デニムの王道から新進気鋭のブランドまで。インポートジーンズ総特集

デニムの王道から新進気鋭のブランドまで。インポートジーンズ総特集

ワールドワイドな日常着でありながら、国によって特色が違うのがジーンズの面白いところ。世界の有力デニムブランドをピックアップし、それぞれの魅力に迫ります。

山崎 サトシ

2017.09.25

ボトムス
ジーンズ

国や地域によってアプローチがガラッと変化するジーンズ

国や地域によってアプローチがガラッと変化するジーンズ

ジーンズに脚を通したことがない、という人はほとんどいないでしょう。それほどまでに鉄板の日常着として地位を築き上げているジーンズですが、面白いことに国・地域によって持ち味や特色はさまざま。シルエットへの注力だったり、生地感の追求だったり、あるいは生産背景であったり……。定番アイテムでありながら、こんなふうに振り幅が非常に広いのがジーンズの面白さでもあります。

本記事では、こだわり派として知られる17のインポートデニムブランドと、彼らが誇るイチオシモデルにフォーカス。個性光るブランド群のなかから、自分好みの逸品を探し出しましょう!

大人に味方するデニムブランドを一挙にレコメンド!

アメリカやヨーロッパを中心に、海外の実力派デニムブランドを早速解剖。どのブランドのジーンズも、大人のスタイルをスタイリッシュに彩ってくれます。じっくり長く付き合っていきましょう!

ブランド1『ヌーディージーンズ』

『リー』でキャリアを積んだマリア・エリクソン氏を中心としたスウェーデンブランドで、設立されたのは2001年。北欧ブランドらしい洗練されたシルエットが特徴的です。また、エコへの取り組みにも積極的で、すべてのデニム製品にオーガニックコットンを使用しています。1番人気のモデルはシンフィン。深めに設定された股上とシュッとした膝下テーパードが持ち味で、レッグラインをすらりと美しく見せてくれます。もちろん、素材は100%オーガニック!

ブランド2『テラソン』

生まれは2008年サンフランシスコにて。『リーバイス』のXXの生地を生産していたことで知られるコーンミルズ社の生地を使った、質実剛健なジーンズを展開しています。さらに、素材だけでなくソーイングや各種パーツの製造も一貫してUSメイドというこだわりぶり。代表作はスリムストレートタイプのジョングラハムメラー。浅めの股上も相まって、すっきりとした顔付きです。背面に付属するレザーパッチは、ポートランドのレザーグッズブランド『タナーグッズ』が作成。

ブランド3『ガス』

音楽関係のプロモーターをしていたクラウディオ・グロット氏によって1984年に発足されたイタリアンブランド。世界各地に直営店を構える、デニム業界の雄です。美しいシルエットと絶妙な加工感がこのブランド最大の持ち味といえるでしょう。『ガス』屈指の人気シリーズは、膝下にテーパードがかけられたノートンキャロット。なかでも、ミディアムウォッシュのボディーにダメージ&リペア加工が施されたこちらのモデルは、こなれ感たっぷりで大人カジュアルに最適!

ブランド4『デンハム』

ハサミのアイコンマークで知られる『デンハム』は、2008年にオランダ・アムステルダムにて創設。発足人は、世界的に知られるイングランド生まれのデニム職人、ジェイソン・デンハム氏です。テーラーリングの技術を駆使した、ハイエンドかつはき心地の良いジーンズをラインアップしています。スリムフィットのレイザーはブランド内でもトップクラスの支持率を誇るモデルで、立体的なフォルムと膝から裾にかけての適度な絞りがポイントに。

ブランド5『ヤコブコーエン』

1985年にイタリアで創業し、現在は米国や日本でも人気を獲得。イタリアメイドを貫いたラグジュアリーなジーンズを世に送り出しています。一般的な合成インディゴではなく、希少なナチュラルインディゴを使うなど、染料に至るまで妥協はありません。定番モデルのJ622は股上浅めのスリムテーパードで、美脚効果に期待大! すらりとしたシルエットですが、ストレッチ素材をMIXしているので着用感は締め付けがなくノーストレスです。

