セントジェームスのボーダーカットソー。人気二大モデルの着こなし方

春夏の主役アイテム、ボーダーカットソー。その鉄板ブランドのひとつがフランスの『セントジェームス』です。ブランドが誇る人気モデルに着目してご紹介していきます。

山崎 サトシ

2019.04.05

ボーダーカットソーの100年ブランド『セントジェームス』

『セントジェームス』はフランス北部のノルマンディー地方にて1889年に設立。タグに記された“Ne de la mer(=海から生まれた)”という言葉どおり、古くから漁師や船乗りなど海の男たちに作業着を提供してきた、フランスを代表するマリンブランドです。代表アイテムであるボートネックのボーダーカットソーは別名バスクシャツとも呼ばれており、今や作業着の枠を飛び越えカジュアルシーンの定番品としてなくてはならない存在となっています。

『セントジェームス』のボーダーカットソーが愛される理由

今や多くのファッションブランドから発信されているボーダーカットソー。その中でも『セントジェームス』の手掛ける逸品はずば抜けて高い人気を誇ります。もちろん、ボーダーカットソーのリーディングブランドだというところも大きな要因ですが、それだけではありません。

支持を集める理由のひとつが、MADE IN FRANCEならではの優れた品質。伝統的な手法と近代的な管理システムを組み合わせることで、頭ひとつ抜けた高いクオリティを実現しています。さらに、“着れば着るほど味が出る”のも『セントジェームス』のボーダーカットソーならではの特性。しっかりと目の詰まったコットン100%のボディはハリのある風合いですが、洗うほど肌に馴染み柔らかさが増していきます。つまり、育てていく工程も楽しめるアイテムというわけですね。

▼モデル1:ブランドを代表するアイテム。『セントジェームス』といえばウェッソン

ボーダーカットソーの旗手たる『セントジェームス』の看板作として、まず紹介しておきたいのがウェッソン。ノルマンディー地方の漁師やヨットマンたちが着ていた、古き良き作業服のスタイルを受け継ぐオーセンティックなモデルです。コットン100%で密に編み立てられているため、後述のナヴァルと比べても程良い肉厚感があり、タフに着こなすことが可能。太すぎないピッチの総ボーダー柄は、旬なマリンテイストをアピールするのにもうってつけです。

ワードローブに似合う、ウェッソンのカラバリもチェック

代表モデルということもあり、ブランドから展開されているカラーバリエーションは実に豊富。全面ボーダーが中心ですが、シンプルな無地仕様も大人に人気です。自分の好みに合わせて、チョイスしましょう。

カラバリ1ホワイト×ブラック

本来はマリンテイストの強いボーダーカットソーですが、モノトーン仕様なら都会的でスマートな着こなしにも馴染みます。汎用性の高い配色のため、春秋はアウターの下に仕込むなどヘビーローテーションも期待できます。

カラバリ2ホワイト

クリーンさ満点のホワイト無地も押さえておきたいバリエーション。ウェッソンならではの肉厚な素材感と袖部分のさりげないタグ使いで、1枚でも主役級の存在感を発揮します。カジュアルコーデのみでなく、ジャケットスタイルのインナーアイテムとしても活躍してくれそうです。

カラバリ3レッド×ホワイト

鮮やかなカラーリングの1枚はスタイルの主役として適役。主張ある色合いなので、ボトムスはベーシックなデザインとカラーを選ぶのが鉄則です。落ち着いた色みのアウターの中に、差し色として使っても効果抜群。使い込むうちに落ち着いた風合いへと変化するさまも魅力です。

ウェッソンを取り入れた着こなしをファッショニスタに学ぶ

そのままサラッと1枚使いするもよし、総柄を生かしてインナーとしてスパイス的に活用するもよし。多彩な合わせ方に対応できる振り幅の広さは定番品ならではです。1枚あるとコーディネートの幅が大きく広がります。

着こなし1品の良さを生かした大人のストリートMIX

ルーズなシルエットのジーンズやバケットハットなど、ストリートテイストが強い着こなしにウェッソンを投入。同アイテムならではの気品を、シックな色みをリンクさせて馴染ませることで大人らしいムードを加えています。

