レッドカードのジーンズは、なぜおしゃれな大人に愛されるのか?

レッドカードのジーンズは、なぜおしゃれな大人に愛されるのか?

ファッションに詳しい人ほど支持しているジーンズブランドの『レッドカード』。その理由とともに、今シーズン買うべき逸品と着こなしのサンプルを解説します。

平 格彦

2018.03.03

レッドカード(RED CARD)
ボトムス
ジーンズ

ジーンズのスペシャリストが手掛ける『レッドカード』

2009年にスタートした『レッドカード』。立ち上げた本澤裕治氏は、大手ジーンズメーカーの『エドウイン』に10年在籍し、その間に基幹モデル503の企画に参加。その後は名門『リーバイス』に6年在籍し、王道モデルの501を担当しています。つまり、『レッドカード』はジーンズを熟知した人物によるブランドということ。150年の歴史を持つジーンズに敬意を払いつつ、最新の技術も取り入れて“進化版リアルデニム”を提案しています。

『レッドカード』は、日本の繊細な感性を体現する加工職人をリスペクトしていることでも有名で、品番に加工職人の名前を入れているのもそのためです。ヒゲやアタリがリアルなのも当然です。アパレルやファッションの関係者からも評価が高いため、別注品も増えています。

ほかのブランドでは味わえない『レッドカード』の魅力とは何か?

『レッドカード』の魅力を具体的に紹介。さまざまな特徴がありますが、主なポイントの3つに絞って解説します。上質な生地ならではのソフトな触感や軽やかな着用感、日本人にマッチするシルエット、圧巻の仕上がりなのにリーズナブルという要素を兼ね備えたジーンズは、選ばない理由が見当たりません。

魅力1柔らかな素材感と軽やかなはき心地

『レッドカード』で採用しているデニム生地は基本的にMADE IN JAPAN。カイハラデニムを始め、世界に誇れる最高峰の生地を厳選しています。また、コットン100%のオーセンティックな生地だけでなく、ポリウレタンを混紡したストレッチデニムも使用。ライトオンスの薄手な生地も活用し、はき心地を疎かにしていません。高品質な素材ならではの質感が快適な着用感にもつながり、ブランドの人気を後押ししています。

魅力2日本人の体型を研究しつくしたシルエット

すでに紹介したとおり、『レッドカード』のプロデューサーは長年ジーンズブランドに関わってきた経歴の持ち主。デニムだけでなく日本人ならではの体型の特徴も熟知しているため、その知見を定番モデルのシルエットなどにも反映しています。ドメスティックブランドならではのキメ細かい配慮によって完成に至った美しいシルエットは、スタイルをより良く見せてくれるもの。それもあって『レッドカード』は、レディースでも人気の高いジーンズブランドでもあります。

魅力3加工にもこだわりつつ、お手頃価格を実現

前述のとおり、職人による加工にも徹底してこだわっている『レッドカード』。最新の技術によって実際にはき古したような味感を実現しています。さらに生地も最高峰となれば、いわゆるプレミアムジーンズと呼ばれる高価なブランドに思えますが、実は価格帯の中心は2万円強。圧倒的なコストパフォーマンスも、長年ジーンズ業界に関わってきた本澤裕治氏の経験や人脈があってこそだと容易に推察できます。それこそ、『レッドカード』が唯一無二のジーンズブランドだといわれる所以です。

手に入れたい『レッドカード』の名作ジーンズ5選

ブランドの特色を把握したところで、象徴的なジーンズをピックアップ。大定番のモデルに加えて、注目のコラボジーンズもセレクトしていますから、マイファースト『レッドカード』も買い足しジーンズも、ここから選んで間違いありません。

『レッドカード』を語るうえで外せない名作モデルが「リズム」。スリムストレートなシルエットをベースにしながら、膝下からテーパードを効かせた美しいフォルムが特徴的です。また、股上はやや浅めに設定。ウエスト周りがスッキリして見えるように計算しています。また、基本的にはコットン100%の上質で正統派なデニム生地を使用し、色落ち具合や加工感にもこだわって展開。大定番の人気モデルということで、別注品のベースになることもしばしば。

リズムに次ぐ人気の定番モデルが「ライダー」。スキニーに近い細身のスリムシルエットが大きな特徴です。シャープなフォルムで、ほど良くレッグラインにフィットするため、美脚効果も望めるモデルです。細身の作りですが、ストレッチデニムを起用しているので動きやすい着用感。ブランドこだわりの加工感も秀逸なので、ヴィンテージな表情とモダンなシルエットが共存。あらゆるコーディネートをスタイリッシュに見せてくれることうけあいです。

