山登りを楽しみたいあなたへ。実力派トレッキングシューズ総まとめ

山を登るために欠かせない装備の1つである登山靴。数ある種類の中でも今回はトレッキングシューズに注目した。季節を問わず、山登りが楽しめる本格的な1足を紹介していく。

大中 志摩

2017.08.30

まずは押さえておきたい、登山靴ってなんだ?

登山靴は、その名のとおり登山をするために開発された靴。砂利道や岩がゴロゴロしている道、ぬかるんだ道などさまざまな足場を想定した作りで、足を保護しつつ疲れにくいような設計となっている。

また、ひと口に登山靴といっても登山形態に合わせてさまざまな種類が展開されており、1足を使い回すのではなく登山形態に適した靴を準備するのが大切だ。

トレッキングシューズは登山靴の中に含まれる

今回紹介するトレッキングシューズを含む登山靴には、登山形態に合わせた靴の種類が展開されている。自然歩道を歩く程度、標高差のあまりない低い山の登山、標高が高く歩行時間が長い登山など、形態によって選ぶのがポイント。

ハイキングシューズ

トレッキングシューズやアルパインシューズのように山を登ることを目的としたシューズではなく、ちょっとした山道や低山の歩行を目的として作られたシューズ。靴底が柔らかく、登山靴の中でもスニーカーに近い履き心地となっている。クッション性に優れ、アスファルトの上を長時間歩いても疲れにくいというのもハイキングシューズの特長だ。そのため、タウンユースにも適している。なお、タウンユースにも使えるという点では、トレイルシューズにまつわる基礎知識も押さえたいところ。

■参考記事: アウトドアMIXに最適。街で履きたいトレイルシューズガイド

トレッキングシューズ

軽登山用に作られたマウンテンブーツとハイキングシューズの中間に位置するシューズ。長時間重荷での行動を想定した作りで、一般的にはミドルカットやハイカットなど足首まで保護してくれるモデルが多い。丈夫で耐久性に優れたアッパーに適度な硬さのある厚手のソールが採用されている。

アルパインブーツ

雪山や岩場が続くような地形に適した丈夫な登山靴。ハイキングシューズやトレッキングシューズとは違いアッパーには厚手の素材を使用しており、ソールも硬い。ハイカットのモデルが多く、重い荷物を背負って岩場などを歩いても高い安定性を発揮してくれる。

登山靴のなかでも、トレッキングシューズはどんな人のために作られたのか

トレッキングシューズとは残雪期を含めた3シーズンの日帰りから長期トレッキングを行う人のために作られたシューズ。残雪やぬかるみ、ガレ場など険しい道などを長時間重荷で行動することを想定して耐久性があり、硬い厚手のソールが基本となる。

トレッキングシューズの特長

トレッキングシューズの特長をソール・かかと・つま先の3つのポイントに分けて解説。通常のスニーカーなどと違い、険しい山道でも足を保護してくれる高い機能性がここに秘められている。

ソール

軽登山を目的に作られたトレッキングシューズは、平地での歩行にも対応できるように程度な硬さを保ちつつもクッション性を持たせた仕様に。もちろん、山道での使用をメインに作られているので険しい道でも安定した歩行ができるようにグリップ力も高い。

かかと

かかとのフィット感は履き心地を左右する重要なポイント。そのため、かかと部分にはクッション性に優れた足を包みこむようなフィットデザインを採用している。しかし、クッション性に優れているとはいえ、基本的に硬いパーツを使用しているので本番前には何度か履いて慣らしておきたい。

つま先

つま先部分には外部の衝撃から足を保護するために硬いパーツを使用している。そのため、普段履いている靴と同じサイズ感で買ってしまうと爪がパーツにあたり、けがの原因になってしまうことも。そうならないためにも試し履きをしっかりと行い、普段より1cmくらい大きめのサイズを選ぶとよいだろう。

おすすめトレッキングシューズ10選

トレッキングシューズの購入を考えている人におすすめしたい10足を厳選。どれも実力を備えたブランドばかりなので、安心してトレッキングが楽しめるはずだ。

アイテム1『ローバー』タホー プロ ゴアテックス WXL

1923年にドイツ南部のイェッツェンドルフにて創業した登山靴の老舗名門ブランド『ローバー』の定番モデル。アッパーには耐久性・防水性に優れた良質なヌバックレザーを使用。シュータンを好みの位置で固定し、ズレを防止するX-LACINGを採用している。整形医学に基づいて開発された日本人専用のラストを使用しているというのもポイント。

