安価なアイテムでも大人コーデにまとまる5つの秘訣

かけた金額とファッション性は比例するかというと、決してそうとは言い切れない。たとえリーズナブルなアイテムだとしても、ポイントを押さえれば見た目もがぜん見違える。

菊地 亮

2016.10.20

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お金に頼らずともおしゃれに見せる手段とは?

質の高い物はそれなりに対価がかかり、身につけることで格も上がる。それは誰もが先刻承知。ただし「先立つものがない」、と諦めるのは時期尚早だ。

たとえ大掛かりな先行投資をしなくとも、合わせ方次第では周りに一目置かれる姿を披露できる。その効果的手段を5つに絞ってレクチャー。参考になるおしゃれな大人の着こなしとともに紹介する。

手段1“きれいめアイテムの1点投入”で見栄えも劇的に変わる

リラックスした着こなしの中に取り入れるちょっとした緊張感は、コーディネートを適度に引き締め、大人としての面目を保ってくれる。たとえば、ジャケットやスラックス。周囲の好印象を生む容姿端麗なアイテムを、1点組み込むだけでコーディネートに特有の上質さが加わり、スタイルレベルをワンランク高めてくれる。

WEAR

パーカーにTシャツ、そしてスニーカーといった面々は、ラフな休日着としてもはや定番。のびのび着られる利点はあるものの、おしゃれさを打ち出しにくいのが難点だ。それをすべて解決してくれたのが、ストライプの入った美形スラックス。

WEAR

アメカジスタイルの定番アイテムとして知られるチェックシャツ。それゆえの安定感は心強いが、マンネリをどういなすかがこなれた着こなしを作る課題だ。ただ、グレースラックスとローファーのコンビなら万事解決できる。

WEAR

白のカットソーに独特な色落ち加工を施したジーンズとくれば、開放的な空気が生まれるのは必然。それでも、グレンチェックのシックなグレージャケットを羽織るだけで、大人としての威厳は保たれスマートさが生まれる。

WEAR

ラフなスウェットシャツに、ボトムスはシワ加工が加えられアグレッシブな丈感も印象的なブラックウォッチの一本。それらを一手に引き締めたジャケットの採用がキモ。フロントラインに入れた赤の仕掛けも新鮮だ。

WEAR

もはや定番へと格上げした感のあるリブパン。その着こなしで大切なのは、持ち前の楽さにかまけてダラッと見せないこと。その点、アウターにジャケットを、足元に革靴を選べば否応なく品行方正に見せられる。

手段2“シブ色”をたくみに取り入れて味わい深い大人を演じる

アースカラーは秋冬の主軸色としてもうお馴染み。特に、今シーズンはトレンドカラーとして幅をきかせている。着目したいのは、おのずと漂う特有のシブさ。ブラウンやオリーブなどを取り込むだけで、コーディネートがシックな趣へガラリと変化する。その色彩効果は、大人っぽさを表現するうえでぜひとも活用したいところ。

WEAR

ボトムスに定番のベージュチノを選択したジャケパンスタイル。ブラウンを中心に組んだことで、ブリティッシュトラッド風のクラシカルな印象に。それにより、大人が放つ味わい深さも自然に表現することができる。

WEAR

アースカラーの統一に、ニットやコーデュロイといったほっこり生地も相まってグッとオータム感を漂わせたスタイリング。その効果は季節感だけにとどまらず、人生経験からしか得られなかったシブさまでアピールできる。

WEAR

ニットとスラックスのコンサバティブな着こなし。シンプルゆえの平凡感をいなし、シブみのあるビジュアルへと表現できたのは、全体をブラウン系で統一したため。足元のポストマンシューズもその空気感を助長している。

WEAR

カーキのボアジャケットに、グレーのボトムスを組ませた円熟味のある着こなし。くすみのあるアースカラーを中心に組んだことでアダルティーな見た目を作り上げている。インナーのグリーンニットも効果的な差し色に。

WEAR

キルティング地のノーカラーブルゾンに慣れ親しんだベージュのチノパンをマッチアップ。牧歌的な印象の強い着合わせを、クリーンに見せているのがオフホワイトのタートルニット。上品さと素朴さのバランスが絶妙だ。

手段3いつもの普段着も“モノトーン”であれば即クールに

シャープさを際立たせるブラック、シックさを漂わせるグレー、清潔感が好印象を生むホワイト。モノトーンは、最先端のコレクションブランドも率先して使うカラーカテゴリであることからモード感を打ち出しやすい。それだけに、いつも身につけているアイテムでも、より洗練された雰囲気を生み出すことができる。

