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グレーのチェスターコート7選&こなれ感あるコーディネート

袖を通せば瞬時に大人の香り。そんなアウターとしてチェスターコートはいい仕事をしてくれる。とりわけグレーの1着は汎用性がすこぶる高い。それをここで実証したい。

菊地 亮

2018.12.21

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鬼に金棒。グレーのチェスターコートの万能性に頼りたい

元来、グレーはオールマイティーなカラーとして広く知られる。ビジネスシーンではスーツのメインカラーとして知られ、グレーパーカーはいつも我々の休日をフォローしてくれるのがその証拠。自己主張を控え、どんなカラーやテイストとも協調する存在は、バランスを重視する大人にとって大いに重宝する色と言えるだろう。となれば、冬の時期にオン&オフで大人の威厳や色気を漂わせるチェスターコートとのコンビネーションは、まさに鬼に金棒。抜け感を作ることも、全体をシックに見せることも可能なこのアイテムの有用性を、ぜひとも活用したいところだ。

ソフトとクール。印象操作の決め手は“トーン”にアリ

グレーのチェスターコートの魅力として挙げられる万能性。その要因としては、やさしさとクールさという相反する印象を1着に内包している点にある。とはいえ、どちらかのイメージに振るというのが攻略方法としては有効だ。そのヒントはグレーのトーンにある。

柔らかな空気感の演出は“淡いグレー”に一任する

とかくシックで大人っぽいイメージをグレーに対して持っている人は多いかもしれない。しかし、ことペールトーンであれば柔らかな雰囲気を醸し出し、重くなりがちな秋冬のコーディネートに程良い抜け感をもたらしてくれる。

クールな一面は洗練された“ダークグレー”が適任

グレーはモノトーンの一種である。ただし黒ほどソリッドではなく、白より淡白でもない。中間色だからこその万能さがウリ。とりわけダークトーンのそれは、瞬時に洗練された趣を作り出し、よりモダンな印象を振りまくことができる。

こなれ感満載。グレーのチェスターコートで作るおしゃれコーデ例

これまで、グレーのチェスターコートの汎用性や魅力について触れてきた。ここでは、前項でも触れたソフトとクールの2軸をベースにその着こなしについて触れていこう。

▼ソフト派には:マイルドな色みとワイドシルエットが醸すやさしさがキー

素材感がもたらすやさしい印象はチェスターコートならでは。その特性を生かすスタイリングのカギを握るのは、マイルドなカラーとゆとりのあるシルエットだろう。ただし、アウターが濃厚なグレーでも合わせるアイテムによって大人の余裕を醸し出すことはできる。

ストリートの味付けで今風なミックス感を

品のあるアウターを、あえてルーズに着ることでこなれた印象を与えた好サンプル。インナーには大きめなパーカーを採用してカジュアルダウン。ボトムスも今どきなワイドシルエットを取り入れ、足元のスケートシューズとのコンビによりストリートの要素をプラスしている。ルーズな雰囲気になり過ぎないよう、黒で統一させた点も高評価。

ソリッド感を淡色アウターとコクーンシルエットで抜く

ハイネックのインナーをボトムスにタックイン。先鋭的な着こなしに、トーンを控えた色使いが相まってがぜんモードな空気が漂う。しかし、アウターには淡色系を選ぶことでモード特有のソリッド感を中和。肩が落ち気味のシルエットやボトムスのキャロットシルエットで浮かび上がるコクーンシルエットによって、柔らかい印象に仕上げている。

アイビー目線の装いが全体を品良くマイルドに見せる

アウターはダークトーンであるものの、ウインドウペン柄やビッグカラーから適度なカジュアルさが見て取れる。そのテイストに倣い、ベースの着こなしもライトグレーのニットにシャツ、そしてベーシックなベージュチノを採用。アイビールックのようなアイテムチョイスにより、全体が程良くやさしい表情に。

▼クール派には:シャープかつ色数を抑えた着こなしで大人っぽく

アウター特有の大人っぽさを演出するなら、全体を野暮ったく見せることなくどれだけスマートに着こなせるかが重要。その点は、スリムシルエットを意識しつつ、色数を2色以内にとどめることで難なくクリアできる。

