シンプルコーデを進化させる5つのトレンドキーワード

ベースはあくまでシンプルなコーディネートにすべきですが、それだけでは無難。さり気なくトレンドを加味してこそ洒脱です。この春に意識すべきキーワードを紹介します。

平 格彦

2016.04.08

シンプルなのにおしゃれに見える。その答えはトレンドをひとつ加えているから

大人のワードローブはシンプルなアイテムを軸にするのがセオリー。ただし、それだけではおしゃれに見えません。トレンドの要素をさり気なくプラスすることで、コーディネートが完成すると心得ましょう! 旬なキーワードを5つ紹介します。

①ノームコアの反動でタッキー(悪趣味)が来る!? “スカジャン” でコーデを辛口に

ノーマルを追求したノームコアが台頭していますが、そんなシンプルなスタイルのカウンターとして、タッキーなスタイルが注目されています。タッキーとは “悪趣味、品が悪い” といった意味。その象徴的なアイテムとして不良性のあるスカジャンがもてはやされています。大人な着こなしにはなじまない気もしますが、シンプルなタイプなら意外とマッチ。モノトーンを中心に着こなすことで、一層大人っぽく仕上がるはずです。

囚人の脱走劇をイメージした刺しゅうがアクセントになっているスカジャンが主役。パンツやシューズもブラックで揃えることで、クールで落ち着きあるニュアンスに仕上げています。インナーの白で抜け感も付加。

ニューヨークをテーマにした襟付きのスカジャンは少し上品。ネイビーの色みも落ち着きを感じさせます。刺しゅうの色を拾ってシャツもホワイトを選択。そんな統一感にくわえ、スラックスを選んで大人な装いにまとめています。

全身を淡いトーンでまとめるのも、スカジャンのタッキー感を緩和して着こなしやすくするテクニック。色落ちした薄色デニムや白いTシャツといった旬なアイテムを合わせ、今春らしさを思い切り演出しています。

トレンドカラーのベージュを基調にして、マイルドな印象の装いに。スカジャンのホワイトをピックアップし、シャツやスニーカーも白で揃えて爽快感も加えています。少しゆとりのあるパンツもリラックス感を醸出。

②ソフトなイメージを、ベージュや生成りといった “ナチュラルカラー” で取り入れる

この春はベージュを筆頭とするナチュラルカラーにも注目が集まっています。ステンカラーコートやトレンチコートなど、ベージュが定番のアイテムで取り入れても今季的に映りますが、どうせならさらにひと工夫! ベージュや明るいカーキ系のアイテムを2点以上コーディネートに組み込みましょう。ソフトなイメージが相乗的にアップします。セットアップを活用するのも、即席でマイルドにまとめるのも有効なテクニック。

フーデッドコートとアンクル丈パンツは、共地のセットアップ。さらに、インナーとスニーカーもベージュ系で統一し、かなりソフトなニュアンスです。それぞれのアイテムは定番的なのに、全体としてはかなり新鮮!

テーラードジャケットとパンツのセットアップを用いることで、ベージュがメインのマイルドな着こなしの準備は万端。インナーとスニーカーには今季人気のホワイトを効かせ、爽快に仕上げています。

コットンリネン素材のシンプルなシャツも、カラーがベージュだと新鮮なイメージ。パンツもアースカラーのニット地を選びことで、ソフトなニュアンスを高めています。クリーンなホワイトを差すのも忘れずに。

ベージュアウターの1点投入でもソフトなイメージが漂っているのは、ほかのアイテムも淡いトーンだから。爽快なホワイトのアイテムにくわえ、色落ちした薄色デニムも活用し、こなれた印象にまとめています。

③ワードローブに合うシックな“スポーツテイスト”を取り入れたアスレジャーに注目

トレンドを超越した大きな潮流になりそうなのがアスレジャー。アスレチック+レジャーの造語で、そんなシーンで用いるアイテムを使ったリラックスできるスタイルをさします。大まかにいえば、スポーティなリラックス感を意識すればOKです。シックにまとめるにはモノトーンを軸にするのが定石。スニーカー、スウェットパンツ、ナイロンパンツといった象徴的アイテムを定番的なコーディネートに組み込むのがポイントです。