着こなし2無地ウェッソンで作る上級スポーツMIX

キャップやジョガーパンツを軸にしたスポーツMIXコーデにも、違和感なく馴染みます。モノトーンのカラーパレットにより落ち着いた印象に仕上げているのもお上手。

着こなし3発色の効いたウェッソンがアイキャッチとして作用

ボーダーカットソーとテーラードジャケットの相性は言わずもがなですが、イエローのボーダー柄がアクセントに。スニーカーの色みともリンクさせることで、統一感を高めています。

▼モデル2:よりライトな着心地を求めるなら、ナヴァル

ウェッソンと双璧をなす永世定番であるナヴァルも『セントジェームス』を語るうえで絶対にハズせません。かつてフランス海軍の水兵たちの制服であったアイテムで、ウェッソンよりも細番手の糸で編み上げておりやや薄手なのがポイント。また、ボーダーが全面に入るウェッソンに対し、ナヴァルは胸・肩・裾が無地になったパネルボーダー仕様なっています。

変則的なボーダーがポイントに。ナヴァルのカラバリもチェック

ウェッソンと同じく、ナヴァルもカラバリモデルを見ていきましょう。肩周りや袖口のボーダーがない分すっきりとした印象に仕上げっており、合わせやすさはウェッソン以上。何色か揃えておくのもおすすめです。通年活躍してくれるので、高いコストパフォーマンスが見込めます。

カラバリ1ホワイト×ネイビー

爽やかなホワイト×ブルーと並ぶ人気配色で、大人のフレンチテイストを色濃くアピールできるのが強み。また、ナヴァルは無地と柄を組み合わせたパネルボーダーデザインなので、1枚で着用してもコーデにメリハリを演出できます。

カラバリ2ホワイト×ブラック

無彩色同士のシックなコンビにつき、ショーツやデニムといったラフなパンツだけでなく、スラックスなど品良いボトムスともマッチング良好。ジャケパンスタイルなど、きれいめな着こなしにももってこいのカラーリングです。ワードローブの軸となってくれるでしょう。

カラバリ3ネイビー×ホワイト

ネイビーベースとなった今作は、落ち着いた雰囲気が持ち味。大人っぽさが漂いますが、ホワイトのボーダーが入るので軽快さも併せ持っています。トップス使いはもとより、白シャツにさらりと肩掛けするなど小物としての活用法も。

ウェッソン同様、ナヴァルもこなれた大人の着こなしにマッチ

こちらのナヴァルも高感度なファッショニスタたちがこぞって愛用中。ジーンズ、アンクルパンツなど抜け感あるボトムスと合わせている人が目立ちます。巧みに着こなしたグッドサンプルを紹介していきましょう。

着こなし1旬なワントーンコーデにボーダーでアクセント付け

7分袖タイプのナヴァルを着用。旬度の高いネイビーワントーンで着こなしをまとめつつ、白のボーダー柄で上手にリズムを生み出しています。ロールアップ×ニットキャップでリラックス感を巧みに演出するテクニックもお見事。ニットキャップのオレンジが差し色として効いています。

着こなし2デニムスタイルをボーダーTですがすがしく

武骨なイメージの強いデニム・オン・デニムですが、インナーにホワイト×ブルーのナヴァルを差し込むことで、色の統一感を出しつつ爽やかさを巧妙に落とし込んでいます。さらに、ハットやスニーカーでも白を取り入れることでデニム素材のワイルド感を緩和しました。

着こなし3ホワイトジーンズとの競演で春っぽさを向上!

生成りのホワイトジーンズをナヴァルと組み合わせて、春らしい清潔感たっぷりなスタイリングを形成。ネイビーでシンクロさせたボーダー&スニーカーで程良く印象を引き締めているのもポイントです。ミニマルながらもセンスに満ちた高難度な装いを実現しています。

▼最後に:知っておきたいサイズのこと

『セントジェームス』のサイズ表記は一般的なS・M・Lではなくフランス表記。初めてでは少しわかりにくいので、購入時には注意が必要です。T0~T6まで展開され、メンズサイズに該当するのはT4(S相当)、T5(M相当)、T6(L相当)。なお、T3はレディースのM相当になりますが、ウェッソン&ナヴァルともに少しゆとりのあるシルエットなので、小柄な男性であればジャストで着こなせます。一般的に『セントジェームス』は縦方向に縮むと言われているので、丈感にも余裕を持って選びましょう。

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