国産デニムの聖地を冠した、児島ジーンズとは!?

国産デニムの聖地を冠した、児島ジーンズとは!?

岡山県児島の遺伝子を受け継ぎ、今に伝える『児島ジーンズ』。国内生産にこだわり、古き良き時代のヴィンテージを高品質で提供するこのブランドに今回は迫る。

菊地 亮

2015.08.17

児島ジーンズ
ボトムス
ジーンズ
MADE IN JAPAN・国産

日本デニムの聖地を冠したジャパンクオリティの代弁者

日本デニムの聖地と呼ばれる岡山県児島は、古くは江戸時代から繊維の街として知られてきた。連綿と続く伝統は、今やひとつの名物という枠を飛び越え文化にさえなっている。その聖地の名をブランド名に冠したところに、児島ジーンズの高尚な誇りと熱意を感じるはずだ。

『児島ジーンズ』とは

児島の職人たちがデニム以上に紡いできたモノ作りへの情熱とこだわり。彼らへのリスペクトから生まれた児島ジーンズは、職人たちの遺伝子と日本のモノ作りの質を凝縮したブランドと言える。「遊び」「趣味」「生活」をコンセプトに、ジーンズがその一部であって欲しいと願い作られた1本に、時代を問わず誰もが魅了される。

ブランドの凄みがヒシヒシと伝わる正統派の1本

デニムのすべてを心得た職人たちの確かな知識と経験、そして技術。それらがベースにあるからこそ、児島ジーンズからは数多くのシリーズが誕生している。モンキーコンボジーンズやミリタリージーンズなどはその典型。しかし、本来の魅力を知るなら、やはり正統派の1本を。それが、やがてはかけがえのない1本になるだろう。

Model1セルビッチストレートデニム RNB102

ブランドの名を広く知らしめたスタンダードモデルであり、初期から作り続けられているロングセラージーンズ。そこにはマニアも納得のヴィンテージディテールがふんだんに盛り込まれ、適度なオンスの生地厚が堅牢さを物語っている。そして、徐々に浮き上がる経年変化に楽しさを覚えるに違いない。これぞ、まさに匠の技の結晶だ。

Point1生地&縫製

ヴィンテージジーンズの生地を再現すべく旧式の織機を使用。ゆえに、同ブランドの生地は特徴的な凹凸のある厚生地に仕上がっている。また、生地の端(ミミ部分)を折りながら縫い合わせるため、幅広に織ることができない点も希少とされる所以。その縫製には、過去に使われていたユニオンスペシャルというミシンを採用している。

Point2ヴィンテージディテール

古着屋に通いつめ、ヴィンテージジーンズを何度も目にしてきたベテランジーニストたち。彼らを納得させるディテールワークもまた児島ジーンズに欠かせない要素。昔ながらの打ち抜きブロンズリベット、補強用の隠しリベット、さらにはアタリが出やすいよう中央を盛り上げたベルトループなど、細部にまで配慮が行き届いている。

美しい色落ちにも注目

Point3BEFORE

深みのあるインディゴブルーこそ児島ジーンズの真骨頂と言えるだろう。オンスが上がれば上がるほどハードルが高くなる染色。ほかではあまり見られないヘビーオンスを扱う児島ジーンズでは、何度も繰り返し行うことでその難題をクリアにしてきた。しかも、仕上げにワンウォッシュを加えているため、はきやすさも高めているのである。

Point4AFTER

より深く染色しているが、しっかり中心部は白く残している。しかも、旧織機を使って織り上げているため、生地の表面にはランダムなムラ感が作られている。それにより、はいていくほどに自然なアタリや色落ちが表面化してくるのだ。こちらは、はき続けて約1年半のジーンズ。これを見てもそのクオリティは一目瞭然だろう。

児島ジーンズの特徴であり強みでもあるヘビーオンスジーンズがアツい

児島ジーンズのデニムラインアップでは、主にライトオンスとヘビーオンスの2種類に分類される。上記で紹介したセルビッチストレートデニムは15オンスとブランド内では比較的軽オンス。ヘビーオンスともなれば18オンスを軸に23オンスなる屈強な1本も。そして、今季惜しまれつつ廃盤となったこちらはなんと驚愕の29オンス。

もっともポピュラーなヴィンテージシリーズ

ワークウェアとして誕生したジーンズだが、各年代のアイテムを見ればその時代背景とより密接にリンクしていることが分かる。そして今、作業効率や機械化の波によってより簡素化。古き良き趣が失われつつある。そこに疑問を唱え、昔ながらの技術や製造工程を児島の匠が忠実に再現したシリーズがこのヴィンテージシリーズだ。

温故知新を体現する各種ヴィンテージディテール

同シリーズのアイテムには、往年の懐かしきディテールがふんだんに盛り込まれている。過酷な環境に耐えるべく生み出された打ち抜きリベット、一筆縫いで仕上げられ両側からセルビッチ生地がのぞくコインポケット、昔のミシンでは補強のための返し縫いができなかったため編み出されたVステッチなど、どれもがマニア垂涎の意匠。

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