どこまでOK? オフィスカジュアル5つのルール

業種にもよりますが、もはやスーツどころかジャケパンすら不要というドレスコードが登場しています。では、オフォスカジュアルはどこまで許されるのでしょうか。

池田 やすゆき

2018.10.30

オフィスカジュアルはどこまで許される?

最近は終日オフィスで過ごす職種が増えたこともあり、ノータイ奨励、カジュアル推奨などがされ、ビジネススタイルは際限なく普段着に近くなってきています。しかし、ときには客先へ足を運んだり初対面のお客様に会うこともあるだけに、相手に不快感を与えない程度のドレスコードは押さえておきたいものです。では、どこまでのスタイルなら許されるのでしょうか。今回は現代のオフィスカジュアルとして、社会人として納得のいくビズコーデを考えてみました。

ビジネスカジュアルとはどう違う?

ビジネスカジュアルはスーツに準じたカジュアルスタイル。ということで、単品ジャケットにクリース入りのパンツを合わせ、シャツは襟付き、ときにはネクタイもしますが、アンコンジャケットをラフに羽織るような着方を言います。クリエイティブな職種で見られる、スーツをTシャツで着流すようなスタイルもビジネスカジュアルと言っていいかもしれません。オフィスカジュアルは基本的に内勤メインですが、学生時代とは違う礼節あるスタイルを心掛けたいところです。

オフィスカジュアルに使える5つのアイテムとは?

では実際に、オフィスカジュアルに使える大人のアイテムとはなにか、1つずつご紹介します。突飛なものではなく、意外と皆さんがワードローブにお持ちのアイテムだったりするのでご安心を。

アイテム1“ジャケット”はニット素材のテーラード型

昨今、いわゆるラペル付きのテーラード型で、素材がニットになったジャケットがさまざまなブランドから出されています。かつてはニットの編み目の減らし方が難しく、テーラード型は敬遠され価格も高価でした。ですが、技術革新によって機械で編めるようになり、しかも襟元からラペルの折返しまでを滑らかな曲線で編み上げることもできるようになりました。ストレッチ混やジャージー素材なども軽快ですが、ほっこり温かいニットジャケットなら、秋冬の出勤に使えるはずです。

アイテム2 “インナー”にはモックネックやタートルネックもあり

ビジネスシーンでは襟付きのシャツというのが鉄板でしたが、最近ではきちんとジャケットを羽織っていれば、インナーはTシャツやクルーネックニットでもOKという風潮です(もちろん職種によりますが)。ならば、タートルネックやモックネックなどのニットは見た目が上品ですし、秋冬は温かいのでおすすめです。素肌にVネック1枚だと艶やかな印象になってしまうので、ビジネスの場においてニットはタートルまたはクルーネックに限るんです。

アイテム3OLの定番アンサンブル、カーディガン+ニットはビジネスマンにも◎

今季はクルーネックニットに、同じニットのカーディガンを重ねるアンサンブルスタイルをレコメンドしているブランドが登場しています。ジャケット代わりのカーディガンは内勤のオフィスで浸透していると思われますが、皆さんインはシャツということが多いはず。これをクルーネックのニットに替えるだけなら簡単ですよね。メンズではまだセットで販売されているところは少ないですが、たとえ色やブランドが違っても、ニット・オン・ニット感覚で自由に重ねれば上品な印象で着こなせます。

アイテム4“パンツ”は9分丈。ジーンズなら濃色のインディゴブルーで

内勤ならフルレングスのクリース入りスラックスにこだわる必要はありません。かといってチノパンやカーゴパンツなど、ワーク系のボトムスはエレガントさに欠けるので、ここは避けたほうが無難でしょう。ではデニムはどうでしょうか? ダメージのきつい、洗いの効いたデニム地はオフィスカジュアルには不向きなことはご理解いただけると思いますが、色落ちの少ないインディゴブルーのジーンズなら上品にはくことができるので、トライする価値はあるでしょう。

アイテム5“シューズ”はシンブルスニーカーで通勤も快適に

震災や台風などの影響もあって、通勤靴においても誰もが実用性を求めるようになりました。オフィスカジュアルなら快適なスニーカー通勤ができるとはいえ、流行りのダッドスニーカーなどでは、ビジネススタイルとしてエレガントさが足りませんので、ここはシンプル系のスニーカーをおすすめします。オールスターやスペルガなどのキャンバス系、あるいはジャーマントレーナーなどのレザースニーカーなら、シンプルで上品なスタイリングが構築できます。

おしゃれ賢人に見るオフィスカジュアルの参考になる着こなし5選

大人のカジュアルスタイルサンプルのなかから、オフィスカジュアルに適したスタイリングをピックアップしてみました。シンプルで好印象、そしてちゃんとしゃれ感もあるので、参考にしたいポイントがたくさんあります。

着こなし1ニットジャケットならタイドアップもOK

いつものネイビージャケットの代わりにニットジャケット。たったそれだけで、窮屈さは半減! ラペルドデザインになっているので上品なルックスですし、タイを結んでVゾーンコーデを楽しむこともできます。いつものビジネススタイルの気分はそのままに、着心地はニットカーディガンを羽織っているような感覚で、デスクワークも快適です。

着こなし2ニット・オン・ニットが上品さを醸すポイント

クルーネックニット1枚だと、なんだか物足りませんが、同素材のニットカーディガンを重ねれば、きちんとした印象を醸し出せるのでオフィスでも違和感はありません。セットで売られていることもありますが、似たような素材で合わせてみたり、いっそ別ブランドで合わせてもOK。インがTシャツなどカットソーではなくニットというところが、大人の品格をアピールできるポイントです。

着こなし3タートルネック×ジャケットはウォームビズにも最適です

シャツの代わりにタートルネックをジャケットに合わせるスタイルは大人カジュアルの基本。上品な印象なので、ビジネススタイルに気軽に取り入れられ、これからの季節ならウォームビズとしてもおすすめです。昨シーズンあたりから注目されているモックネックも使えますし、インにシャツを着て襟羽根を立てて、タートルから剣先を覗かせる、という小技もイタリア男っぽいテクニックです。

着こなし4オフィス対応を可能にするジーンズコーデの好サンプル

オフィスカジュアルとビジネスカジュアルを区分するアイテムの1つであるジーンズ。一概に「ジーンズNG」とするオフィスでも、濃色のインディゴジーンズをくるぶし丈できれいにはいて、ジャケットを羽織ればOKだったりするのでは? こういうふうに上手に着こなせる人がいないので「ジーンズ=ラフなスタイル」と連想してしまう人がいるだけかもしれませんね。シャツの裾出しは職種に応じてご判断を。

着こなし5オフィスのスニーカーはベーシック&シンプルな定番を

スーツをTシャツで着流しながら、足元は『コンバース』のオールスター。オフィスカジュアルに、なんら問題ない品格を備えたスタイリングです。春夏はともかく、秋冬ならばソックスもマストでしょう。そんなとき、あまりに派手なソックスだと遊び心が出過ぎます。シンプルな無地で、透けない素材を選びましょう。いまどきカジュアルの定番なら、白ソックスがいいと思います。

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