秋冬コーデのカギを握る、レイヤードスタイル徹底解説

秋冬コーデのカギを握る、レイヤードスタイル徹底解説

色、柄、素材。デザインの重なりで見せる、レイヤードファッションについて徹底解説。メンズの秋冬コーデのカギを握るレイヤードを制する者が、冬ファッションを制します。

編集イトウ

2015.10.08

秋の着こなし・コーデ
冬の着こなし・コーデ

レイヤードとは

レイヤードは、「層をなした、重ねた」などの意味で、ファッションでは「重ね着」スタイルのことを指します。

内側に着たものが表から見えるような着方をして、複数の衣服を重ねた効果のおもしろさを追求したもので、従来の着こなしを無視した意外性と新鮮な感覚がウケて、1960年代後半から1970年代にブームとなり、ファッションシーンに浸透しました。

引き続き人気のシンプルな服をおしゃれに見せるレイヤード

大人のファッションに味方するシンプルな着こなしは、今季も引き続き主流。そこでおしゃれ感を出すカギを握るのが、レイヤードの発想です。洋服を重ねることで新たな一面が現れて、おしゃれをアピールできる上に、保温効果も期待できます。

今回は大人のおしゃれにスグ取り入れられるレイヤードのテクニックを、難易度別にご紹介。非現実的な重ね着ではなく、あくまでリアルに、そしておしゃれに見えるテクニックだけを厳選してお届けします。

難易度★☆☆☆☆:フードで重ねる

レイヤードする上でもっとも初歩的で簡単ながら、おしゃれ感をアピールできるのが、パーカを取り入れたスタイル。

パーカの特徴ともいえるフードをアウターから露出させれば、それだけで完成の手軽さが魅力です。

またジップアップタイプのパーカをアウターのなかに取り入れる場合は、前を開いてインナーを見せればこれだけで3枚重ねられるので、レイヤード初心者はここから挑戦するとよいでしょう。

プルオーバーパーカとダウンベストを重ねた、アメカジコーデのレイヤードスタイル。ダウンベストの着丈と、インナーのグレーパーカの着丈の長さに少し差をつけて、重ね着感を高めたのがポイント。

テーラードジャケットのなかにパーカを重ねて、さらに首元からシャツの襟を見せたレイヤードスタイル。キャップで遊び心を加えた、大人のきれいめMIXコーデ。

ジップアップパーカの前を開き、レザージャケットとヘンリーネックカットソーとの重ね着を楽しんだ着こなし。黒のパーカは引き締め効果も狙えるので、気になる人はチェックしておきたいアイテムです。

冬の鉄板レイヤードコンビ、レザーライダース×グレーパーカ。適度に男くさく、そしてフードがかわいらしさを演出して男を魅力的に見せる、覚えておきたい重ね着です。

難易度★★☆☆☆:素材を重ねる

恐らく多くの人のメインの洋服はコットンだと思いますが、そこにウールやレザー、スエードなどの異素材を組み合わせることで、コットン同士のレイヤードよりも表情豊かな着こなしが期待できます。

難易度も比較的簡単に挑戦できるので、パーカが苦手だけどレイヤードに挑戦したいという人はこちらをチェックしてみてください。

ウール×コットンのレイヤードは、挑戦しやすいニットとシャツのコンビがおすすめ。シャツの柄によってカジュアルからきれいめまで調整できるので、多くの人にハマるレイヤードテクです。

レザー×コットンのレイヤードは、レザーライダースジャケットとチェックシャツのコンビがおすすめ。ハードになりがちなレザーライダースをコットン生地とチェック柄が程よく中和し、着る人を魅力的に引き立ててくれます。

ナイロン×コットンのレイヤードは、マウンテンパーカと白シャツのコンビがおすすめ。カジュアルなマウンテンパーカを白シャツでドレスアップし、ラフすぎない大人の着こなしへと昇華します。

