ファッションライターが“見た目”優先で選ぶ腕時計15

歴史、技術、ブランドとしての“格”は、大人が腕時計を選ぶ重要項目。ただ“ファッション小物”としての認識も高まっている今、あえて見た目優先で選ぶのも有効な手段だ。

菊地 亮

2017.01.01

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大人らしく、センス良く。腕時計は見た目で選んだっていい

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昨今では、各ブランドの切磋琢磨により技術力が向上。時間を知るうえでそれぞれに大きな差を感じられなくなってきた。となれば、オン、オフで使い分けてきた背景もあることから、見た目重視で選ぶのも決して悪いアプローチではない。むしろ、個性を発揮するうえで効果的な方法といえるだろう。とはいえ、大人が身につけるアイテムであれば、相応の配慮も必要だ。そこで、大きく3つの視点から選びのコツを提案していきたい。

“見た目”といっても、人それぞれ。ファッションライターが選ぶ視点とは?

メカ好きな人もいれば、クラシックな表情にほれ込んでいる人もいるだろう。デザイン的嗜好はまさに十人十色だが、選びに自信の持てない人は、次の3点を考慮しながら選べば、大ケガはしないはず。ぜひとも参考にされたし。

視点1オン、オフどちらも通用するシンプルなものを

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シーンによって、あるいはスタイリングに合わせて付け替えるのも1つの手だが、コスト面を考慮するならオールマイティーな一本が何かと重宝する。たとえば、インテリアを選ぶかのようにミニマルな美しさを体現した北欧デザインのようなシンプルな腕時計。これなら、ビジネスの場からオフシーンまで難なくフォローしてくれる。

視点2別ジャンルからの視点で作った腕時計

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腕時計専門ブランドの、これまでに培ってきた経験、歴史などを踏まえたデザインは魅力的だ。ただ、他ジャンルのブランドが手がけた腕時計も、ときに新鮮で思いがけない発見にも出会える。洋服や、バッグ、アクセサリーを専門にコレクションを展開するブランドはそのいい例。既成概念にとらわれない自由なアプローチを堪能したい。

視点3ふたつのアイデンティティーが融合したオンリーワン

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時計専業ブランドの歴史ある定番モデルでも、ちょっとしたスパイスを加えることで見え方が劇的に変わる。その化学変化こそショップとのコラボアイテムの利点。長い時を超え語り継がれてきた名作と、今の時代感を的確に捉えるセレクトショップやファッションブランドの審美眼。それぞれの良さの融合体を選択肢の1つに加えたい。

見た目で厳選。ライターのセレクト条件を満たす腕時計15選

見た目を第一優先事項とした場合、大人が手にすべき腕時計とは何か。上記の条件を踏まえながら、多くのアイテムに触れてきたファッションライターの目線で選んだ一本をご紹介。

『コモノ』

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レトロとフューチャリスティック、メンズとウィメンズ、あらゆる垣根を取り払った、自由でハッピーなデザインが目を引くベルギーブランド、『コモノ』。こちらのウィンストンロイヤルは、ロイヤルシリーズの中でもベストセラーを記録した一本で、4時位置にネイムを入れるなど、適度な遊び心がおしゃれニスタの心をくすぐる。

『ダニエル ウェリントン』

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2011年に登場したスウェーデン発のウォッチブランドは、今や男女を問わず多くの大人の心をつかんでいる。バーインデックスのみのシンプルな構造のクラシックシェフィールドはスタイルを選ばず、ときとともに見た目が風化することもない。38㎜の適度にコンパクトなケースは、シャツのカフ内にもすっぽり収まるため何かと重宝しそうだ。

『スカーゲン』

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機能的で長く愛せるビジュアルが特徴のスカンジナビアデザイン。デンマークを代表するウォッチブランドの『スカーゲン』のアイテムは、それを端的に物語っている。デンマーク語で“港”を意味するこちらのモデル・ハーゲンは、デンマークの冬をホワイトとブルーで表現したもの。純白の中に浮かぶブルーのインデックスも視認性を高める要因に。

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北欧デザインが集約。スカーゲンの腕時計が気になる

『ニクソン』

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スポーティなイメージが強い『ニクソン』だが、こちらのタイムテラーはユニセックス型のエントリーモデルとしてデビューしたスマートな一本。洗練さの中にもどこかレトロな雰囲気を醸し出すケースは、同社のデザイン哲学を明確に表現する最重要モデルとしても知られ、活用の自由もしっかり確約してくれる。

