2016年初夏も活躍!テニスシューズタイプのスニーカー

スニーカーのトレンドは、どんなシーズンでも気になるもの。今夏のおすすめは威厳を損なわず、なおかつ子供っぽさも抑えられるテニスシューズ。その魅力を探ってみよう。

菊地 亮

2016.06.15

テニスシューズとは?

テニスシューズは、バスケットシューズよりもスタイリッシュでランニングシューズよりも肉厚。そして、グリップ力のあるフラットラバーソールも完備している。テニス自体が元々は紳士の娯楽だったため、通常のスポーツシューズと比べ見た目にも品の良さを感じさせる。当時、スニーカーの語源がSneak(忍び寄る)からきていることから、それを嫌った上流階級者たちがスニーカーを「テニスシューズ」と読んだという逸話もあるほど。

テニスタイプのスニーカーなら何でもいいかといわれると×。狙うべきタイプはコレ

テニスシューズとひとえにいっても、その種類はさまざまで、メーカによってもアプローチやデザインが異なる。それでは、我々大人にとってどのようなタイプを選ぶべきか。その特徴やポイントを3つの観点から解説する。

タイプ1▼オールホワイトでクリーンさを強調

テニスシューズ特有の気品は、大人としての尊厳を高めるうえで大切な要素。その長所を最大限に発揮するなら、やはり清廉潔白なホワイトで構成されたビジュアルに限る。

オールホワイトのスニーカーは、無彩色なアイテムだけにどのアイテムともリンクしやすく、清潔感をアピールできるのもうれしい。

▼タイプ2オールレザーで品のよさをしっかりとキープ

スニーカーのカジュアルさは、大人が身につけるうえで若作りとも見られかねない。それをナチュラルにいなしてくれるのがレザー素材だ。

ドレス系の革靴をイメージしてもわかるように、おのずと漂う品のよさにより、難なく大人の面目を保つことができるだろう。こうした点が、オールレザー最大の魅力だ。

タイプ3▼気の利いたパンチングデザイン

テニスシューズタイプのスニーカーは、シンプルなルックスゆえ手も出しやすいが、見た目にも淡白なことからおしゃれさも主張しにくい。

そこで、ウイングチップの革靴に見られるメダリオンよろしく、パンチングによるデザインがアクセントに。通気性も得られるため、一挙両得のディテールといえる。

街中でかぶらない! テニスシューズを取り入れたおすすめコーデ3パターン

持ち前の清楚な趣で、今では大人のスニーカーとして確固たるポジションを築いたテニスシューズ。しかし、それゆえに街中での“かぶり”は気になるところ。そんな不安要素を解消する“街中でもかぶらない”コーディネートのパターンを紹介する。

パターン1▼肩肘張りそうなセットアップのハズしとして

カッチリしそうなジャケットにくわえ、さらにセットアップとなれば、デイリーに身につけるうえで少々ハードルが上がる。手なづけるコツとしてはどこかにヌケ感をプラスすること。ハズし過ぎない清楚なテニスシューズなら、違和感なく力みを解いてくれる。

ビズシーンの主役であるスーツスタイルを、オフシーンでも活用できることをこの着こなしが教えてくれる。インナーにシャツではなくカットソーを、足元は革靴ではなくスニーカーをチョイスすることでリラックス感とカッチリ感の好感度なミックスコーデが完成。

カジュアルさを高めながら、街にもフィットするジャケパンスタイルを好演。グレースラックスでシックさを意識しつつ、ジャケットにはあえてベージュを選びながら季節感と新鮮さを存分にアピールしている。ボトムスの丈感や白スニーカーによる軽快さもいい。

コーディネート全体をグレーで統一させたシックなスーチング。柄×柄ながらも濃度やピッチの違いによってなじませた技ありの胸元を含め、オンスタイルとしても役割を十分に果たしそうな着こなしだが、ノーソックスにスニーカーのラフな足元が力みを抑制してくれる。

セットアップ風のしっかりめなスタイルながら、ジャケットやトラウザーズに採用したのは、カジュアルウェアでも重用されるスタプレ素材。それもあってか、インナーへ加えた白Tや足元のテニスシューズもすんなり許容し、嫌みのないカジュアルダウンを試みている。

パターン2▼武骨なスタイリングにクリーンさをプラス

ミリタリーやアメカジが主流のひとつとなっている今。それを手なづけるコツは、特有の野暮ったさをどう自然に抑えるかにかかっている。そこで品とクリーンさをもたらしてくれるテニスシューズの出番。純白のテニスシューズなら洗練されたルックスが作れる。

中綿や裏地を抜いた軽やかなブルゾンながら、見た目は往年のフライトジャケット。そこへ色褪せジーンズやプルオーバーのインナーを合わせ、とことんラフに仕上げた。それでも野暮ったく見えないのは、各所にクリーンなホワイトアイテムを散りばめたおかげ。

ミリタリーの定番ボトムスであるカーゴパンツ特有の荒っぽさやアクを、違和感なくいなしたセンスが光る。その中でも、黒Tで引き締めながら、足元の白スニーカーで軽さを出した上下のモノトーン活用が効果的な一手に。七分丈によるヌケ感の演出もグッド。

通常であれば“普通”に見えるスウェットとジーンズの組み合わせ。そこに違いを作っているのが白アイテムの活用だ。インナーの白シャツによりちゃんと感を巧みに取り入れながら、足元のスニーカーでダラッとし過ぎないハズしを導入。その計算づくなアイテム使いが優秀。

上下でカーキのアイテムをセットアップ風に合わせ、その上へデニム地のブルゾンをオン。一見ヘビーデューティーな装いのように見えるが、アウターはノーカラーでボトムスは膝上丈ショーツ。そして極めつけに白小物を上下でサンドするなど、軽妙なアク抜きはお見事。

パターン3▼モードな着こなしにリラックス感を加えてカドをとる

黒を基調としたモードな着こなしの場合、やはりムードを壊さないように同系色のスニーカーで固めるのが通例だろう。しかし、白のテニスシューズタイプのスニーカーを足元に据えることで、おのずとハズしの効果が生まれ“ヌケ感”を取り入れることができる。

ブラックを基調としたモードな仕上がりの中に、アーティスティックなデザインや白をチラ見せさせるだけでも見た目に変化が生まれる。ネック部やウエストライン、さらには足元から見せた清楚な白により、コーディネートに奥行きを生み出し表情を和らげている。

変形型のライダースに、超スキニータイプのジーンズを合わせたシャープなスタイリング。得てして近寄りがたい印象を与えかねないハードなアイテムだが、小物を含め反対色を率先して全体にあしらったことで爽やかさを注入。胸元にも立体感を生み出している。

ネイビーとホワイトのミックスにより洗練さと爽快感を取り込んだ今風の着こなし。オーバーコートはレディースサイズで素材はデニム地。しかも、細身のボトムスはというとジョガーパンツ。そのひねりの効いたハズしのテクニックによりこなれたイメージへと昇華。

レディースではお馴染みのガウチョパンツを使った、ユニークなアプローチのセットアップ風。インナーにはロング丈の白シャツを取り込みながら着丈で遊ぶなど、随所に個性的な技が散見。また、シューズや胸元のネイティブアクセなど小物のアシストも効いている。

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