WEAR

ロング丈にした異色のマウンテンパーカーをベースに、全体をブラック×ホワイトに限定してメイキング。山アイテムを投入してもなお街へと馴染むのは、洗練された配色によるもの。インナーのすがすがしいニット差しもナイス。

WEAR

パーカーとコットンパンツ、そして足元はスニーカーと、このうえないシンプルコーディネート。それをブラック中心にアイテムを選んだことで脱・普通を実践。ウエストラインからのぞかせたインナーの白も好アクセントに。

WEAR

MA-1を軸としたミリタリースタイル。いつもなら特有の無骨感が顔をのぞかせそうなところだが、モノトーン仕立てにしたことでモダンに見える。上下でシルエットにメリハリをつけたところも今っぽさを助長するキーに。

WEAR

ニットとコーデュロイといった秋冬の代表的ほっこり素材を存分に活用。全体をワイドシルエットでまとめているため、やや野暮ったく見えそうだがモノトーンで料理したことによりコンテンポラリーな印象に仕上げられる。

WEAR

アウターにテーラードジャケットを取り入れたジャケパン系。全体をブラックでまとめながらシャープな雰囲気に仕上げている。その中にあって、足元に白のスニーカーを加えながら軽快感をさり気なく演出した点も高評価。

手段4“セットアップ風”に装って品行方正な空気を漂わせる

ここ最近人気のアイテムといえばセットアップ。今ではさまざまなタイプがちまたをにぎわせているが、代表格にスーツを上げる人は少なくないはず。それもあってか、セットアップアイテムはどこかシュッとした印象を抱く。ネイビー、グレー、ブラックといったビズシーンでお馴染みの色ならなおさら。そのイメージを利用しない手はない。

WEAR

ジーンズと白Tはメンズカジュアルの王道。とはいえ、シンプルだけに一歩間違えれば“手抜き”感が出かねないところをジャケットでフォロー。濃厚ジーンズとトーンをシンクロさせたことでよりりりしく見える。

WEAR

適度な色落ちが見られるデニムシャツに、数シーズン前から市民権を得ているリブパン。ともにラフなアイテムだが、ボトムスの色を拾った黒のテーラードジャケットでセットアップ風を装えば、全体がキリッとする。

WEAR

インナーのシャツは今どきなノーカラータイプで、ボトムスはイージーパンツ。下手をすれば抜き過ぎに見られがちなコンビも、ボトムスとトーンを合わせたジャケットを羽織ったことでドレスライクな空気を醸し出せる。

WEAR

プルオーバーのカットソーとラフなコットンパンツでリラックス。それだけならいつものカジュアルスタイルと大差はないが、同色のジャケットを着込むことで引き締まる。ネイビーのワントーンで仕上げた点もいい。

WEAR

合わせたアイテムはワークジャケットにワークパンツ。一気に粗野感や男らしさといったイメージが先行しそうなチョイスのところを、双方カーキの同色にしたことですっきりとした印象に。インナーの抜け感も申し分ない。

手段5“上品な小物”を加えるだけでシュッとする

小物使いは、着こなしのレベルを高めるうえで非常に有効な手段。その選びによって印象も変わってくる。大人の面目を保ちたいならば、やはり品のある小物は当然選ぶべき。おすすめはフェルト地のハットだ。顔周りの小物だけにイメージを伝えやすく、素材特有のやさしさと気品はいつものコーディネートの格上げに役立ってくれる。

WEAR

昨今から継続して人気のミリタリースタイル。男らしさを打ち出すには格好だが、都市へなじませるとなれば、それを適度に和らげる必要がある。そこでハットやニットを加えることで、すんなり都会的ないでたちに。

WEAR

長年着続けたかのような色落ちジージャンをポイントに、ストリート気質を取り込んだミックスコーデ。モノトーンのアイテムを配置し、小物にワインレッドの艶やかなハットを選べば、子供っぽさを余裕で控えられる。

WEAR

白のゆるっとしたカットソーに色落ち&ダメージのジーンズと、適度に潮っ気をのぞかせ今の空気を取り込んだ。裾のロールアップやパーカーの腰巻など、着こなしはとことんラフだがハットによって意図的に和らげた。

WEAR

斬新な花柄のシャツでも、落ち着いたネイビーのカーディガンを羽織ることでうまくなじませることができる。そこへ合わせたのはチノパン。それらを、ハットとローファーでサンドしながら優雅に着こなした点はお見事。

WEAR

アウターはフライトジャケット、ボトムスはダメージの入ったジーンズ、インナーにいたってはかなりのオーバーサイズと、ルーズさが浮き彫りとなったスタイル。しかし、ブラック小物でサンドしモダンにシフトさせている。

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