秋だって楽しみたい。夏のボーダー着回しコーデ帖

春夏のイメージが強いボーダー柄。しかし、定番の柄として秋も継続して取り入れたい人も多いはず。そこで秋でも違和感なく取り入れるための着こなし方を紹介する。

菊地 亮

2016.09.01

”ボーダー=夏”だけじゃない。秋もボーダーを活用しよう

ボーダー柄は春夏のイメージが強いとはいえ、いわばメンズカジュアルではお馴染みの柄。ゆえに、1年を通して活用できる頼もしい存在でもある。では夏と秋とでは合わせる際にどのような違いがあるのか。それを明確にしながら秋のボーダーコーデをひも解こう。

夏のボーダーコーデサンプル

開放感を存分に満喫したい夏のボーダーコーデ。持ち前の爽やかさを前面に押し出し、ショーツやサンダルとのマッチアップで程良く海っぽさを漂わせたスポーティな着こなしが王道。

秋のボーダーコーデサンプル

秋のボーダーコーデは夏とは一転シックさを重視。白が中心だったカラーも、モノトーンやアースカラーを多めに採用しながら、すがすがしさを程良いアクセントとして使いたい。

夏ボーダーを秋コーデに着こなす活用術

夏ボーダーをいかに秋仕様へとシフトさせるか。それを巧妙に実践した着こなしサンプルを紹介しながら、そのポイントやテクニックを披露。これらを参考に秋のボーダーコーデを楽しもう。

ボーダー活用術1▼ミリタリーアイテムの投入で男らしさを盛る

ボーダー柄が醸す夏っぽさを中和するなら、粗野感が男らしさをあおるミリタリーアイテムを採用するのが最短ルート。今やトレンドの最先端を走るアイテムだけに、取り入れやすいのもうれしい要素だろう。シャツなら武骨さを気にせず気軽に羽織れるのでおすすめだ。

センターラインから見えるボーダー×チェックの柄合わせがキモ。うるさくなりがちだが、ピッチに違いをつけ、さらに全体をブラックでまとめたことでうまくなじませている。

ボーダートップスとスウェットパンツは今や相思相愛の間柄。夏の“お決まり”ではあるが、その上にミリタリー系アウターを羽織るだけで、見た目はすっかり秋気分に。

ミリタリーシャツが放つ武骨さや、黒のスキニーパンツが備えるシャープさがボーダーのイメージを変える特効薬に。ラフになりすぎないよう小物で引き締めている点も優秀。

軍シャツとソリッドな黒パンによるヘビーな印象が秋らしさを強調。袖丈の異なるアウターとインナーをレイヤードさせたことで、脱・普通を実践した点も見逃せないテクニック。

ボーダー活用術2▼ブルーデニム→ブラックデニムへ

サーフルックやマリンルックに、まるで日焼けしたような色褪せたデニムは欠かせない。だからこそボーダートップスともウマは合うがそれでは夏感を払拭できない。そこでぜひとも黒をお試しあれ。クールな趣が、夏→秋への自然なシフトチェンジを促してくれる。

ゆったりめなトップスに細身のジーンズを合わせたシルエットギャップがおしゃれさのカギ。細ピッチの白ボーダーが夏の名残を感じさせるが、随所に入れた黒ジメが効果的アシストに。

アウターにボマージャケット、ボトムスにブラックデニムを選択し、インナーはボーダーTを加えながらネック部にはエレガントにスカーフをひと巻き。その甘辛ミックスが絶妙。

ネイビーの採用やボーダートップスと、一見マリンぽさが漂いそうな着こなしも、ミリタリーアウターを選び、ボトムスやハットに黒を選んだことで全体が落ち着いた印象に。

柄トップスやキャップ、スニーカーなど、セレクトしたアイテムはカジュアル系。浮き足立ちそうな合わせだが、トレンチコートや黒デニムによってグッと大人っぽく仕上げている。

ボーダー活用術3▼アースカラーを投入する

夏のボーダースタイルはホワイト×ネイビーがメインカラー。となれば、すがすがしいその配色からの脱却を図ることでおのずと秋ボーダーへとイメチェンすることが可能ということ。狙い目は何気に旬も匂わせることのできる、カーキやブラウン、ベージュアースカラー。

クリーンなホワイト基調のボーダートップスをインナーへ。それでもなお夏ルックのような浮ついた印象を抱かせないのは、グレーアウターと軍ライクなカーキボトムスのおかげ。

インナーに差したグリーン×ホワイトのボーダーカットソーや、濃紺のジーンズとの組み合わせが実にみずみずしい。ただ、そこへベージュのコートを添えたことで表情を一変させた。

バスクシャツやスニーカーで開放感をチラつかせながらも、コートやスラックスといったフォーマルアイテムで大人らしさをキープ。そのヌケとシメのバランスがおしゃれのヒケツ。

太ピッチのボーダーTで爽やかさをアピールしつつ、カーキのMA-1やベージュのチノパンに見るミリタリーアイテムの追加で男もあげた着こなし。足元の何気ない遊びも効いている。

ボーダー活用術4▼レザージャケットでヘビーさを追加する

夏ボーダーの長所としてあげられる軽快感。春夏には必須だが、ネクストシーズンを考えると季節遅れ感を露呈する危険性も伴う。そこで、ウェイトを適度に上乗せすることがシンプルな処方箋に。タフさと艶っぽさを備えるレザージャケットはまさに適任だ。

内側から主張する太ボーダーのインナーの上に、オーセンティックなダブルのライダースをさらり。さらにテーパードシルエットの黒パンを加えて軽々しさをしっかり抑制している。

上質なラムレザーを使用したシングルライダースをあえて肩掛け。ハイネックのインナーで品良く見せつつ、ボーダーTやレトロスニーカーなどヌキどころをわきまえた合わせはさすが。

ボーダーカットソーとスウェットパンツの夏の定番コンビ。ただ、そこ革ジャケを加えるだけで男らしいルックスに豹変。小物に白を使いクリーンさをキープした点も抜け目なし。

ボーダーTに腰巻きしたチェックシャツ、そして足元は山靴。そのリラックスしたアイテムを、ヘビーなレザージャケットやシャープなスキニーシルエットの黒パンで秋風に料理。

ボーダー活用術5▼テーラードジャケットを合わせてキリッとさせる

夏は開放感が大きなカギを握るが、こと秋スタイルとなれば話は別。その浮ついたイメージをどのようにクールダウンさせるかがポイントになる。そこでドレスコードのテーラードジャケットが格好のアイテムに。りりしさと茶目っ気の二面性を同時に表現できる。

夏ボーダーのお約束であるバスクシャツに、濃紺のジーンズやホワイトスニーカーを添えた爽やかなスタイリング。そこへグレージャケットを羽織ったことで端麗な容姿へ昇華させた。

色褪せデニムやショーツへ合わせていたいつもの夏ボーダーを、スーツのセットアップのインナーへ。それによりカジュアルシーンでも通用するスーチングと新鮮さを手に入れた。

ボーダーインナーへジャケットとスラックスをミックス。ただ、ジャケットはノーカラーを、スラックスは側章入りを、足元はスニーカーを選び適度にハズしている点が好プレー。

テーラードジャケットと同色のボトムスを選んだセットアップ風。そのボトムスはというと、リラックスしながらはけて、ボーダーカットソーとも同調しやすいスウェットパンツ。

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秋の着こなし・コーデ
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