覚えておきたいメガネの部位やパーツ名称、全部載せ!

テンプルだ、ヨロイだ、ブリッジだと、私の記事で使ってしまった用語でちんぷんかんぷんの人、申し訳ありません!! 今回はもう少しメガネの基本をわかりやすく説明します。

黒野 一刻

2015.09.25

メガネもパーツの集合体です

メガネもあらゆる工業製品のご多分に漏れず、さまざまなパーツから構成されています。こういうパーツの名称は、わかっていれば文章を書く時に便利ですから、ついつい解説抜きで書いてしまうものです。するとメガネのように構成パーツが少ない製品でも、知らない人が読めば専門用語のオンパレードになってしまいます。

本当に少ないメガネのパーツ

しかし、普通のメガネなら、前面部の総称“フロント”、フロントのうちレンズを囲う“リム”、リムとリムを繋ぐ“ブリッジ”、フロントの外縁の終端部 “ヨロイ”、メガネを側頭部から耳にかけてで支持する“テンプル”を覚えればよく、これにいくつかの派生用語がわかれば、十分にメガネの構造が理解できるようになります。

パーツがわかると技術もわかりやすい

“幽霊の正体見たり、枯れ尾花”という言葉もありますが、こういうパーツの名称がわかれば、メガネの解説文への理解も深まり、それぞれのパーツの素材や機能にも関心が湧くでしょう。そうなれば、それぞれの良し悪しも、すぐに理解できるようになります。ここでは、メガネと共に、特徴のあるパーツを紹介したいと思います。

メガネのパーツってこんな感じなんです

Item1メガネの前面の総称が“フロント”です

コンビフレーム製作の名工になるフレームです。メガネの前面部の“フロント”は、メタルですが、機械ではなく、丹羽氏の“巻き”と呼ばれる手作業で作られます。コンピュータ制御の工作機械に負けない精密さで、個体間の差は人の感覚では察知できないほど小さいです。あらゆるパーツがビンテージ感を放っています。クラシカルなフロントのメガネは『丹羽雅彦』NM108 C-2のもの。

Item2レンズを固定する部分が“リム”です

フロントのうち、レンズをぐるりと取り巻いて固定する部分を“リム”と言います。一部をナイロン糸留め(ナイロール)するメガネもあります。このメガネは、リムとフロントを2重構造にし、レンズを固定するリムをフロントに中央で接合。こうすることでフレームに生じる歪みがレンズに伝わらず、耐久力がアップするのです。写真はリムとフロントが2重構造になっている『スペック エスパス』ES-7081。

Item3リムとリムを繋ぐのが“ブリッジ”です

全体に立体的な造形がスゴい『ファクトリー900』FA-240Sのメガネですが、まず目が行くのは眉間の部分でしょう。左右のリムをつないで、橋渡すパーツが“ブリッジ”です。『ファクトリー900』ならではの精密油圧プレスによる立体的なブリッジは、さすがの造形です。さらに左右のリムの上辺“ブローライン”(ブローは眉毛の意)の迫力にも圧倒されます。

Item4前面の終端部に当たるのが“ヨロイ”です

欧州のサングラスの王者『ペルソール』のシックなメガネです。フロントの外縁でテンプルと接合する部分周辺を“ヨロイ”と呼びます。“智”とも呼び、この部分がテンプルに向かい湾曲していると“曲がり智”とも呼びます。『ペルソール』はこの部分に矢型のメフレクチャと呼ぶ意匠を配し、アイコンになっています。写真は『ペルソール』PO2886V C-24。

Item5側頭部をホールドするのが“テンプル”です

シートメタルを切り出したフレームに妙味のある『アイシーベルリン』のメガネは、フロントはアセテートですが側頭部から耳へと伸びる“テンプル”はシートメタル製。この部分の弾力が、メガネのフィット感を左右します。このブランドは、テンプルの折りたたみ部分の蝶番(丁番orヒンジとも)にネジを使わない特殊構造でも有名です。

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