男の趣味にも最適な革靴のメンテナンス・靴磨きの方法

男の趣味にも最適な革靴のメンテナンス・靴磨きの方法

革靴ほどケアによって差が出るアイテムはありません。きちんとメンテナンスすれば気品が高まりますし、長く付き合えるものです。磨き方くらい、きちんと覚えておかないと。

平 格彦

2015.11.26

シューズケア

なぜ革靴は手入れをする必要があるのか

革は人間で言えば皮膚。日常的に汚れを落として清潔にしておくことが必要。水分にも弱いので、乾燥することも大切です。また、栄養を与えてダメージを回復する必要もあります。そうすることでハリが持続し、艶が増したりします。足元は意外と見られていますので、美しい靴で好感度もアップ。

革靴の手入れをするペース

革靴は履く度に布などで汚れを拭き取るのが理想。足から出る汗も吸収していますので、1日履いたら2日以上は乾燥させるのが目安です。さらに、月に1回程度は下記のようなメンテナンスを。深いダメージを負う前に、もっと頻繁にケアしてあげた方がベターです。ケアを繰り返せば愛着も深まります。

カーフレザー、キップレザー、コードヴァンのメンテナンス方法

ドレスシューズに用いられるのがこれらの革。擦り傷で白くなっているようなか所も磨くことで艶を取り戻し、目立たなくなります。コードヴァンはキメが細かく扱いも難しいので、専用クリームを使いましょう。

▼用意するもの

ソフトでしなやかなホースヘア製のブラシが最適。色の異なる革靴を所有している場合、カラーごとにブラシを用意して色移りを防ぐのがベターです。形状などは、自分が使いやすいタイプを吟味しましょう。

靴を磨く際に欠かせないのがウェス。着なくなったTシャツなどで代用することもできますが、専用のウェスのほうが機能性や使い勝手に優れています。手を汚さなくて済むグローブ型なども便利です。

革の表面に残るクリームやワックスなどの成分を拭き落とすのがリムーバーです。役割を例えるなら、靴用の化粧落とし。いったんキレイな状態にしないと、新しく塗るシュークリームの効果が半減してしまします。

革に必要な栄養分を与えたり、光沢を増したりするために使うのが靴用クリーム。補色する役割も重要で、塗布する革靴の色と同じトーンか1トーン明るいクリームを選ぶと失敗を避けることができます。

▼手入れの方法

カーフレザー、キップレザー、コードヴァンのメンテナンス方法

1. 最初に、ホースヘアブラシでホコリや汚れを取り除きます。アッパーはもちろん、コバやステッチといった汚れなどが入り込みやすいやすい部分ほど念入りにブラッシングしましょう。

カーフレザー、キップレザー、コードヴァンのメンテナンス方法 2枚目の画像

2. (タイプにより使い方は異なりますが) ウェスを指に巻き付けて、軽く湿らす程度にリムーバーを染み込ませます。つけ過ぎると液垂れしたりするので、つけ過ぎないように注意。

カーフレザー、キップレザー、コードヴァンのメンテナンス方法 3枚目の画像

3. ウェスの湿らせた部分で、靴全体を軽く擦るように拭いていきます。汚れが目立つ箇所は、ほかの部分よりも念入りかつていねいに。ただし、強く擦り過ぎて革を傷めないように意識しましょう。

カーフレザー、キップレザー、コードヴァンのメンテナンス方法 4枚目の画像

4. ホースヘアブラシにシュークリームをつけます。この時、クリームの分量は“コーヒー豆1粒大/片足”が目安。たっぷりとつけると塗布する際にムラができやすいので、つけ過ぎないように気をつけましょう。

カーフレザー、キップレザー、コードヴァンのメンテナンス方法 5枚目の画像

5. ウェスで拭いた際と同じ要領で、靴の全体にシュークリームを薄めに伸ばしていきます。ムラが出ないようにクリームを塗布することで、仕上がりが美しくなります。

カーフレザー、キップレザー、コードヴァンのメンテナンス方法 6枚目の画像

6. 最後に、キレイなウェス (or ウェスのキレイな部分) で空拭きして、余分なリムーバーやシュークリームを取り除けば完了。簡潔に言えば、汚れを取ってクリームを塗るという作業だけなので、難しくはないはずです。

カーフレザー、キップレザー、コードヴァンのメンテナンス方法 7枚目の画像

7. 傷が目立たなくなり、光沢を取り戻しました。やはり、ドレスシューズは艶があるほうが美しく、エレガントな印象です。やり方さえ覚えれば1回あたりの作業時間はたった数分。それだけで足元の印象は数段アップします。

スエードのメンテナンス方法

スムースレザーとは異なり、起毛しているスエードやヌバックは手入れが簡単。基本的には、ブラッシングして毛並みを整えればOKです。だからこそ、履く前にケアするのを習慣化して、常に美しい状態を保ちたいもの。

▼用意するもの

ウマの毛よりもハリやコシが強いブタの毛を用いたブラシ。スエードやヌバックに加え、オイルドレザーなどのケアにも適しています。きちんと使えば革を傷めずに汚れが取り除ける必要不可欠なメンテナンスツールです。

革の天敵とも言える雨や水分から靴を守るために必須。乾くまでの時間が必要なので、日頃からコーティングしておくのがおすすめです。また、スムースレザーにも使用できますが、光沢が薄れるのでその点は注意が必要。

革に必要な栄養分を与えたり、光沢を増したりするために使うのが靴用クリーム。補色する役割も重要で、塗布する革靴の色と同じトーンか1トーン明るいクリームを選ぶと失敗を避けることができます。

▼手入れの方法

スエードのメンテナンス方法

1. ピッグブラシで毛に付着した汚れなどを取り除きます。コバやステッチなど、汚れが溜まりやすい部分も念入りにブラッシングします。ブラッシングの最後に毛並み (毛の流れ) を整えると上質感が高まります。

スエードのメンテナンス方法 2枚目の画像

2. ブラッシング後、防水スプレーでコーティングします。薄くまんべんなく散布して、きちんと乾かすのが基本。スプレーに書いてある注意書きに沿って使用しましょう。起毛部分で水を弾き、内部への侵入が防げます。

スエードのメンテナンス方法 3枚目の画像

3. もしもソールに剥げている箇所がある場合は、ソールと同系色のシュークリームで色を補って目立たないようにケアします。念のため、目立たない部分でどんな色になるのかを試してから使用するようにしましょう。

スエードのメンテナンス方法 4枚目の画像

4. 起毛している分、汚れなどが付着しやすいスエードですが、だからこそブラッシングするだけで付着物が除去できます。少しケアするだけで上質感が違いますので、美しい毛並みを保ちましょう。

    KEYWORD関連キーワード
    RECOMMENDEDあなたにおすすめの記事

    BACK