アイテム2『マムート』T エナジー ハイ GTX

150年以上もの歴史を誇るスイスのアウトドアメーカー『マムート』。今や世界的なアウトドアブランドとして知られているが、元々は農業用ロープの製造を行っていた。T エナジー ハイ GTXは、軽量性と耐久性を追求したモデル。個々の足型に適応した作りや、踵のサポートなどフィット感にも優れている。ソールには土がつきにくいウロコ状のパターンを採用。

アイテム3『スカルパ』クリスタロGTX

『スカルパ』は、1938年に設立されたイタリアの名門登山靴ブランド。本作はやや深めのハイカットなデザインでテント泊を伴う縦走登山にも対応してくれるハイエンドな作り。フィット感に優れ、重量は片足約600g。ラストは緩やかに親指側にターンインしており、つま先にグッと力を入れやすい。アウトソールは、つま先部に岩場でも高いグリップ力を発揮するクライミングゾーンを備えたビブラム社製のソールを使用している。

アイテム4『ザ・ノース・フェイス』トラバース トレッカー ゴアテックス

『ザ・ノース・フェイス』はデザイン性に優れ、日本でも人気の高いアウトドアブランド。こちらはトラバースシリーズのハイエンドモデルで防水透湿素材のゴアテックスメンブレインを使用し、雨の日でも快適な履き心地を実現した。アッパーはスエードとナイロンのコンビ使用でクラシカルな雰囲気に仕上がっている。

アイテム5『ザンバラン』パスビオ GT

1929年、イタリアで誕生した登山靴の専門メーカーで日本人の足にあったモデルも多数展開されている。レザーと人工皮革で仕上げたしなやかなアッパーは柔軟性に優れ、非常に軽量な仕上がり。グリップ力に優れたビブラムソールはクッション性も抜群で履き心地も快適。部分的にあしらわれたイエローのパーツがアクセントとなっている。

アイテム6『ガルモント』フェラータ GTX

登山靴の生産地として世界的に有名な北イタリア地方の小都市・モンテベルーナにて伝統と革新技術を駆使したシューズ展開する名門『ガルモント』。アッパーはオールレザーで、抜群のフィット感と耐久性を兼ね備えた1足に。オールラウンドに使えるマルチな仕上がりで、鮮やかなブルーやイエローなどを駆使したイタリアブランドらしい洗練されたデザイン性にも注目したい。

アイテム7『オボズ』トラバースミッド

『オボズ』は2007年に設立されたアメリカの新鋭フットウェアブランド。歴史は浅いものの、確かな技術力を武器に徐々に注目されている。こちらは同ブランドを象徴するモデルで、軽くひもを引くだけで足の甲に余分な圧力をかけずにかかとをホールドしてくれるBFitレーシングシステムを搭載。履き心地や機能性に優れながらも片足約524gという軽量さも魅力的だ。

アイテム8『ホグロフス』ロッカー レザー GT

北欧らしいおしゃれなデザインが魅力のスウェーデンのアウトドアブランド。軽いスピードトレッキングに適した、軽量で優れたサポート力を兼ね備えた1足。綿密に設計されたアウトソールが自然で安定な歩行を提供してくれる。

アイテム9『シリオ』41A GTX

『シリオ』は日本人に最適な登山靴を作ることをコンセプトに1993年に設立されたブランドだ。高強度ポリアミデナイロンとスエードレザーのアッパーをラバーランドで保護することで、優れた耐久性を実現。うしろ足首をカットしたデザインは軽快な歩行へと導いてくれる。ソールの張り替えが可能なので長く愛用できるというのもうれしい限り。

アイテム10『ラ・スポルティバ』トランゴアルプEVO GTX

北イタリアに自社工場を構え、ハイクオリティなシューズを作り続けている『ラ・スポルティバ』。ハードトレッキングからアルパインクライミングまでこなせるトランゴシリーズでもっともタフな仕上がり。レザーのアッパーに縫い目のないサブスキン・インジェクション製法を採用し、優れた耐久性と防水性を実現。レザーならではの快適な履き心地で3000m級の縦走に使える。

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トレッキングブーツ・シューズ
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