デキる大人は、10万円で買えるシックな腕時計を選ぶ

デキる大人は、10万円で買えるシックな腕時計を選ぶ

言わずもがな、高級時計のすばらしさはいい大人であれば誰もが心得ている。しかし、成熟した大人のメンズだからこそ10万円以下で買える、シックな腕時計で違いを見せたい。

菊地 亮

2015.11.04

腕時計

やさしいプライスの奥に潜む奥深い背景

プライスにばかり目が向いてしまいがちだが、最上級のデザイン性やクオリティこそ高級時計の真髄。かといって、リーズナブルな腕時計が総じて劣っているかというと、それは一概には言えない。その本質を見抜く目こそ、成熟した大人のセンスの見せどころといえるのではないだろうか。

ここでは10万円以下で手にすることができる上に、オン・オフを問わず愛用できて、なおかつセンスも同時に手に入れることができるブランドとその代表作を紹介しよう。

ブランド1:ツェッペリン

1987年、ドイツのミュンヘンにて創業を開始したウォッチブランド、『ツェッペリン』。その名は、1900年に開発されたドイツが誇る硬式飛行船にちなんでいる。全体を見てもらえれば、面影はいたるところに見て取れるはず。そして、ドイツ製らしい“機能第一主義”における頑なな姿勢も世界中から認められる要因といえるだろう。

ZEP-76805 100周年記念モデル

1900年に完成した、ツェッペリン飛行船第一号“LZ1”の誕生100周年を記念し製作されたアニバーサリーアイテム。機体をデザインソースに、ダイヤルは丸みをつけたドーム型に設計。文字盤には100周年をドイツ語で表した「100Jahre」を刻印している。しかも、その内部にはスイス製の高性能ムーブメントを装備。

ヒンデンブルグ ZEP-70864

一風変わってこちらは、クラシカルな趣が目を引くアナログ表示のクロノグラフ。コレクションのなかでも視認性は抜群で、往年の計器を思わせるデザインはシブさもひとしお。レトロな表情ではあるものの、内部にはスイス製の高性能ムーブメント「Ronda5030.D」が搭載され、そのギャップも“分かってる”大人にはたまらない。

ブランド2:ハミルトン

『ハミルトン』は、1892年にアメリカ・ペンシルバニア州に設立された。時計の聖地で知られるスイスとは異なり、独自のアプローチで製作されたアイテムは画期的なプロダクツとしてアメリカの工業史においても重要な存在となっている。大統領やメジャーリーグのスーパースターたちも愛用していたことから、その偉大さは伝わるはず。

ジャズマスター シノマティック

代表するモデルとして上位に上がるのが、1960年代に発表されたシノマティック。こちらは、その名作をベースに現代的なエッセンスを加えたアレンジモデル。旧式ロゴを採用しながらブレないアイデンティティを表現しつつ、全体をシャンパンカラーに脚色しグッとラグジュアリーに。着用しやすい38mm径のケースもまたいい。

カーキチームアースオート

名優、ハリソン・フォードが長年理事を務める国際環境NGO、コンサベーション・インターナショナル。その活動に賛同した『ハミルトン』は、次々と彼とのコラボ作を発表していく。こちらは、“今、行動を起こす時”をテーマに製作されたカーキ チーム・アースシリーズの一本で、未来を守るアイコンとして存在感を発揮している。

ブランド3:モンディーン

時間の正確さに定評のあるスイスオフィシャル鉄道時計である『モンディーン』は、その精度の高い時計制作が世界から評価されているブランド。スイスのチューリッヒ中央駅の時計塔は、現在も待ち合わせ場所のシンボルとして使われており、国内3000余りの駅で使用されている。

マストアイテムストップ・トゥ・ゴー

ブランドの特徴を落とし込んだこちらの時計は、秒針が約58秒で一周し、12の位置で2秒ほど停止する。駅内の時計をすべて同表示にするため編み出した“ストップ・トゥ・ゴー”というユニークな機能で、こちらを腕時計に採用するために4年の歳月を費やしている。

ブランド4:ブラウン

家電デザインに大きな革命をもたらしたといわしめた『ブラウン』。色褪せることのないシンプルで美しい造形美は、デザイナーの「より少なく、しかしより良く」の哲学のもとに誕生した。機能主義を一貫しつつ、革新的なデザインを多く輩出する『ブラウン』の家電は今もなお高い人気を誇り、デザイナーやコレクターを魅了する。

BN0142

多くのモデルを排出する『ブラウン』のなかでも、AW24はブランド代表するアイテムといえる。1970年〜2006年まで、同社の中心的デザイナーとして活躍したピーター・ハルトヴェインの傑作ともされるこの名作を忠実に再現。さらに、当時にはなかったカラーレザーを採用している。

ブランド5:タイメックス

150年以上の歴史をもつアメリカ時計の老舗ブランド『タイメックス』。 Freeamericanidol内でも幾度も登場する ブランドだが、今回もスルーできないブランドだ。大量生産によって誰にでも手の届く時計作りをモットーとする『タイメックス』は、ウォルトディズニー社との提携による初めてのミッキーマウスウォッチの生産や、世界で始めて光る文字盤の開発など、ユニークかつ革新的な製品コンセプトと手ごろなプライスにより、いつの時代も高い人気を得ている。

アイアンマン 8LAP

これまで生み出した至高の作品は数知れず。ただ、そのなかに異質な存在として今もなお懐かしさと便利さを我々に届けてくれるのがこのアイアンマンだ。『タイメックス』の初のスポーツウォッチとして知られ、世界初の文字盤全面発光機能を搭載した、まさに革命的な一本といえるだろう。

思わずうなる腕時計にこそ大人としての矜持が詰まっている

腕時計を測るものさしは、何もプライスだけとは限らない。長い年月をかけて編み出したユニークな仕掛け、ブランドの新たな一面をのぞかせるデザイン、世界初の機能を搭載したスポーツウォッチなど。思わず「なるほど」と納得してしまう製作背景があるのだ。そういうことが、大人にとっての愉しみだったりするのだ。

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