宇宙でも活躍! ロマンあるスペースウォッチが欲しい

1961年の世界初の有人宇宙飛行以来、飛行士とともに宇宙空間に飛び出した時計も数知れず。人類最後のフロンティアに挑んだ腕時計の現行モデル・復刻モデルをご紹介します。

黒野 一刻

2015.08.13

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スピマスだけがスペースウォッチではありません

宇宙へ行った時計と言うと、『オメガ』のムーンウォッチ、スピードマスター プロフェッショナルを思い浮かべますが、実のところ、それだけに留まりません。たとえば、近々、日本人宇宙飛行士の油井さんが、国際宇宙ステーションのミッションに参加しますが、そこでの公式腕時計は、スイスの『フォルティス』の時計です。

さまざまな時計ブランドに実績あり

実際、『オメガ』を含めてさまざまなメーカーが計画に参与し、あるいは宇宙飛行士の時計に選ばれているのです。『ブライトリング』はマーキュリー計画の宇宙飛行士に愛用され、『ブローバ』は正確な音叉時計によりアメリカの宇宙開発計画に用いられています。『ジン』も地元ドイツの宇宙飛行士によって着用されました。

信頼のおけるメーカーの証

スピマスがNASAの公式時計に選ばれた際に「時計を壊すような検査に耐えた」と言われますが、打ち上げ時や帰還時の激しいGや宇宙空間での不測の事態に備えるため、宇宙に飛び出す時計の信頼性はきわめて高いものがあります。それを作る時計メーカーの技術力の証明であり、今日においても選ばれる価値ある時計なのです。

記念碑的時計とも言えるスペースウォッチの末裔『ブライトリング』ナビタイマー コスモノート

RIBERO

コスモノートは、アメリカのマーキュリー計画の宇宙飛行士スコット・カーペンターに愛用され、1962年5月の宇宙飛行の際に着用されました。時針が24時間表示であるため、昼夜を混同しないなどのメリットがある時計として人気がありました。このモデルは自社製ムーブCal.B02を登載した世界1962本の希少な限定モデルです。

アメリカ時計の宇宙計画への貢献を象徴『ブローバ アキュトロン2』ムーンビュー

THE WATCH SHOP

クォーツ以前に正確性を極めた音叉時計アキュトロン アストロノーツは、マーキュリー計画の宇宙飛行士ゴードン・クーパーが愛用し、1963年5月15日の宇宙飛行で着用されました。そのアストロノーツのテイストを復活させたのがムーンビューであり、NASAに協力した『ブローバ』宇宙計画への貢献をトリビュートしています。

プロフェッショナルだけではありません『オメガ』スピードマスター X-33 スカイウォーカー

JACK ROAD

NASAの公式時計として月着陸に帯同したプロフェッショナル以外の『オメガ』のスペースウォッチがこれです。欧州宇宙機関と共同開発された高機能クォーツモデルで、2014年の復刻版です。スピマスの面影を残しつつ、強靱なチタン製ケース&ブレスを採用し、未来的なデジアナモデルとして完成されています。

ドイツのハイミッションウォッチも宇宙へ『ジン』142.ST2

c-watch company

ハイミッションウォッチで高い評価を確立している『ジン』は、1985年のスペースラブ・ミッションで140.Sが、1992年のミール92計画で142.Sが、宇宙に滞在するドイツ人クルーに着用されました。センターに60分針を装備するクロノグラフで、その2本の流れを現在に継承する140シリーズの代表作が、142.ST2です。

筋金入りの現役スペースウォッチ『フォルティス』B-42 コスモノート クロノグラフ

JACK ROAD

1994年にロシアのユリ・ガガーリン宇宙飛行士訓練センターの公式ウォッチから発展したモデルで、2004年の国際宇宙ステーション(ISS)第10次ミッション以降、同ミッションの公式備品として採用され続けています。宇宙へのフライトを300回以上も経験し、総飛行距離は約51億kmにも達する筋金入りの時計です。

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