『ポールスミス』

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『ポールスミス』は、トラディショナルな英国ファッションに前衛的な要素を盛り込んだブランドとして世界中に知られているブランド。その意志は腕時計にもしっかりと落とし込まれている。定番モデルがこのクローズドアイ。ヴァーティカルストライプとホリゾンタルヘアラインが交差する文字盤は象徴的ディテール。

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デザイナーの遊び心が見え隠れするポールスミスの腕時計

『ディーゼル』

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『ディーゼル』を知る多くの大人は、まずジーンズを想像するかもしれない。ただ、ものづくりにおけるこだわりは腕時計を見てもよくわかる。斬新なルックスで人気のマスターチーフはその代表作。立体的なレイヤードダイヤルは、戦闘機に配備された計器からインスパイアされたもの。尾翼に見えるリューズのガードパーツも独特だ。

『アニエスベー』

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おそらく多くの大人が袖を通してきたであろう『アニエスベー』のアイテム。バスクシャツは最たる例に挙げられるかもしれない。その同社が展開する腕時計は、デザイナー自らが記したアラビア数字が見た目にも楽しい。また、日本が世界に誇るウォッチブランド、『セイコー』のムーブメントを使用しているLM02は、機能性も十分。

『マーク バイ マークジェイコブス』

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NY出身で2014年まで『ルイ ヴィトン』のデザインも務めたマーク・ジェイコブス氏が手がけるブランド、『マークジェイコブス』。こちらはそのセカンドラインで(2015年に一本化)、多彩なデザインバッグはあまりにも有名だ。その洗練さとユニークさは腕時計からも感じられる。こちらは有名なベイカーシリーズで、インデックス部分に施された文字が印象的。

『ジャムホームメイド』

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シルバーアクセの国内リーディングブランドとして知られる『ジャムホームメイド』。同社がリリースするこちらの腕時計・ジャムダイアモンドウォッチタイプCは、アクセらしいエレガントさを備えながら腕時計の利便性も兼ね備えた才色兼備な一本。クロノグラフのスポーティなルックスも今どきで、名前に由来するブラックダイヤを今作では竜頭にセットしている。

『カバンドズッカ』

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着る人、見る人それぞれが心地よさを感じ、日常着へ適度なスパイスとなる『カバンドズッカ』のコレクション。同社の腕時計の名作からもそのコンセプトは伝わるはずだ。こちらのスマイルは、デイト表示を通常のラウンド型ではなく三日月型にし、まるで笑っているかのような表情に仕上げた。この遊び心が大人にうれしい。

『Gショック』×『ミハラヤスヒロ』

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『Gショック』の原点を今に伝える5600シリーズ。そこへ、『ミハラヤスヒロ』お得意のミリタリー感を落とし込んだスペシャルモデルがこちら。ベゼル部分やロゴまでカーキで染め上げ、90年代のモデルによく見られたワイヤーガードを装着。ELライトをつければ、『ミハラヤスヒロ』の爆発ロゴが現れる。

『ハミルトン フォー ビームス』

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カーキパイロットパイオニアクロノといえば、『ハミルトン』史に名を残す名盤の1つ。それをベースに、ビームスの40周年を記念したスペシャルウォッチがこのアイテム。ベースカラーにネイビーを使い、秒針やバーインデックス、さらにはアラビア数字の8時(40分)位置はビームスカラーのオレンジに。

『アウトオブオーダー』×『ヒステリックグラマー』

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『アウトオブオーダー』は、有名ブランドの腕時計も手がけるインポルタイム社とデザイナーのリカルド・トリッシ氏が2013年にスタートさせた共同プロジェクト。職人たちによるアンティーク加工入りウォッチで世界中から脚光を浴びている。こちらは、定番モデルのボッティチェリをベースに、両ブランドのアイコンを文字盤へあしらった作品。

『シチズン』×『トゥモローランド』

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『シチズン』が世界に誇る、電池交換不要でほぼ永遠に動き続ける光発電エコドライブを搭載したエコドライブアーチクロノ。独自素材のスーパーチタニムを採用しているため、ステンレスより40%も軽く作られている。そんな『シチズン』の名作へオファー。幅広いコーディネートにハマるブラック仕様に変更している。

合わせて読みたい:
腕時計の技術革新を担う、シチズンの実力と人気モデルをおさらい

『テンデンス』×『マーク&ロナー』

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大きな反響を呼んだ人気ブランドのコラボレーション。こちらのTG152003は、その第2弾で1作目同様ベースはツヤ感のあるサイドの表情が印象的な『テンデンス』のスリムシリーズ。ただ、前作のカモフラ柄とは一線を画すブラックとシルバーのクールな表情が大人っぽさを華麗に演出。ほか、スイスメイドモデルもラインアップ。

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