はじめてのキャンプで選びたい、春から秋まで長く使えるシュラフ

キャンプで快適な睡眠を得るためにシュラフ(寝袋)は必須。対応温度や形状など、利用シーンに合ったモノを選びましょう。基礎知識と初心者におすすめのメーカーをご紹介。

和田 義弥

2018.09.23

シュラフ(寝袋)選びの前に知りたい、基本の“き”

シュラフとは寝袋のこと。キャンプにおいて布団の代わりになるモノで、スリーピングバッグともいいます。等身大サイズの袋状になっていて、体全体を包みこむので保温性が高く、収納時はとてもコンパクトになるのが特徴。ファスナーを開けて広げれば、掛け布団としても使えます。中綿にはポリエステルなどの化学繊維やダウンが使われており、素材や分量、シュラフの形状によって快適に使用できる温度や収納性、寝心地などが異なります。

シェラフ選びで押さえたい3つのポイント

シュラフを選ぶ際に押さえるべきは「使用温度」、「形状」、「素材」の3点。最も重要なのは使用温度で、キャンプをする季節や場所の最低気温に対応したモノが前提です。形状や素材はその人のキャンプスタイルや求めるスペックによって左右されるでしょう。どんな使い方をするかよく考えて選びましょう。

▼ポイント1:利用シーンに合わせて見るべきは、快適使用温度

シュラフには、通常、快適使用温度や限界使用温度が表示されています。快適使用温度とは、多くの人が寒さを感じることなく快適に睡眠できる温度。春~秋の平地のキャンプであれば0~8度くらいが目安です。夏限定であれば10度以上でいいでしょう。

一方、限界使用温度というのは、その温度以下では危険が伴うことを示します。ですから、シュラフを選ぶときは快適使用温度を確認するのが基本。ただ、温度表記には統一された基準があるわけではなく、メーカーによって数値はさまざま。使用する人の体質によっても変わってきますので、あくまで目安と考えておきましょう。

▼ポイント2:マミー型と封筒型。選ぶポイントは保温性と寝心地

形状1マミー型

シュラフの形状は大別して、マミー型と封筒型があります。マミーというのはミイラ(mummy)のことで、その姿のように頭からすっぽりと体全体を包みこむ形状です。保温性と収納性に優れ、登山やツーリングでは通常マミー型が選ばれます。キャンプでも高い保温性を求める人にはおすすめです。

形状2封筒型

フィット感が高いマミー型ですが、寝返りを打ちにくく窮屈さを感じる人もいるでしょう。その点、写真の封筒型は布団に近い感覚で、キャンプ初心者にはこちらのほうが寝心地がいいかもしれません。ゆったりしているので小さな子供と2人で一緒に入ることもできます。

▼ポイント3:ダウンと化繊は必要なスペックを考えて選ぶ

シュラフの中綿に使用されている素材はダウンと化学繊維があります。ダウンの魅力は軽くて小さくなること。素材の品質にもよりますが、快適使用温度0度の場合でだいたい化学繊維の7割~半分以下の重さになります。ダウンの品質はフィルパワーという単位で示され、数値が高いほど高品質。わずかな量で高い保温力を発揮しますが、価格も高価になります。

化学繊維は水に強く、洗濯も容易なので、取り扱いやすいのがメリット。安価な点も手に取りやすい理由です。携帯性はダウンに劣りますが、車移動で十分な積載量があり、利用シーンに対応した保温力あれば化学繊維を選ぶのもいいでしょう。なお、封筒型の多くは化学繊維が使用されています。

はじめてならこのメーカーで。キャンプにおすすめのシュラフ7選

シュラフを選ぶときのポイントを押さえたら、次は気になるメーカーをチェック。キャンプデビューにおすすめの春・夏・秋の3シーズンを通して使えるシュラフを中心に紹介していきます。素材と形状と快適使用温度は欠かさず見てください!

アイテム1『モンベル』アルパインダウンハガー650 #3

コストパフォーマンスに優れた650フィルパワーの良質なダウンを使用。独自のストレッチシステムにより就寝中の無意識な体の動きにも生地が追随し、窮屈感のない寝心地を実現しています。快適使用温度は5度。

アイテム2『ナンガ』オーロラ300

表地に防水透湿素材を使用することで、水濡れに弱いダウンの弱点を克服。水の浸透を防ぎながら、汗や湿気は発散してくれるので寝心地を損ないません。快適使用温度は5度。修理費無料の永久保証もあり、安心して長く使い続けられます。

アイテム3『イスカ』エア 500SL

体の形態に合わせた3D構造により、保温性を損なわずに軽量化とゆとりある寝心地を得ることに成功。部分ごとにダウンの量を最適化し、保温効率を高めるなど細部の作りにまでこだわった逸品です。最低使用温度はマイナス6度。

アイテム4『ドイター』エクソスフィア2

高い防寒性能と軽さを両立したポリエステルファイバーを中綿に使用。湿気を吸収しにくく、濡れた場合でも保温性を損なわずに素早く乾くので、湿度の高い日本の気候にとても適しています。快適使用温度は8度。

アイテム5『コールマン』フリースイージーキャリースリーピングバッグ C0

インナーに暖かみのあるフリース生地を使い、快適使用温度0度以上という高い保温性を確保した封筒型シュラフ。幅84cm、長さ190cmの余裕があるサイズで、体の大きな人でもゆったりと寝られそうです。

アイテム6『ロゴス』丸洗いスランバーシュラフ・2

大型洗濯機で丸洗いできるので、頻繁にキャンプに行く人や子供がいて汚れやすいという人におすすめ。ファスナーで2枚のシュラフを連結することも可能。家族での使い勝手が良さそうです。適正使用温度は2度まで。

アイテム7『スノーピーク』セパレートシュラフ オフトンワイド [下限温度5度]

「日本の布団のような寝袋」をコンセプトに「掛け・敷き」にセパレートできるのが特徴。一体化させたり、足元だけを開けたり、状況に応じていろいろな使い方ができます。中綿には高機能保温素材アモノフォロファイバーを使用。快適使用温度は10度。

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