人気の定番であるリズムをベースにしつつ、生地をストレッチデニムに置き換えることで快適なはき心地を実現した『ビームス』により別注モデル。また、ジップフライを採用することで利便性も向上しています。リズムならではのオーセンティックなムードが損なわれるような気もしますが、『レッドカード』特有の絶妙な加工感は踏襲。つまり、現代的な使い勝手の良さとヴィンテージライクな表情を兼備しているというわけです。ちなみに、ウエスト裏に配された赤いタグの文字も、“RED CARD” から “BEAMS” に変更されています。

人気セレクトショップ『トゥモローランド』のプライベートブランドである『ブルーワーク』による別注ジーンズも恒例となっています。このモデルは、『レッドカード』ならではの美麗なフォルムを描くスリムなシルエットはそのままに、実際に長い間はきこんだようなエイジングを追求。ヒゲやアタリ、ハチノスなどをリアルに再現しています。個人的には、“レッド” カード× “ブルー” ワークというブランド名の色の共演もポイントですね。

“ニュー・ラグジュアリーストア” を標ぼうしている『エストネーション』による別注ジーンズにも注目。ウエストにゴムを入れてドローコードも通したイージーパンツ仕様が今どきです。素材も当然ストレッチ入り。コットン69%×ポリエステル29%×ポリウレタン2%という混紡率ですが、『レッドカード』の巧みな加工によってナチュラルな加工感に仕上げています。その一方、スラックスなどの見られるスラントポケットを採用することでドレスな印象も加味。この春らしい大人なジーンズスタイルが自動的に築ける逸品です。

サンプルコーデに学ぶ『レッドカード』をはきこなすためのヒント

ジーンズ専業ブランド『レッドカード』や、その代表作やおすすめアイテムをインプットした後は、実際のコーディネートサンプルを紹介。シンプルな着こなしから個性的な大人カジュアルまで、参考になるスタイルを厳選して解説します。

シルエットの美しい『レッドカード』のジーンズは、シンプルにはきこなすだけでコーディネート全体がスタイリッシュに映ります。たとえば、大定番モデルのリズムをセレクトしつつ、カットソーにカーディガンを重ね、ローファーを合わせただけの着こなしでもこんなに都会的。ジーンズ以外のアイテムをモノトーンで固めて落ち着かせることで大人っぽいスタイリングに導いています。それと同時にデニム生地ならではの加工感も引き立っているので、こなれ感も絶妙。

スウェットパーカーを使ったコーディネートは通常、アメカジ調のラフなイメージが強くなりがちですが、ジーンズのシルエットが美麗ならスタイリッシュな雰囲気に仕上げることも可能。それを証明した着こなしです。定番モデルであるリズムの中でもヴィンテージな加工感が特徴のタイプを選んでいますが、美しいテーパードシルエットがさりげなくスマートな印象を醸出。パーカーとスニーカーをネイビー×ホワイトの色合いに統一することで、爽やかなイメージも付加しています。

春らしいイメージをアピールするなら、ペールトーンや明るいカラーのアイテムでコーディネートを構成するのがおすすめ。ジーンズは『レッドカード』の名作リズムですが、かなりはきこんだような色落ち感が新鮮です。ステンカラーコートはライトなベージュ、インナーのチェック柄パーカーは明るめのチェック柄、スニーカーもペールグリーンということで、全体に明るいトーンでまとめてフレッシュな印象を演出しています。春にしかできないようなカラーリングにも今季は挑戦してみてください。

美しいテーパードシルエットを生かしたレングスのバランスが絶妙。足首部分の素肌がのぞくことで、春らしい軽快感も主張しています。さらに、足首の肌色とリンクさせるようにトップスはベージュ系のカラーでお揃いに。ジーンズとローファーはネイビー系のカラーですので、全身でベージュ×ネイビーのバイカラーを描いているという構図。色数を少なく抑えたカラーリングが大人なムードの発信元です。

無難なコーディネートに飽きたら、こんなスタイルも視野に。『レッドカード』の中でもルーズなシルエットのタイプで、しかもクラッシュ感が強いジーンズを選ぶことで個性を主張しています。そのリアルなヴィンテージ感と対比させるように、トップスはフレッシュなビタミンカラーのニットをセレクト。春らしさを感じさせるオレンジが新鮮です。スウェットやカットソーではなく上質感のあるニットを選ぶことで大人なムードを醸しているのもポイント。アイテム数が少ないスタイリングでも、個性が十分なほどアピールできるというお手本です。

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