クールさとスマートさを促すMIX感がポイント

シックなチェスターコートに、気品が漂うモックネックのインナーを軸としたワントーンスタイル。これだけでも大人っぽい着こなしになるが、巧妙なのは新鮮さを生むボトムスのチョイス。アクティブなリブパンツをはきながら、上下とのイメージギャップを図ることで気取りのないスタイルを演じている。

コートの身幅を意識したIラインシルエット

美しいシルエットのチェスターコートは、見た目のきれいさを生むだけでなく全身のシルエットの調整役としても機能する。ここで選んだボトムスは、若干のゆとりがありながら美脚なラインを描く黒のスラックス。かっちりしそうな見た目を適度にいなす、インナーの柄使いやパテントのシューズも、黒ベースのため違和感は皆無だ。

全体をダークトーンで仕上げるのが近道

チェスターコートをクールに着こなす最短ルートは、極力色数を減らしダークトーンで仕上げること。このコーデではアウターにダークグレーを選び、ボトムスもシューズもブラック系のアイテムを採用している。ただしそれだけではやや重たい印象が否めない。そこで、アメカジテイストを採用。オンブレチェックシャツを取り入れることでカジュアルさを加えている。

今シーズン狙い目、グレーのチェスターコート7選

グレーのチェスターコートがどれだけ大人にうれしいアウターかはこれまでの着こなしからわかっていただけただろう。では、実際にはどんなアイテムを選ぶべきなのだろうか。保温性も重要だし上質感も欲しい、トレンド感だって欠かせない。そんな要望を満たす1着をここにピックアップした。

アイテム1『ジャーナルスタンダード』ビーバーチェスター

上品な微光沢を放つオーストラリア産のウルトラファインメリノウールを使用した1着は、時代を選ばないオーセンティックなデザイン性が好印象。適度な細身シルエットに仕上げられていて、カジュアルシーンではもちろん、オンビジネスでも問題なく着用できる。程良く存在感のある肉厚生地でありながら、肌触り滑らかで着心地は快適そのもの。

アイテム2『シップス ジェットブルー』グレンチェックチェスターコート

トラッドなグレンチェック柄が大人のムードを盛り上げるこちら。柄の輪郭をあえてぼかしてあるので、グレンチェックの主張が適度に抑えられており着こなしやすい仕上がりに。裏地には温度調整機能のある特殊素材「アウトラスト」が採用されていて、防寒性の高い1着となっている。

アイテム3『ナンバーナイン』カットオフチェスターコート

起毛感のあるストレッチメルトン素材を用いたチェスターコートは、しっかりと厚手の生地感で高い保温性を実現。適度にゆとりを持たせつつもシャープさを犠牲にしない絶妙なバランス感はさすがのひと言。袖口や裾をカットオフ仕様にすることでカッチリし過ぎない適度な抜け感も確保した。

アイテム4『マッキントッシュフィロソフィー』スタンホープ

スーパー120’Sの繊細なウールを使用したショートビーバー素材。その裏には、蓄熱や透湿防水、防風などの機能を備えたシルバーフィルムを圧着し、適度なハリ感を作った。幅広なラペルや低めのゴージラインがクラシックな面持ち。

アイテム5『ビームス』フリースチェスターコート

一見するとベーシックなウールチェスターコートだが、実は毛足を短く揃えたフリース素材。スーツのうえにも着られる上質感のあるルックスをキープしながらも、ポリエステルをベースにした生地構成でストレスフリーの軽やかな着用感を約束してくれる。

アイテム6『アーバンリサーチ』カシミヤ チェスターコート

人気セレクトショップ「アーバンリサーチ」よりシックな印象を持つチャコールグレーのチェスターコート。上質なウールカシミヤをぜいたくに起用したクラス感のある仕上がり。ゆったりとジャケットを着られる懐の深さがありながら、シェイプさせた美しいシルエットも魅力。

アイテム7『オールセインツ』チェスターコート

レザージャケットでよく知られる同ブランドだが、チェスターコートも見逃せない。無駄をそぎ落としたシンプルなルックスは、オン・オフを問わず自由に着回せる。スーパーソフトウールにより仕上げられているためタッチもすこぶる気持ち良い。

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コート
チェスターコート
冬の着こなし・コーデ
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