おしゃれな大人にハマる英国靴。チーニーの魅力とおすすめモデル

英国伝統のグッドイヤーウェルト製法でていねいにつくられていながら、コスパが高いと支持される『チーニー』。歴史からおすすめモデルまで、人気の理由をひも解きます。

近間 恭子

2017.08.25

『チーニー』とは?

英国靴の産地としても有名なノーサンプトンで1886年に設立。デビュー当時は『チャーチ』のセカンド的な位置付けでしたが、2009年の独立後は独自路線を貫くように。英国ブランドらしい堅ろうなつくりはそのままに、時代に即したエッセンスを取り入れる名手となっています。また、別注にも柔軟に対応し、日本の有名セレクトショップもこぞってオーダー。伝統靴に新しい感覚を吹き込むメーカーとして、世界中から注目されているのです。

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『チーニー』の魅力とは?

レザーのカッティングから最後の磨きをかけて箱に詰めるまで、自社工場で160工程を8週間もの時間をかけて完成。そんな細部までとことんこだわったていねいなつくりでいて、コスパが高いというのが『チーニー』最大のウリだと思います。そしてグッドイヤーウェルト製法を採用しているため、履き込むほどに足になじんで履きやすくなるというのも忘れてならない魅力。

『チーニー』といえばブランドの魅力が詰まったラスト(木型)

『チーニー』には、代表的なラストが存在しています。なかでも創立年を冠した「1886」は、英国の伝統的な丸みのあるラウンドトゥとややゆとりのあるボールジョイントで、幅広な日本人の足になじみやすいと支持されています。さらに日本展開としては最も古い「4436」、英国軍に供給していたこともある「12508」、創業125周年に新開発した「125」も有名。

『チーニー』の定番モデル

名作モデルが豊富な『チーニー』。まずは定番モデルからチェック! 長い歴史で培われた見た目の美しさやクオリティーの高さはもちろん、どちらも人気のラストを使用しているため履き心地にも優れています。

『チーニー』で一番の人気を誇り、かつ定番のストレートチップシューズ。『アルフレッド』に採用しているラスト「125」は、日本人を含めた現代人の足を考え抜いてつくられています。細身のフィットと小ぶりのヒール部分が特徴で、これが現代人の足に合う秘密。スマートながらも丸みのあるトゥで、クラシック感を残しているのもポイント。

クラシックで品のある見た目とは裏腹に、アウトソールには100年以上の歴史があるダイナイトソール。グリップ力が高くて滑りにくく、雨の日にも強いというのが魅力です。また、側面から凹凸が見えないので、ビジネスでも問題なく使用可能。

シャープなシルエットながらもクラシック感があるのは、この丸みのあるトゥのおかげ。また、ストレートチップをはじめ、アッパーに施されたステッチの繊細も目を引きます。こんな細部にも熟練職人のていねいな仕事ぶりが伺えますね。

『チーニー』のカジュアルラインであるカントリーコレクション。その代表モデルが、トラディショナルな外羽根キャップトゥの「ケンゴン」です。英国軍にも供給していたこともある「4436」は、現行品番で最も歴史があるラスト。武骨ながらも愛敬のある面構えが魅力です。

厚さ1cmほどもあるダブルソールによって、ボリューム感あるアッパーながらもバランスのいい仕上がりに。さらに悪路をものともしないコマンドソールというのも、好バランスへと導いている理由の1つ。

表情豊かなレザーのシボ感が、「ケンゴン」ならではの武骨なフォルムに絶妙にマッチ。このレザーは傷が目立ちにくいので、細かなことを気にせずガシガシと履くことができます。独特なステッチワークも見逃せないポイント。

定番以外にも名作ぞろい。人気モデルを紹介

定番以外にも、名作モデルが数多くラインアップしている『チーニー』。ここでピックアップしたモデルは、どれもクラシックなルックスでいて堅ろうなつくりになっているので、チェック必須ですよ!

『チーニー』のなかではロングノーズのラスト「11028」を使用しているので、パッチドキャップトゥながらもすっきりとした見た目に仕上がっています。それでいてウィズはやや幅広で、甲の幅が広い日本人の足にもマッチ。

長年培われた伝統と現代を絶妙に融合させた人気ラスト「125」を用いたフルブローグモデル「アーサー」。フルブローグはカジュアルになりがちですが、こちらは細身のフィットなのでビジネススタイルとの相性も抜群です。

シティーコレクションのなかで最もシックなストレートチップモデルである「ライム」。ボールジョイントが広くて甲も高めに設定しているので、スマートなルックスながらも快適な履き心地が楽しめます。ラスト「11028」を採用。

雨の日でも滑りにくいダイナイトソールを採用したチャッカタイプのシューズ。ライニングからアウトソールまでをすべてブラックで統一することで、クラシックな顔つきながらもどこかモードな雰囲気も与えます。ラストは定番の「1886」。

ラウンドトゥながらも適度にノーズの長いラスト「11028」を用いているので、オーセンティックなルックスながらもスタイリッシュな印象を与えます。スーツからカジュアルスタイルまで幅広いコーディネートにマッチしますよ。

表情豊かなグレインカーフで、より武骨な印象に仕上げた「イェルバートフト」。ダブルソール仕様のアウトソールによって耐久性を高め、さらには見た目のボリューム感も引き出しています。360°出し縫いをかけたグッドイヤーウェルト製法を採用。

ローファーのラスト「5203」よりも細身の「214」を用いたタッセルローファー。U字ステッチ部分のレザーの立ち上がりが少なく、『チーニー』ならではのしなやかさを感じさせます。通気性が高くて返りもいいシングルレザーソール製。

やや丸みがありながらも上品なシャープさもあるコインローファー。『チーニー』のローファー専用ラスト「5203」は、英国らしいクラシック感を残した定番ラストの1つです。クセのないベーシックなデザインは汎用性も抜群。

カントリーコレクションの1つである「エイボン」は、トラディショナルな外羽根フルブローグモデル。荒々しい雰囲気もありつつフォルムのバランスがよく、存在感あるブローブや独特な表情を放つレザーのシボ感など、まさに“カントリー”を感じる1足に仕上がっています。

「ハドソン」同様のラスト「5203」を使っていながら、表情豊かなグレインレザーを採用することでラフな見た目に。滑りにくくて雨の日に強いダイナイトソールも、その荒っぽさをアップさせるのにひと役買っています。

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