ストリートファッションを30代が着こなすポイント

近年、再ブレイクを果たしているストリートファッション。10代・20代の若かりしころにハマっていた人も多いこのスタイルを”大人的”にブラッシュアップしてみませんか?

山崎 サトシ

2018.08.15

そもそもストリートファッションとは

ストリート(=街)の若者が生み出したファッションや、もしくはそこから着想された服装のこと。カルチャーとも密接にリンクし、60~70年代のヒッピー・パンクファッション、80年代のヒップホップ・スケーターファッション、そして90年代のグランジファッションなどが有名です。ここ日本の話だと90年代から2000年代初頭の裏原宿系ファッションが特に知られていますね。

ストリートファッションを作るのに欠かせないアイテム

言わずもがなの話ですが、昔のテンションのままでストリートファッションを装うのは考えもの。年相応のアイテムチョイスが必要となります。“大人らしいスト系”になるために必須なアイテム7点をここでお教えしましょう。

夏の主役となるTシャツは、やんちゃすぎないデザインで

ストリートファッションのアイコンともいえるTシャツ。ただ、がっつりデザインの入った1枚で個性を主張するのは若者のやり方です。シンプル志向のTシャツをサラッと着こなすぐらいのほうが大人は好印象。無地TやロゴT、レタードTあたりがおすすめです。

シャツは全体のバランスと相談しつつチョイス!

スト系の着こなしとシャツは基本的に相性抜群。とりわけ持っておきたいのは無地のオックスフォードシャツとチェックシャツの2種類です。レパートリーにこの2枚があるだけで、着こなしの組みやすさが大幅にアップします。ただし、チェック柄は奇抜でないモノを選んだり、配色の抑揚が控えめだったり、あまり印象的にならないほうがベターです。

スウェットは無地orワンポイントデザインが基本

トレーニングウェアに端を発するスウェットも長年ストリートシーンで愛されてきたワードドローブ。この時期はトップスとしても中着としても使えます。我々Freeamericanidol世代が選ぶなら、過度なデコレーションは不要。プレーンな無地、あるいはワンポイントものがベストです。

軽快なショーツは夏の核アイテムとして取り入れる

ショーツは必ず持っておくべきボトムスです。大人っぽくはきこなすには大事なポイントが2つ。まずはルーズではないシルエットを選ぶこと。そして、膝上丈仕様であること。膝下丈だとどことなく洗練されていない雰囲気です。

ジーンズはジャスト? ややゆるめぐらいのシルエットがイチオシ

オールラウンダーのジーンズも必携です。ただ、端正なスキニータイプを使うとモードっぽく見えがち。ジャストサイズか少しゆるめぐらいがストリートらしく仕上がります。加えて、ハードにクラッシュ加工が入るものは大人には適さないので、その点もご注意を。

着こなしの土台となる足元はやっぱりスニーカーに限ります

ストリートな着こなしにおいては、足元はかっちりした雰囲気のレザーシューズよりも、カジュアルなスニーカーに軍配が。フルレングスのパンツには量感控えめなローカットモデル、ショーツやクロップドに合わせる時にはややボリューミーなハイカットモデルを合わせるのがセオリーとなります。

リラックス&スポーティなスト系スタイルにはメッセンジャーがぴったり

適度なリラックス感とスポーティさを兼ね備えるストリート系スタイルに合うバッグは、ずばりメッセンジャータイプ。着こなしになじませるならベーシックな単色デザインがよいですが、アクセント的に用いる場合は遊びの効いたデザインを選択しましょう。

ストリートファッションを着こなす3つのルール

押さえるアイテムだけがわかっても、なかなかカッコよくコーデをキメるのは難しいもの。そこで、ここからはストリートファッションをスタイリッシュに仕上げるために必要となる3つのオキテをレクチャーします!

▼ルール1:若者感が強すぎるものは×。シンプルなデザインが大人には似合います

Freeamericanidol世代ならきっと、裏原系のストリートスタイルを通りましたよね? 当時を象徴するアイテムといえば強めのグラフィックTや、ポップなキャラクタースウェットといったものがありますが、それらは小僧感が色濃く大人の着こなしには順応しません。シンプルに昇華されたアイテムを選ぶのが鉄則となります。

▼ルール2:スマートなサイズバランスが大人っぽく見せるためにカギとなるポイント!

大人のストリートスタイルにおいては、サイジングも極めて重要なポイントといえるでしょう。ルーズなシルエットでまとめるのが許されるのは20代まで。若者たちのカルチャーに端を発するスト系の着こなしは子供っぽく見えがちなので、オーバー30の男は全体をスマートなサイズ感で統一することが重要となってきます。

▼ルール3:カラーリングはあくまでシックに。控えめな色使いを心がける

そして最後はカラーリング。これも大事な要素です。おすすめなのは、ブラック、グレー、ホワイトといったシックなモノトーン系アイテムを中心にコーデを組むこと。そして刺激的な色みのアイテムは極力使わないほうがベターです。もし使う場合には小物やインナーなど、主張しすぎないところで用いるようにしましょう。

参考にしたい! ストリートファッション10コーデ

着こなしの3大ルールをしっかりと頭にたたき込んだならば、あとは実践あるのみ。 最後に高感度な大人10名のストリートスタイルを季節ごとに紹介するので、スタイルメイクのヒントにしてみるとよいでしょう。

白の膝上ショーツとギンガムチェックシャツでアメカジ風味のストリートコーデに舵取り。着こなしの涼感を損なわないように、ジャケットはざくっとしたリネン素材をセレクト。

アウターとインナーの間にパーカーをサンドした、ストリートな着こなしです。上品な色みのワイドパンツやアースカラーのジェットキャップで、控えめながらもストリート色を高めています。

コンパクトなサイズ感のメッセンジャーバッグは重々しさとは無縁で、軽快なショーツスタイルと相性良好。バックスタイルでも隙なくセンスのよさをアピールしています。

袖にロゴが入ったロンTも、ストリートライクな雰囲気を醸成するのにうってつけ。スケーター御用達の『バンズ』のそれさえあれば、説得力は十分です。ショーツやサンダルは落ち着いた色みをセレクトしているため、やんちゃ感は控えめ。まさに大人らしいストリートファッションの代表コーデといえるでしょう。

ストリートな“らしさ”を感じさせるモノトーンの着こなし。90年代を感じさせるディテールを取り入れたボーダーTに、リラックス感あるクロップドパンツをチョイス。ラフな印象を残しながらストリート仕様に仕上げています。

クールなブルートーンでストリートスタイルを表現。要所にさり気なくホワイトを差し、レイヤードと小物使いで立体感を出してコーデに変化をつけているのも高ポイントです。

フライトジャケットでミリタリー感を取り入れた、高感度なストリートスタイル。過度に男臭く見えないよう、インナー&ボトムスはプレーンなアイテムをチョイスしています。

オックスフォードシャツを中心としたベーシックなストリートコーデ。定番のアイテムで手堅くまとめつつ、肩ヨークと肘からちらりと覗くタイガーカモで遊び心をプラス。

ハイテクスニーカーやBBキャップといったスポーティなアイテムを使っていますが、モノトーン基調なので大人っぽいムード。おしゃれIQの高さが光るスタイリングです。

『キャプテン サンシャイン』のロングコートを軸に、アンクル丈のダメージジーンズを合わせたコーディネート。『ニューエラ』のキャップや足元の『コンバース』の色みで遊んだ、ハイセンスなストリートコーデです。

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