デニム×コットンのレイヤードは、Gジャンとパーカのコンビがおすすめ。レイヤードスタイルの王道コンビは、今の時期に最適。インナーは白Tのほか、チェックシャツなどでもOK。

難易度★★★☆☆:巻いて重ねる、掛けて重ねる

新たなレイヤードテクとして浸透した「巻く」「掛ける」テクニックは、夏に限らず秋冬も有効な重ね着術。

ただし、取り入れる時はその「巻く」「掛ける」に至ったストーリーを考えて取り入れないとチグハグになってしまうので要注意。シャツを巻くならシャツは着ない、ニットを掛けるならニットを着ないなど、そこを計算して取り入れましょう。

シンプルなパーカとジーンズの休日コーデに、赤のチェックシャツを腰巻きしてアクセントをオン。定番の組み合わせながら、小ワザを効かせたテクニックが大人のコーデに味方します。

トップスで3枚重ねて、さらに腰にチェックシャツを巻いた上級レイヤードスタイル。多く重ねていますが、きちんと重ねた過程が見て分かるので、違和感なくまとまっています。

ド定番の型掛けコーデは、アウター&シャツの上に重ねることで違和感なくマッチ。ボーダー柄のニットと柄シャツの間に無地アウターを重ねることで、ガチャガチャせずにレイヤードした好例。

チェスターコートを肩掛けしたレイヤードスタイルは、今季注目のテクニック。インナーに取り入れた発色のよいニットが、好アクセントとして活躍します。

難易度★★★★☆:色を重ねる

レイヤード時に注意したいポイントのひとつが、色の組み合わせ。

同色を組み合わせる時は素材を変えたり、ほかの色と重ねるならトーンを揃えたりと、色を重ねるのはなかなか難しい。ここでは色重ねのグッドサンプルをご紹介します。

モノトーンで色を重ねたグッドサンプル。インナーに白カットソーを取り入れて、メリハリある着こなしに。パンツ裾をロールアップするなど、小ワザを効かせるのがポイントです。

同色で色を重ねたグッドサンプル。スモーキーなグレーは微妙に色のトーンに差をつけたり、アイテムの素材感に変化をつけるのがポイント。

差し色で色を重ねたグッドサンプル。全身ブラックにまとめた着こなしのインナーと足下に、発色のよいレッドをオン。メリハリあるスタイルに仕上げました。

グラデーションで色を重ねたグッドサンプル。ホワイト×グレーの淡いカラーのコンビは、おしゃれさをアピールするだけでなく、季節感も演出する秋冬の鉄板コンビ。

難易度★★★★★:柄を重ねる

もっとも難易度の高いレイヤードテクは、柄×柄のコンビ。色以上に主張が激しいアイテム同士を組み合わせるとガチャガチャして難しいですが、まとまるとこの上なくおしゃれにキマるので、レイヤードになれたら挑戦してみましょう。

カモフラ柄×カモフラ柄のコンビは、色合わせのよいブラウン×ブルー地にすることで違和感なく着地させた好例。パンツもカーゴパンツを合わせて、旬のミリタリーを前面に打ち出した着こなしです。

カモフラ柄×ボーダー柄は、柄×柄のコンビでは比較的取り入れやすいパターン。柄と柄の間に無地のパーカを挟み、うるさくなりすぎないよう調整したのがポイントです。

幾何学柄×ストライプ柄をドレスMIXスタイルに落とし込んだグッドサンプル。ストライプ柄シャツと幾何学柄のコートの間にインナーダウンを挟み、トレンドとコーデ全体のバランスを調整したのがうまく落とし込んだコツです。

ドット柄×ボーダー柄×ストライプ柄の高難易度コーデ。ボーダーカットソーの裾は黒地を選んでパンツとの柄×柄部分をなじませたり、パンツのラインとシャツの地の色を同系色にするなど計算しながらも、ここまで来ると着用者の雰囲気も重要となってきます。

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