メカニカルか、ヴィンテージかが悩ましいベル&ロス

メカニカルか、ヴィンテージかが悩ましいベル&ロス

1991年創業の新興フレンチブランドが、『ベル&ロス』です。2015年でやっと24周年ですが、今や世界中で熱心なファンを生んでいます。今回はそんな人気の秘密に迫ります。

黒野 一刻

2015.10.06

ベル&ロス(BELL & ROSS)
腕時計

『ベル&ロス』とは

『ベル&ロス』は1991年に創業した腕時計ブランド。スイスではなく、フランスのメーカーです。21世紀当初までは知る人ぞ知るという知名度で、ミリタリー調のデザインに惹かれるファンがいました。その人気が大きくブレイクしたのは2005年。航空機の計器板から計器を引き抜いてきたような腕時計、BR01が時計ファンに衝撃を与えたのです。

『ベル&ロス』人気の秘密

BR01の特異性と独創性は多くの時計ファンの知るところとなり、時計店を訪れた人々が、その奇抜さに惹きつけられました。一過性の人気で終わらなかったのは、細部に至るまで、しっかりした作り込みがなされていたためです。さらに、トノウ型のダイバーズBR02、コンパクトサイズのBR03と継続的にコレクションが展開されました。

ヴィンテージ風でもヒットを飛ばす

従来のミリタリー路線に、さらに洗練の度合いを加え、アンティーク風スタイルのラウンドモデルでもヒットを重ねます。ヴィンテージコレクションにラインアップされる航空系モデルは腕時計の過去回帰のトレンドにも合致し、分厚いファン層が形成されています。そんなフレンチブランドに、改めて注目です。

腕時計選びに悩む『ベル&ロス』のなかでも、選んで間違いのない5つのモデル

節目を祝うアニバーサリーモデルBR01-92 10周年記念限定モデル

2015年はBR01の誕生から10年のメモリアルイヤー。このモデルは、それを祝う世界500本の希少な限定ピースです。ケースはセラミックパウダーを表面に焼きつけてコートし、耐傷性は抜群。マットブラックの外観は、本物の戦闘機の計器パネルメーターを思わせます。存在感も圧倒的なスペシャル感いっぱいです。

この外観にしてプロ仕様ダイバーズBR02-92 オートマティック

普通、ダイバーズは耐水圧を考えてラウンド型になるものですが、このモデルは工学的に考え抜かれた設計で、トノウ型にして1000m防水を実現。プロダイバーが行う飽和潜水にも対応し、ヘリウムガスの排出バルブも付きます。カーボンファイバーのパウダーを焼きつけてコートしたケースは、抜群の耐久力を誇っています。

この外観にミリタリーカラーがよく似合うミリタリー タイプ BR03-92

BR01の縦横46mmより、若干コンパクトな縦横42mmのBR03の最新作で、ケースは軽量にして、抜群の表面硬度を誇るブラックセラミック製。文字盤とベルトはモスグリーンで彩り、ミリタリー調の香りが高い。計器板風の外形とミリタリー系のカラーリングのコンビネーションはマッチしており、非の打ち所のないデザインです。

1970年代航空時計風デザインヴィンテージ BR123 GMT 24H

創業者の1人でデザイナーのブルーノ・ベラミッシュの実力の高さがうかがい知れます。メタリック調の薄いベゼル、緩やかなドーム状の風防、オレンジの24時間針などは、1970年代の航空時計やGMT機能付きモデルを丹念に研究しなければ、なし得ないデザイン。新興ブランドとは思えない、過去の時計への深い理解が表れています。

1930年代アンティーク風クロノグラフヴィンテージ BR126 オフィサー シルバー

これもまた1930年代くらいのアンティークへの深い理解から作られたクロノグラフ。風防を分厚いボックス型とし、横2インダイヤルのレイアウトもクラシカルそのもの。プッシュボタンも、古典的なマッシュルーム型を採用しています。文字盤はシルバーメタリックで仕上げ、レトロシックな雰囲気が漂っています。

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