種類から着こなし方まで。チェックシャツのコーデ術

アメカジブーム再来とともに、人気度を急激に伸ばしているチェックシャツ。柄の種類からオススメの取り入れ術まで紹介していくので、この夏さっそく取り入れてみましょう!

山崎 サトシ

2016.08.22

Part.1:大人にハマる! 押さえておきたいチェック柄の種類

“チェック柄”とひと口にいっても柄の種類は驚くほどに多種多様! いろいろなタイプが存在する中で、とくにファッションシーンで定番的な5つのチェック柄をここで紹介します。それぞれの特徴をざっくりと知っておくと良いでしょう。

種類1タータンチェック

スコットランドのハイランド地方に古くから伝わる、トラディショナルなチェック柄。もともと、スコットランドでは家紋のような役割を果たしており、氏族を区別するために使用されていたとされています。生地は綾織りで、規則正しく構成されたパターンが特徴。色としてはレッドやグリーン、ブラックが使われるケースが非常に多いです。

スコットランドで発展を遂げた柄ということもあり、どことなくブリティッシュカジュアルな雰囲気が香り立つのが大きな魅力! また、タータンチェックは基本的に大柄の場合が多いため、サラッと1枚で着るだけでも存在感をアピールすることが可能なんです。

種類2マドラスチェック

インド・マドラス地方(現在のチェンナイ)の平織物に使われていた格子柄がルーツ。カラフルな多色使い&大柄仕様、そしてにじんだような風合いが特徴です。このにじみ感はもともと色落ちしやすい天然染料で染め上げたことによるものでしたが、現在のマドラスチェックはコストのかかる天然染料ではなく、化学染料で意図的ににじませているものが大半です。

写真で着用している一枚のように、華やかでポップなカラーリングがマドラスチェックシャツの強み! カジュアル度の高いスタイルにおいて重宝されている定番アイテムです。そのほか、上品なコーディネートのハズし役としても効果を発揮してくれます。

種類3ギンガムチェック

チェック柄のなかでもとりわけシンプル&ベーシックなのがギンガムチェック。白地をベースに青や赤などの別色の格子を配した、縦幅と横幅が等間隔のチェック柄をこう呼びます。コンパクトな格子柄なので、どちらかといえばきれいめな印象で、チェック柄が苦手な人にもオススメ。最近はカジュアルだけでなくビジネスシーンでも市民権を獲得しています。

上品なイメージを備えるギンガムチェックは、スマートな着こなしを好む大人にぴったり! この着こなしのようにギンガムシャツ×ブラックパンツのコーデなら、上品な大人カジュアルに仕上がります。くわえて、どんなテイストのコーデにも馴染みやすいのも美点のひとつ。

種類4グレンチェック

正式名称はグレナカートチェックで、プリンス・オブ・ウェールズ・チェックという別称も持ちます。千鳥格子などの細かいチェックを規則的に組み合わせて、大柄のチェックを表現したものです。グレナカート家の柄だったという誕生説が有力ですが、一方でアーカートという峡谷(峡谷=グレン)で織られたものだからこの名称がつけられた、という話もあります。

イギリスに端を発し、かのウィンザー公が英国王子だった頃にも愛用されていた由緒正しきグレンチェック柄。そのため、ブリティッシュトラッドのイメージを色濃く持っています。スラックスなどのドレッシーなパンツとは文句なしの好相性を見せてくれますよ。

種類5ウインドウペンチェック

ここ数年、ビッグトレンドとしてファッションシーンで躍動している柄といえばコレ! ウインドウ=窓という名が示すとおり、窓枠を思わせる単色の縦横ラインで四角形を表現しているチェック柄です。ちなみに、グレンチェックと組み合わされることも少なくありません。イギリス式のスーツでも多用される、非常にオーセンティックな柄です。

ウインドウペンチェックは、ご覧のとおり色使いが非常にミニマル。ゆえに、シンプルコーデ派の人にはうってつけといえるでしょう。ボトムスのテイストを選ばないのもうれしく、1着持っておけばコーディネートの幅を大きく広げることができます。

Part.2:カジュアルに着る? きれいめに着る? テイスト別チェックシャツの着こなし

チェックシャツビギナーは、まずこの柄と相性の良いアメカジテイストorトラッドテイストから挑戦してみると良いでしょう。カジュアルなアメカジと、上品なトラッド。どちらのテイストにどのチェック柄が合うのか、着こなしサンプルとともに解説します!

▼カジュアル派はアメカジに着る!