テーラードジャケットにスウェットパンツを合わせて、スポーティなリラックス感を演出。モノトーンのアイテムをベースにしつつ、ベージュのスニーカーでソフトなリラックス感もミックスしています。

ハイテク系スニーカーの代表作、『リーボック』のポンプフューリーを使ってスポーツテイストをミックス。パーカーもスポーティなアイテムですが、全身をモノトーンでまとめることで、ラフになり過ぎないように仕上げています。

ステンカラーコート×デニムシャツという品のある上半身に対し、下半身はかなりスポーティ。ナイロンパンツ×スニーカーという組み合わせです。スポーツ系アイテムをモノトーンにすることでシックに見せています。

ビッグシルエットのTシャツも今季の注目株。スウェットパンツでトップスのリラックス感を尊重しつつ、ブラックを選ぶことで引き締めてバランスを取っています。全体としては白が基調でクリーンなニュアンス。

④久しぶりに注目されている“ストライプ柄”は大人のシンプルコーデと相性抜群

もともとオーセンティックな柄のひとつであるストライプですが、今シーズンはとくに注目を浴びています。少しワイドなストライプ柄が今季らしいポイント。シンプルなコーディネートに加えるだけで、新鮮な印象が一気に広がります。どんなアイテムで取り入れてもOKですが、シャツなどのトップスかアウター類で取り入れるのが基本。ブルー系やモノトーンなど、定番カラーだけの配色を選んで大人っぽく着こなしましょう。

ワイドピッチのストライプ柄にくわえ、中央で切り替えたデザインがインパクト大。そんなシャツを引き立てるため、ほかのアイテムをブラックで揃えています。ラフに見えないのは、モノトーンの統一感があるから。

テーラードジャケットでワイドなストライプ柄を取り入れた好サンプル。こなれて見えるのは、単純ではないジャガードストライプが理由です。ソフトなカラーのアイテムを合わせ、春っぽく着こなしています。

ストライプ柄のカーディガンが主役。ですが、実はインナーのニットも同じ柄で、トレンド感を強調した上級者のコーディネートです。ブラックのパンツで引き締めつつ、ブルーのスニーカーでスポーティに演出!

ストライプ自体は定番的なヒッコリーですが、カバーオール+オーバーオールの2点投入で思い切りアピールしているスタイリングです。ほかのアイテムはシンプルなタイプを選び、ストライプ柄を引き立てています。

⑤やっぱり外せないのは“デニム”。今春はパンツだけでなくトップスでも取り入れたい

今季のトレンド要素の中でも、もっともブレイクしそうなのが素材としてのデニムです。デニムパンツは定番なので、トップスで取り入れてコーディネートをモダナイズするのがおすすめ。加工感のある色落ちデニムを選びつつ、モノトーン系の落ち着いたパンツを合わせて大人っぽくまとめるのが基本形です。ジージャンはもちろん、ほかのアウターやシャツでデニムを採用してもOK。ワードローブにない人は、早めに確保するのが得策です。

かなり明るいトーンまで色落ちした薄色デニムのジャケットを使用。パンツをブラックにすることでシックに引き締めています。ブルーと相性のよいオレンジのニットキャップをアクセントにしているのもポイント。

人気が継続しそうなMA-1をデニム素材でアレンジ。そんなアウターを主役にしたスタイリングです。白いパンツをセレクトすることで、春らしいクリーンな印象も加味。その一方、黒いハットで引き締めています。

ウエスタンシャツでデニムを取り入れたスタイリング。リラックス感が漂っているのは、スウェットパンツを合わせているためです。スポーツ系アイテムをミックスすることで、アクティブな爽快感を演出しています。

パンツでもトップスでもデニムを取り入れるなら、こんなセットアップスタイルもおすすめです。ラフになり過ぎないようにブーツを合わせていますが、デニムもブーツも明るいトーンでヘビーになり過ぎず春っぽい印象に。

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