世界をガラリと変えるイサム・ノグチの作品に触れたい

彫刻や建築など、さまざまな分野で多くの作品を残した野口勇。彼が生み出したインテリアは、伝統とモダンの美しい融合体だ。なかでも、AKARIシリーズはあまりにも有名。

菊地 亮

2015.06.19

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イサム・ノグチとは

ソファクラブ

野口勇氏は、日本人の父とアメリカ人の母から生まれた日系2世の建築家。両国を行き来する彼の作品は、どこか東洋的な匂いを漂わせる作品が多く、日本でも北海道のモエレ沼公園や万博公園の噴水など数多く存在する。公園などのランドスケープも手掛け、数多くの作品を残している。

35年の歳月をかけ、200種類以上のアイテムを生み出したAKARIシリーズ

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足の組み合わせが独特なカフェテーブルや、昨年復刻されたノグチラダーコーヒーテーブルなど、インテリアの分野においても数多くの作品を残してきた野口勇。とりわけこのAKARIシリーズは、日本とアメリカにルーツをもつ、実に彼らしいコレクションといえるだろう。

AKARIシリーズとは

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1951年、竹ひごと美濃和紙で作られた提灯との出会いが同シリーズ誕生のきっかけに。彼はこちらを“光の彫刻”と称し、そのコレクション名は「太陽の光や月の光を住空間へ取り入れたい」との思いに由来している。日本の伝統を重んじながら現代的アプローチにより、さまざまなモデルを発表。その型数はゆうに200を超える。

Core Product1ペンダントライト

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AKARIコレクションの最も代表的な作品が吊り下げ式のこちら。伝統工芸品として知られる岐阜提灯にインスパイアされ製作した、彼のアイデンティティを凝縮したような作品で、今でも発表当時の形を守り熟練の職人たちの手で仕上げられている。シェードの中へ真張りを入れ、ランプソケットをつけるだけのシンプルな作りも◎。

Core Product2スタンドライト

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フロアライトからテーブルスタンドと、さまざまな空間で活躍する小型バージョン。持ち運びのしやすさを考慮し、細く軽いワイヤーや、支柱に竹を使ったものなど、様々なモデルをラインアップしている。ペンダントライト同様、こちらもシンプルな構造のため組み立ては簡単。今では、大半がLED電球対応型のエコアイテムに。

イサム・ノグチの類まれなる感性と遊び心が生んだ愛すべきシリーズたち

AKARIコレクションは、デザイン、使用する素材、アプローチ法、そして時代性などにより主に3種類のシリーズに分けることができる。そのシリーズを紐とけば、デザイナー本人のアート製作における姿勢や理念、その時の感覚などが読み取れる。おのおのの特徴を把握すれば、コレクションを選ぶ楽しさがより分かるはず。

Serie1Dシリーズ

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AKARIコレクションの発表当初のプロダクトといえば、上下に口輪がついたものや竹ひごを等間隔に配したものが一般的だった。その後、彼の自由な発想がさらなるコレクションの発展性を促す。竹ひごを不規則に巻いた手法はその典型で、デザイナー自身がシリーズ名を“でたらめ”と命名。それがこのDシリーズなのだ。

Serie2Nシリーズ

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骨組みを不規則にしたことでデザインにおける自由度がより広がり、AKARIシリーズにさまざまなフォルムのアイテムが誕生する。鏡餅型、茄子型などその振り幅は実に広く、どれもがユニークで驚きに満ちた形をしているが、それらを総じてNEWあかり=Nシリーズ。上記のペンダントライトなども、ちょうどこの頃に作られたもの。

Serie3Pシリーズ

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竹ひごと和紙を素材のベースとしてきた中、デザイナーによりまた新たな試みが成された。それが和紙のみで構成された照明。和紙を折りたたんだ際に浮きあがる、その独特な表情や陰影を魅せるために考案されたシリーズで、プレーンの頭文字をとり、Pシリーズとされている。その画期的な取り組みこそイサム・ノグチの真骨頂。

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イサム・ノグチ(Isamu Noguchi)
電化製品
ライト・照明
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