ワードローブはカジュアル派、という人はアメカジシャツコーデにチャレンジしましょう。前述の五大チェック柄の中でとくに相性良好なのが、マドラスチェック&タータンチェック。この2タイプのシャツを押さえておけば、簡単に旬顔のアメカジコーデをメイクできますよ。

ホワイトをベースカラーとしたすがすがしさ満点のショーツスタイル。単調な印象にならないよう、アクセントとして色使いのきれいなマドラスチェックシャツを投入しました。ワントーンコーデだからこそ、シャツのデザイン性がグッと引き立ちます。

着用したのは『バーナー』のタータンチェックシャツ。青が基調の爽快なカラー&コットンリネン特有のさらりとしたタッチのおかげで、羽織るだけで夏らしさが生まれています。ダークカラーのボトムス&シューズで引き締めれば大人っぽさも両得可。

ボンバーコートのインナーに起用したのは、無地とタータンチェックの切り替えが斬新な『フレッドペリー』の一着。あっさりと帰結してしまいがちなモノトーンスタイルに、ちゃめっ気を与えています。シャツのグリーンペーンを靴で拾うあたりもニクいですね。

この秋のトレンドとして注目を浴びているタック・イン・コーデを実践している洒落者を発見! マドラスチェックシャツ&リジッドデニムのいたってベーシックなスタイルも、裾をインするだけで新鮮な雰囲気に変化します。今季はこんな大人アメカジにトライしてみても。

ウォッシュドのショーツにヴィンテージ風のプリントTという味のある装いに、マドラスチェックシャツをオン。西海岸ノリなサーフアメカジスタイルをメイクしました。袖のラフなロールアップでレイドバックしたムードに拍車をかけているのもキーポイントです。

▼きれいめ派ならトラッドに着る

上品なスタイルで過ごす日が多い人はトラッドに着るのが◎。イチオシなのはグレンチェック、ウインドウペンチェック、ギンガムチェックです。この3タイプのチェックシャツは端正なニュアンスを備えているので、着こなしを大人っぽく仕上げる際にはおあつらえ向き。

うっすらとグレンチェックが配されたダークブルーのコットンリネンシャツに、スリムチノを組み合わせた品良さ漂うスタイリング。ローファー&ハットでブラックカラーをプラスすれば、よりシックな雰囲気に。シンプルでありながらセンスの光るコーデです。

大柄なウインドウペンシャツは、ニットTの下からチラリとのぞかせるだけでも十分に主張してくれます。さらに、足元のスポーツサンダル使いで、上品なモノトーンスタイルにひとさじのヌケ感をプラス。肩の力を抜いたトラッドコーデを実現しました。

ブラックのスマートなカーディガンとコンビを組むのは、ギザコットン使いの良質なグレンチェックシャツ。柄&素材感の両方からトラッド感にアプローチをかけています。ボトムスやスニーカーも無彩色で統一しつつ、足首見せによって軽さも入手しました。

品行方正さをまとったウインドウペンシャツを主役にすれば、カジュアルなデニムスタイルだってトラッドなコーディネートに早変わり! 上下ともにジャストなサイズバランスでまとめることも、上品さをキープするための重要な要素です。足元はレザーシューズが◎。

サラッと1枚で着た『ザ・ダファー・オブ・セントジョージ』のギンガムシャツは、高級素材であるピマコットン製。ゆえに、大人の品格を醸し出すことができます。ブラックパンツ&白スニーカーとのプレーンな組み合わせでも、あか抜けた雰囲気!

Part.3:ビジネスシーンでも活躍するチェックシャツ

ウイークエンドの休日スタイルは、ビジネスコーデにも対応する汎用性をチェックシャツは秘めているんです。ただし、すべてのチェック柄が対応できるわけではありません。先で紹介したギンガムチェックや、簡潔なグラフチェックを選ぶのが正攻法です。

グラフチェック

グラフチェックは方眼紙に見られるような細かい格子柄が特徴。ドレスシャツの定番柄だけに、ビジネススタイルとの相性は申し分ありません。この『サイコバニー』のグラフチェックシャツは、細身シルエットでありながら運動量を確保した作りでストレスフリー。

かなり細かいグラフチェック柄が散りばめられたこちらのシャツ。鮮やかなブルーで好感度バッチリ。ボトムスにベージュパンツを持ってくれば、清潔感のあるスタイリングが完成!

かっちりとした雰囲気を持っているグラフチェックシャツならば、爽やかなオフィスカジュアルスタイルを簡単に構築できます。セミワイドカラーなので、タイドアップのときの襟をきれいに見せてくれます。

ブルーのギンガムチェックをインナーにチョイスすれば、爽やかなビズコーデが即座に手に入ります。ジャケット使いならノータイでもいけますが、写真の着こなしのようにカーデをトップスに用いる場合はきちっとタイドアップするのが正解です。

レジメンタイとギンガムシャツのパターン・オン・パターンでメリハリを出したジャケパンコーデ。マスタードカラーのフードブルゾンも旬な雰囲気を盛り上げます。ドレスコードに寛容な職場ならば、これくらいファッショナブルにギンガムシャツを楽しみたいところです。

ギンガムチェックシャツは、ネイビージャケット&グレースラックスという王道のジャケパンコーデとも抜群の相性。この組み合わせなら、間違いなくどんな人にでも好印象を与えられるはずです。発色の効いたレジメンタイがスタイリッシュ感をさらに促進!

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