大人は足元でさり気なくミリタリーを装う

大人は足元でさり気なくミリタリーを装う

メンズカジュアルにミリタリーは欠かせないが、今季は一層注目を集めている。それを足元に取り入れることができれば、旬感とスマートな着こなしの両方を手にできるはず。

菊地 亮

2015.10.31

スニーカー
ミリタリーファッション

ミリタリーからインスパイアされたスニーカーたちがトレンドの予感

ハイテク系、ローテク系、そしてランシューと、90年代ムーブメントの再来によっていまだ脚光を浴びるスニーカー。その流れは今後も継続しそうだが、なかでも秋冬のトレンドから人気を集めそうなのがミリタリー系。そのルーツ、テイスト、デザイン、素材と、さまざまなアプローチにより生まれた一足が新たな流れを生み出しそうな予感。その証拠に、街ではミリタリースニーカーの着用が増えているようだ。

白レザーとスエードが醸すクリーンな『ジャーマントレーナー』のスニーカーは、子供っぽさなど微塵も感じないクリーンさが魅力。そのため、チェスターコートやウールスラックスといったエレガントなアイテムとも馴染みやすい。また、カモ柄のインナーダウンを採用することで、足元と同様に上品さに加えて、程良いカジュアルダウンを誘発する。

少々ハードルの高いジーンズのセットアップでも、合わせるアイテムによってすんなり“こなせる”。例えば、足元にクールな『スパルウォート』のミリタリーシューズを添えるだけでも、野暮ったさをフォローする一助になり、いまどきなスポーツミックスも表現可能。合わせるボトムスがリブパンならなおのこと。このリラックス感が重要なのだ。

デニムジャケットにミリタリーパンツのベーシックな組み合わせも、『ジャーマントレーナー』のミリタリースニーカーを取り入れることで鮮度アップ。ミリタリーパンツとの相性のよさは言わずもがな、デニムとも絶妙に絡み合い、今日的なカジュアルスタイルに仕上がる。メガネとハットで程良く大人っぽさを醸し出せば、Freeamericanidol世代にちょうどいい着こなしが完成する。

初めてのミリタリーシューズであれば、由緒正しいブランドを入り口としたい

ミリタリーシューズを手にする時、バックボーンのある本物を手にしたいなら以下の4足がおすすめ。実際に歴史がある分作りもしっかりしており、見た目に関しても今日的な雰囲気に問題なくハマる。また、初めてのミリタリーシューズという方でも安心して履けるので、まずはご覧いただきたい。

『ジャーマントレーナー』のミリタリーシューズ

1970〜1980年代にドイツ軍のトレーニング用として作られたインドアシューズ。細身で甲の低い形状はスマートで、ホワイトレザーのアッパーで大人っぽい雰囲気も演じられる。鋭角にカッティングされたスエード地やサイドラインなど、さり気なく施されたデザイン性も秀逸。クッション性の高いインソールは履き心地も上々だ。

『スパルウォート』のマラソントレイル

1950年代のスロバキアでは、軍用トレーニングシューズを生産する多くの工場があった。今では閉鎖となったそれらの工場を再稼働させ、当時の製造機器や製法をそのままに作り上げたのが『スパルウォート』。その代名詞でもあるこちらは、速乾性のあるナイロンとスエードの異素材コンビで仕上げた、品と実用性を共存させた逸品。

『バルミュゼット』のデッキスニーカー

イタリア海軍で広く使用されているスニーカー。アッパーは軽快なキャンバス生地を使用し、海の香りが漂いそうなネイビー×ホワイトの配色も大人には手に取りやすいはず。滑りやすいデッキ上での作業を考えたスニーカーのため、ラバー製のソールはグリップ力が強く、シンプルなデザインは日頃のスタイリングにも重宝しそうだ。

『アメリカ1945ARMY』のコーラルシューズ

アメリカ軍で1940年代に使用されていた、岩礁地帯用シューズ。以降、陸から上陸してそのまま履いていたことから、ジャングルシューズとも呼ばれている。こちらは、生地の厚みやフォルムなど、当時のオリジナルを忠実に再現した一足で、底部分がやや薄くジャングル内を歩くには強度不足だった難点を補い、厚みのあるラバー製に変更。

デザインや作りでミリタリー風を装った一足が使いやすい

もともと各国の軍と深いつながりがなくても、ミリタリーに代表されるデザインやカラーで表現されたアイテムであればそれだけでも存在感は十分。むしろ、出どころがスポーツやファッションに特化したブランドが製作した一足ということもあり、普段のスタイリングに適度なスパイスとして取り入れやすいかもしれない。

『プーマ バイ ミハラヤスヒロ』のMY-86 カモ

世界的ドメスティックブランド『ミハラヤスヒロ』と『プーマ』がタッグを組んだ、最新コレクションの一足。エナメルコーティングを施したアッパーに施したアロハカモ柄のプリントがひと際目を引くこちらは、特徴的なトゥキャップでカジュアルさを装いながら、プレミアムレザーで高級感も演出している。

『ラカイ』のキャンビーミッドミリタリー

1999年に設立したフットウェアブランドの『ラカイ』は、アメリカ・ロサンゼルスとカリフォルニアの頭文字をブランド名に採用するほど、西海岸カルチャーとの結びつきは深い。こちらの代表的モデルも、肉厚でクッショニング性能の高いインソールが特徴のスケシューがベース。それを、オリーブのスエード素材で仕上げたことでミリタリーライクな一足に。

『パラディウム』のバギージップMA-1

フランス軍への納入実績もあるがもともとは航空業界向けのタイヤ製造からスタートしたブランド。そのノウハウを生かした靴は、厚手で屈強なラバーソールが実に心強い。特筆すべきはライニングで、MA-1の素材やデザインをそのまま落とし込んだもの。しかも、トップ部分は折り返し自在のため差し色としても効果絶大だ。

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