ワークブーツの5大人気ブランドを厳選。注目ラインアップを総ざらい

ワークブーツの5大人気ブランドを厳選。注目ラインアップを総ざらい

あきれるほど頑強で履き込むほどに表情が変わるワークブーツは、男の物欲をくすぐる一生モノ。5大人気ブランドと有力モデルを把握して、自身の相棒を見つけよう。

NAKAYAMA

2019.01.22

ブーツ
ワークブーツ

ワークブーツを選ぶ際には、こだわり抜かれた機能で判断しよう

働く男の足元を支えるに足る機能が盛り込まれているからこそのワークブーツ。今でこそファッション要素の強いアイテムとなっているが、もともとは足、ひいては脚を保護するためにと生まれたブーツである。となれば、ワークブーツの良し悪しを左右するのは、厳しい環境下でも対応する機能性。選ぶならば、生産背景に裏打ちされた機能を有する1足に注目したい。

たとえば、良作の1つとして紹介するのが『ホワイツ』の代表作である「スモークジャンパー」。山火事をパラシュートで降下して消火する、森林降下消防隊が名前の由来だ。森林を駆け抜けても安全なように足元を保護する重厚なレザーアッパーや、悪路でも安定感をキープするアーチイース構造など、細かな部分まで計算し尽くされた作りが同モデル最大の特徴となっている。もちろん街中ではオーバースペックであるが、この1足にはワークブーツを選ぶ男心と醍醐味がこれでもかと詰まっている。

まず知っておきたい5つの定番ブランドをモデルとともにおさらい

先の『ホワイツ』を含む、押さえておけば間違いないワークブーツの人気ブランドを以下で紹介していく。そのなかでも、武骨で機能性に富んだモデルもあわせてピックアップ。専業ブランドのワークブーツがいかに丁寧に作られているか、そしてそれらのデザインにどんな想いが込められているのかをしっかり理解し、相棒として迎え入れてほしい。

▼ブランド1:“キングオブブーツ”と言えば、の『ホワイツ』

ワークブーツを語るうえで欠かせない存在の『ホワイツ』。最高峰というべき同ブランドの歴史は古く、MAD IN USAの伝統を1世紀以上に渡って守り生産し続けている。熟練の職人によるハンドクラフトで、厳しい基準を通ったレザーのみを使用。製法もその当時から大きく変えられず、実にアナログながらタフネスあふれるブーツが1足1足丁寧に仕上げられている。“キングオブブーツ”と呼ぶにふさわしい存在だ。

アイテム1スモークジャンパー

『ホワイツ』の長い歴史のなかで製法の根源を変えることなく生産されている「スモークジャンパー」。冒頭で解説した生産背景の魅力はもちろん、丈夫なレザーアッパー、ホールド感を自由自在に調整できるレーストゥトゥ、長時間履いても疲れにくいアーチイースサポート、グリップ性に優れたビブラムソールなど賞賛すべきディテールが目白押し。素材には一般的に、油分を多量に含む分足馴染みが良いクロムエクセルレザーを使用している。タフながら、意外にも履きやすい。そんな完成度の高い1足として推薦したい。

アイテム2セミドレス

誕生した1930年から変わらない装いで、「スモークジャンパー」と並び高い人気を博す「セミドレス」。ワークブーツらしからぬ上品なラストの形状から、主に医者や弁護士、接客業などを仕事にするデスクワーカーを中心に支持を獲得してきた。「セミドレス」というモデル名のとおり、アッパーはドレスシューズを思わせる雰囲気で幅広いスタイルに合わせられる。クロムエクセルに比べて光沢がある、その名もドレスレザーを使用しているものが基本だ。1足持っておけばどんなシーンでも活躍してくれる、一級品。

▼ブランド2:タフな機能とスマートなルックスが売りの『ウエスコ』

1918年にジョン・ヘンリー・シューメイカー氏によって誕生。考え抜かれた緻密な工程やスムーズな歩行を可能にするステッチダウン製法、優れた耐久性、タフな男たちに愛される高い機能性など、そのスペックはまさに最高峰だ。ワーカーを納得させる機能はもちろん、そのタフネスを表に出さないスマートな表情も魅力的。

アイテム1ボス

質の高いフルグレインレザーを惜しげもなく使用した『ウエスコ』のエンジニアブーツ。ステッチダウン製法で作られているため踏み込みも自然で、見た目をいい意味で裏切る抜群の歩きやすさを体感できるはずだ。見ても触っても重厚さを感じられる魅力的な装いも男心をくすぐる。アメリカンカジュアルスタイルを極めたいなら、確実にこの1足は持っておきたい。

アイテム2ジョブマスター

1938年に産声を上げた同シリーズは、その作りの良さから汎用性が高くさまざまな仕事に対応するブーツでもある。トゥまで伸びる安定したレースアップのホールド感はほかの追随を許さず、足元をしっかり保護。『ホワイツ』の「スモークジャンパー」とキルトの有無などルックスは似ているが、こちらのほうが丸くボリュームがあり、よりワーク感が強め。どちらを選ぶかはお好みで。

