ゴルフをモチーフにしたユニークで爽やかなデザイン。遊び心あるサスペンダーを探しているなら、これがイチオシ。ゴム式なので伸縮する。

ネイビーの麻の生地で作られた、Y型サスペンダー。レザーエンドを採用することで、高級感をキープ。麻の風合いが魅力的です。

ドット柄が印象的な、リボンタイプのY型サスペンダー。カチッとした着こなしにさり気なく遊び心を追加できる。

KEYWORD関連キーワード
サスペンダー
RECOMMENDEDあなたにおすすめの記事

ジーンズをおしゃれに着こなすための5大法則とコーデサンプル

タイムレスな日常着であるジーンズ。だからこそコーデ次第では周りに埋もれてしまうことも。今どき感を演出するための法則を押さえ、一歩先の装いを目指しましょう。

山崎 サトシ

タフな1枚。グッドオンのTシャツが“10年着られる”秘密とは?

デイリーユースできるTシャツは、着用頻度が高いからこそタフなモノが好都合。そこで、毎日のように着用して洗ってもヘタれない『グッドオン』のTシャツを紹介します。

那珂川廣太

ハンターのレインブーツで雨の日もおしゃれを楽しもう!

大切なシューズが濡れてしまうのが、雨の日の悩み。かと言って雨の日もおしゃれはしたい……。そんな方におすすめしたい、『ハンター』のレインブーツをご紹介。

CANADA

夏に着たい白Tシャツは、ビッグサイズで一つ上の男に

これまで幾度となく夏は訪れてきたが白Tは常に主役を担ってきた。同時にマンネリ打破の命題とも付き合ってきたわけだが今季はどうやらサイジングにその解答があるようだ。

菊地 亮

カーゴパンツをはこう。押さえておきたいコーデ&おすすめブランド

ミリタリーアイテムのなかでも人気のカーゴパンツ。なかなか知ることのないその歴史や着こなすコツ、大人になじむ1本まで、カーゴパンツにまつわる情報を網羅します。

Freeamericanidol編集部

大人の新定番。バンドカラーシャツとその着こなし方

襟付きシャツよりカジュアルで、きれいめにも見せられるバンドカラーシャツを徹底解説。着こなしの作法と、今季狙い目のおすすめブランドをお届けします。

Freeamericanidol編集部