軽やかなニットタイで爽やかなVゾーンに

“ビジカジ”が浸透した今、胸元の選択肢も増えつつある。代表的なアイテムがニットタイだろう。オフでも活躍できるオールマイティな1本でこの春新たな風を呼び込みたい。

菊地 亮

2018.03.27

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ニットタイとは?

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糸を綾織り、または平織りで仕上げる一般的なネクタイに対し、ニットタイはネーミングが示すようにニット編みで仕上げられている。ネクタイではあるが、柔軟な素材感で見た目にもやさしい印象を与えるため、カジュアルなジャケパンからビジネススーツまで活用できる。

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ニットタイの長所は万能さにあり!

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ニットタイは、休日スタイルを引き締める役割を担い、ビジネスシーンでは程良いヌケ感を演出する。つまり、平日から休日まで使える大人にはうれしい万能なネクタイなのだ。ニット編みによるふっくらとした風合いは、やわらかさやリラックス感を演出してくれる。ジャケットだけでなく、さまざまなトップスとも相性は良好で、シワになりにくいため扱いやすいのも利点といえるだろう。

ニットタイの選び方。その基準とは?

アウターやパンツにも選び方があるように、ニットタイにも季節などを考慮したセレクトの基準がある。そこで、ここではニットタイの選び方について、その基準を3点にしぼって解説する。

基準1:シーズンにそった素材選び

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ニットと聞けば、ウールやカシミヤを想像する人も多いはず。どうしても冬の素材と思いがちだが、コットンやシルクのニットはタッチも滑らかで、特有のチクチク感もないため春夏にもぴったり。ヘンプやリネンなら暑い夏にだってハマるのだ。同様にタイも、季節に合わせた素材選びを心掛けたい。

基準2:場をわきまえたデザイン

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通常のネクタイであれば、コシやハリ、光沢感などからカッチリとした印象を与えやすい。そのため、息抜きの意味も込めてレジメンタルなどの各種ストライプや小紋といった柄タイが活躍する。しかし、ニットタイはその見た目からカジュアルなイメージが先行するため、過剰な装飾は控えたほうが賢明だ。取り入れるなら、織り柄でさり気なく主張させたものを。

基準3:手にするならばシックなカラーを

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ビジネススーツは定番であるがゆえに、見た目が単調。そこで胸元から“個”をアピールしたいところだが、ニットタイのヌケ感は時にルーズとも受け取られかねない。となれば、ネイビー&グレースーツにすんなりと馴染む1本は備えておきたいところ。つまり、ニットタイの色はネイビーやグレー、さらにはブラウンやモスグリーンといった落ち着いた色が適任。

おすすめしたい5本のニットタイ

ニットタイは、ややラフな小物だけにちょっとした引き締めは必要。選ぶなら、光沢やこだわりの素材などどこかに品のよさを備えた1本が理想といえる。ここであげるブランドはそのあたりをよく心得ているので、おすすめしたい。

『ビームスF』

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シルク100%を採用したイタリア製のニットタイ。上質感を演出する生地と爽やかな色みのタッグが季節感を盛り立てる。

『ナノ・ユニバース』

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こちらもシルク100%。シンプルながらもさり気なくドットを配したデザインは、Vゾーンを華やかに彩ってくれるはず。シャツの色を問わない淡いグレーという色みも見逃せない。

『ロジ&ゲッツィ』

Sugawara Ltd

ブルネロクチネリを筆頭に、数々の有名ブランドのOEMを手掛けてきた名門ネクタイファクトリーブランド。カシミヤ100%による肌触りのよさは誰もがうっとりするほど。うっすらと浮き上がるような幾何学柄からも洒脱さが伝わる。

『フランコバッシ』

luccicare

『フランコバッシ』は1973年、イタリアのシルク産業のメッカで知られるコモにて設立。そのクオリティは創業当初から賞賛され、イタリアタイといえばここといわれるほどに。ベースはウール地ながら、カシミヤ混で編み上げているため独特な品のよさが見て取れる。

『アトウ』

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剣先に施されたシルバーチップが個性をアシストする『アトウ』の1本。3.5センチというスマートな幅も同ブランドらしく、大人の洗練されたスーツ姿には実に頼もしい。

自由度の高さが魅力。ニットタイの着こなしいろいろ

タイだからといえって、ベストパートナーがテーラードジャケットだけとは限らない。カジュアル向けのタイだけに、自由度の高さや振り幅は最大の魅力。それを生かさない手はない。

WEAR

アウターはドリズラージャケット、ボトムスにスウェットパンツ、そして小物にはキャップやスニーカー。随所にリラックス感たっぷりなアイテムを採用しているが、ニットタイ×BDシャツのアメトラコンビの絶妙なフォローによりだらしなさは微塵も感じない。

WEAR

同じニット編みだけに、カーディガンともしっかりマッチ。グレーでカラーを統一しながら全体になじませている点もポイントだ。トップスはペールトーンで柔らかさを意識しながら、ボトムスやブーツはブラックでキリッと引き締めているため大人っぽい印象に。

WEAR

アメトラをベースに、自由な着こなしを楽しむニューヨーカーのようなビジカジスタイル。“タイは革靴と合わせる”の定説にならいニットタイには茶を採用。紺ジャケとグレーシャツで落ち着かせながら、ショート丈のチノパンを組み込みこなれ感を高めている。

WEAR

紺ブレ然とした濃紺カーディガンの採用が技アリ。そこへ、ネイビーと相性のいいワインレッドのニットタイに細かいチェック柄のBDシャツでアイビー風のコーディネートに。ボトムスに白パンを投入し、爽やかさとモダンさを表現したところがなんとも心にくい。

WEAR

ブルー×ホワイトを基調とした爽やかなビジカジスタイルに、ボーダー柄のニットタイを合わせて遊び心を投入。リネンを使用した風合いある仕上がりがこなれ感を醸し出している。

WEAR

スウェット素材のジップアップパーカーに、チノパンというカジュアルな組み合わせに、ニットタイを取り入れた大人カジュアルな着こなし。革靴もセットで投入すれば、より大人顔のルックスに仕上がる。

WEAR

おしゃれジャケパンながらも、ニットタイでさらにひと工夫。白のパンツが放つやわらかな雰囲気ともなじんでいる。上品ながらも力が入りすぎていない、こなれた着こなし。

WEAR

ブラック×ホワイトのシックな装いは春夏には重たく見えがちだが、ジャケットの素材感や、ボトムスの短めの丈感で軽快に見せた好例。ジャケットからのぞくニットタイもカジュアル感を上乗せ。

WEAR

オンビジネスな着こなしも、ニットタイで柔らかくアレンジ。ボーダー柄というチョイスが軽快さを誘う、おしゃれ度抜群のコーディネート。

WEAR

ネイビーやライトグレーなど、春に活用したい色みで着こなしたジャケパンスタイル。オレンジのニットタイで、遊び心と季節感を取り入れている。

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