▼ブランド3:愛され続けるワークブーツの代名詞、『レッド・ウィング』

創業者チャールズ・ベックマン氏によって、1905年にアメリカ中西部ミネソタ州で誕生した『レッド・ウィング』。創業者の“本当に良い靴を売るにはそれを自分で作るしかない”という理念を受け継ぎ、現在でもリアルなワーカーのための靴を作り続けている。なので、実は本国では「アイリッシュセッター」などのヘリテージラインよりよりパフォーマンスの高いモデルの需要が高いのだとか。何にせよ、その高品質なワークブーツは全米から高い評価を獲得している。

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アイテム1#9874

1950年に『レッド・ウィング』の新たなハンティングブーツとして作られた「アイリッシュセッター」。元はオロラセットレザーの色から連想された同名の犬種にちなんで名づけられたモノだが、現在ではモックトゥブーツを総称して「アイリッシュセッター」と呼ぶ場合もある。今作は日本市場からの熱い要望を受け、復活した復刻版。当時のディテールを忠実に再現するため、そして現在では使われなくなった当時の機械をメンテナンスするため、退職した職人を呼び寄せたというこだわりのエピソードも男心にグッと刺さる。

アイテム2#2966

2014年に発売された、#9268の先芯をスティールから樹脂タイプに変えたエンジニアブーツ。つま先の形状を優しく包み込み足のアタリに合わせて馴染むため、快適な履き心地とスマートなフォルムを実現している。ワークブーツならではの、履いた際の痛みや不快感、重さが気になるという方におすすめのモデルだ。長年愛用することで革の表面が擦れていき、少しずつ茶色みを帯びていく“茶芯”を採用しているのも粋。

▼ブランド4:タフなルックスの足元を作りたいなら、『ダナー』

1932年に誕生した『ダナー』。軽量さと快適性を重視し、1足1足手作業で丁寧に作り上げるというスタンスは創立当時から今も変わっていない。アウトドアブーツメーカーとしても世界中にファンを持ち、その高い技術力から“もっとも理想的なブーツ”とも称される、まさに最高品質を誇るメーカーの1つ。

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アイテム1マウンテンライト

誕生から30年以上にもなるが、今なお『ダナー』の象徴的な存在である「マウンテンライト」。発売当初と変わらずポートランドの工場にてハンドメイドで作られており、『ダナー』式ステッチダウン製法を今なお変えず組み立てられているこだわりの詰まったモデルだ。環境が厳しいアウトドアシーンでその機能を発揮するブーツとして生まれたが、現代においてはリアルな登山靴よりも街歩きに適したスペックとなっている。

アイテム2ダナーライト

ダナーライトを説明するうえで欠かせないのがゴアテックスファブリックの存在。採用しているシューズブランドも数多く存在するファブリックだが、ブーツに搭載したのは『ダナー』が初めてといわれている。また、耐摩耗に優れたビブラムクレッターリフトやグリップ性が高いミッドソールなど、衝撃吸収を最大限高めた仕上がりに。

機能面もさることながら、サイドのテキスタイルとの切り替えなど他のメーカーでは見られない意匠もまた魅力的。武骨さとデザイン性を持ち合わせた、ファッションには欠かせない1足だ。

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▼ブランド5:アメリカが生んだ老舗。妥協ナシの本格派『チペワ』

アメリカ生粋のブランドである『チペワ』は1901年に誕生と、歴史的にはかなり長い部類に入る。伐採場で働くランバーマンの足を守るため、どんな過酷な環境でも耐えられるタフネス重視の仕様で作られたブーツは、いかなる耐久テストもクリアした最高品質のブーツとして信頼を獲得。瞬く間にアメリカ全土へと広がった。『レッド・ウィング』ともまた異なる、実用性を重視したルックスは今また新鮮だ。

アイテム1ユーティリティーブーツ

6インチサービスブーツを軸に生産された「ユーティリティーブーツ」は、その名のとおりクセのない実直な作りでさまざまなシーンに対応する万能ブーツ。頑強さを担保するグッドイヤーウェルト製法でメイクされており、アッパーはマットな輝きを放つフルグレインオイルドレザーを使用。加えてアウトソールには悪天候下でも滑り知らずのビブラム・タイガムソールを採用しているなど、実用性に特化したモデルだ。

アイテム25インチ ツートンスエード ブリッジマンブーツ

スエードとフルグレインレザーのコンビデザインが目を引く人気モデル。足入れの良いラストを採用し、トゥまで続く11ホールのシューレースが足をしっかりとホールドしてくれる。トゥスプリングが上がっているため、ローリング作用により歩行性に優れているのも魅力。ビブラム・クリスティソールはオイルレジスタントで衝撃吸収性が非常に高い。アンティークゴールドのハトメとナチュラルなウェルトが、こなれた男の足元を演出してくれるはずだ。

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