光るのは東京・浅草の職人技術。エンダースキーマの製品を知る

名作スニーカーを革靴として再構築するオマージュラインで有名な『エンダースキーマ』ですが、秀作はそれだけにあらず。数々の珠玉作より、おすすめをお見せします。

山崎 サトシ

2019.02.08

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東京下町の職人技術が息づくブランド、『エンダースキーマ』

Auggie

『エンダースキーマ』は2010年に東京で設立したレザーブランド。2015年にはパリで展示会を行い、2017年には『アディダスオリジナルズ』とコラボするなど、今もっとも勢いのあるジャパンブランドの1つです。その名は心理学用語である“GenderSchema(ジェンダースキーマ)"に由来し、頭文字の“G”を“H”に変えることで、ジェンダー(=性差)を超えるということを表現しています。デザイナーの柏崎 亮氏は大学生の頃から靴工房で働き、靴作りの実務を経験した人物。ブランドは革職人が多く集まる浅草エリアに拠点を構え、同地の職人技術を生かした品質の高いレザーコレクションを発信しています。

「オマージュシリーズ」で見せつけた、ブランドとしての底力

ウーマンリミックス

ブランドを語る上でハズせない存在が、デビューから2シーズン目に発表した「オマージュライン」。これは、誰しもが知る世界的な超定番スニーカーをヌメ革でアレンジするラインで、その着眼点の新しさから一躍ファッション業界で注目を浴びました。また、本来スニーカーは工業製品として大量に生産されるものですが、『エンダースキーマ』のオマージュラインは浅草の小さな工房でクラフトマンが手作業を駆使して製作しています。

ウーマンリミックス

写真を見れば一目瞭然ですが、オマージュラインのスニーカーは細かなパーツに至るまで本体のほとんどがヌメ革。その生産には極めて高い技術が要求されます。しかし、膨大な工程を得て完成した逸品は一生モノとして付き合っていくことが可能。ヌメ革ならではの奥深いエイジングは絶品ですし、見た目はスニーカーですがれっきとした革靴なのでソール交換もOKなんです。浅草の職人たちの底力が結集したオマージュラインは、現在も不動の人気ラインとして君臨し続けています。

合わせて読みたい:
一緒に年を刻める素材。ヌメ革で選ぶおすすめ財布ブランド

“オマージュ”以外にも。匠の技が光る『エンダースキーマ』のシューズたち

オマージュラインの印象が強い『エンダースキーマ』ですが、もちろんそれ以外にも上質なオリジナルシューズを数多くラインアップ。大人の着こなしをセンス良く格上げしてくれるスタイリッシュな新作を、ここでいくつかご紹介しましょう。

アイテム1ユーフォー

ICORA(イコラ)

ミッドソールのゲージ(中底)を本体から大きくはみ出させ、そこに穴を開けてコードを通した実験的デザインが目を引く1足。なお、このコードを引っ張ることで、フィット感の微調整も行えます。アッパーには風合い豊かなスエードレザーをピックアップ。またヌメ側とは異なる経年変化もじっくりと楽しめます。

アイテム2ティピカルカラーローファー

JEUNE・・・EN LIGNE

シンプルデザインのローファーを、スポーティかつカラフルな配色で大胆にアップデート! シンプルな着こなしのアクセントとして最適なアイテムです。アッパーのスエードは毛足がやや短めで、そのタッチは実に滑らか。ボリュームを抑えたすらりとコンパクトなシルエットも魅力的です。

アイテム3ムートンレース

ICORA(イコラ)

ニュージーランド産のダブルフェイスムートンを素材に抜擢。その柔らかさを生かし、ハギのないホールカットシューズに仕上げました。甲の部分はあえてラスト(木型)より高さを持たせており、紐を結ぶと独特なギャザーが生まれます。ソールには軽くて反りの良い、EVA製のシャークソールをセレクト。

アイテム4ピール ゴア

Amazon.co.jp

以前からリリースされていたモデルですが、これまでの外縫いから内縫いに仕様を変更。これにより、旧作と比べてやや丸みのあるシルエットになっています。クリーンなワントーンカラーとも相まって、きれいめコーデと相性抜群。アウトソールはビブラム社のローリングゲートシステムで、接地面が少なく非常に軽やかな歩き着心地です。

アイテム5ムーテイション3

ARKnets

クラシカルなチャッカブーツをデザインベースとしつつも、ストラップによってスニーカーライクな雰囲気もミックスした意欲作。独創的な発想は『エンダースキーマ』ならではといったところです。アッパーは北米産のカウレザーで、オイルとワックスをたっぷりと染み込ませているため履き込むほどにツヤ感に磨きがかかります。

財布からバッグ、キャップまで。上質な革を贅沢に使った『エンダースキーマ』の小物

『エンダースキーマ』は革のトータルブランド。つまり、レザーシューズ以外もレザープロダクトが豊富に揃うということです。財布や被り物を筆頭に、毎日愛用したくなること間違いなしの良作一覧を最後にお届け!

アイテム1レッド クロス バッグ ビッグ

ICORA(イコラ)

ブランドの定番素材であるピッグスエードを使った素朴な巾着型のショルダーバッグ。レザーの風合いを最大限に生かすために、あえてライニングは付けずに革1枚で製作しています。充実のカラバリもうれしく、このライトグレーのほかにダークグレー・ベージュ・カーキもスタンバイ。

アイテム2ウォータープルーフピッグジェットキャップ

ICORA(イコラ)

ストリートテイストあふれるジェットキャップですが、ピッグスエード素材だとほんのり上品な表情。ボディにはウォータープルーフ加工が施されているので、多少雨に打たれても問題ありません。バックにはサイズを調整できるアジャスターをセッティング。しかも、この部分まで本革製という徹底ぶりです。

アイテム3ハングウォレット

ARKnets

何かと使いやすい首かけタイプの本革ウォレットには、小銭や折りたたんだお札を収納できます。ブランドロゴが刻印された背面にはカードフォルダが設けられており、ICカードの携行もOK! 日常の良きパートナーとなってくれそうな一品です。なお、ボディは程良い厚みがあって非常に頑丈。

アイテム4ロングジップパース

サイモンズアンドコー

ベジタブルタンニンなめしの上質な国産カーフレザーを贅沢に使った今作。無垢なナチュラルカラーなので、今後のエイジングが実に楽しみです。ラウンドジップを採用しているため開閉が容易で、さらにカードポケットも大充実。見た目も使い勝手も兼ね備えた才色兼備なウォレットです。

アイテム5マルチヘルメットバッグ

Amazon.co.jp

耐久性&撥水性に優れる60/40クロスをメインに、ウレタンメッシュやカウレザー、ベロアなどさまざまな素材で切り替え表情豊かにデザイン。ミリタリー感の強いヘルメットバッグをこなれた雰囲気にアレンジしました。ハンドル部分の牛革はワックスと蝋をたっぷり含んでいて、使い込むほどに光沢が増していきます。なお、フロントポケットは脱着式なので用途に応じて使い分けましょう。

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エンダースキーマ(Hender Scheme)
スニーカー
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