ブランド6『AG』

2000年代のプレミアムジーンズブームの火付け役でもある『AG』。2000年にカリフォルニアで設立されたブランドで、その名は創設者の1人であるアドリアーノ・ゴールドシュミット氏に由来します。LAに構える自社工場で生産することで、高いクオリティーをキープ。レーザー加工やオゾンウォッシュをいち早く取り入れるなど、加工技術の高さでも抜きん出ています。ブランドの鉄板モデルは細身型のテリス。写真のモデルは最先端の加工を駆使して“16年モノ”の風合いを描き出しました。

ブランド7『ジースターロゥ』

オランダのアムステルダムを生誕地とする『ジースターロゥ』は、1990年代に立体裁断のジーンズを世に先駆けて発表するなど、革新的な取り組みを行ってきた存在。現在も、最先端のジーンズを作り続けるトップランカーです。そんな同ブランドの看板ともいえるシリーズが、バイカーパンツからインスパイアされた、5620 ジースター エルウッド。立体的な3Dシルエットとなっており、スタイルをあか抜けた雰囲気へと即座に導いてくれます。

ブランド8『ラグアンドボーン』

米国ブランド『ラグアンドボーン』は、2002年にマーカス・ウェインライト氏とデヴィッド・ネヴィル氏、2人のデザイナーによって興されました。ニューヨークを中心として人気に火が付き、その知名度はワールドワイドなものに。レオナルド・ディカプリオなどの海外セレブも愛用しています。大人カジュアルにおすすめのモデルは、ゆるやかなテーパードを描くフィット2シリーズ。いとも簡単に美麗なレッグラインが手に入ります。米国製だけにタフさも折り紙付き!

ブランド9『スリーバイワン』

『ペーパーデニム&クロス』や『アーネスト ソーン』の創立者であるスコット・モリソン氏が2011年に発足したニューヨークブランド。デザイナーはジャパンメイドの生地にほれ込んでおり、製品の約9割に高品質な日本製のセルビッチデニムが使用されています。人気が高いモデルは、やや股上浅めとなったスリムストレート型のM3。品良いシルエットに加え、上質生地で仕上げているだけあって、はき込めば味わい深いエイジングを楽しめます。

ブランド10『ディーゼル』

ご存じ、イタリアを代表するプレミアムカジュアルブランド。1978年にレンツォ・ロッソ氏が設立し、今ではトップブランドとして不動の地位を確立しました。特にジーンズは看板アイテムで、昨今は織りと編みを組み合わせたスウェットライクなジーンズ、ジョグジーンズが爆発的なヒットに。こちらのクローリー ジョグは、テーパードジーンズのクローリーを快適なジョグジーンズ素材でアレンジしたモノ。手作業によるリアルな加工感でも魅了します。

ブランド11『A.P.C.』

フランス発デニムブランド『A.P.C.』を立ち上げたのは、『ケンゾー』や『アニエスベー』などでキャリアを積んだ、デザイナーのジャン・トゥイトゥ氏。設立は1987年のことでした。フレンチブランドらしく、クリーン&ミニマルなデザインを真骨頂としています。押さえておくべきモデルは、プチニュースタンダード。ウエスト周りをゆったりとさせている一方、膝下にはテーパードをかけたメリハリの効いたシルエットで、シンプルな装いもサマになります。

ブランド12『アクネ ストゥディオズ』

1996年にストックホルムで設立された『アクネ』をルーツに持つブランドで、本国スウェーデンを始め日本や米国、イギリス、フランスなどグローバルに展開されています。モダンかつ都会的なジーンズがココの十八番! 数多くの名作をこれまで発表してきていますが、とりわけ推奨したいモデルがスキニーテーパードのエース。引き締まった脚線を演出してくれるうえ、レギュラーウエスト&ストレッチ混紡なのでコンフォータブルなはき心地です。

ブランド13『チープマンデイ』

ブランドの生誕地はスウェーデンのストックホルム。『リー』のスペシャルアドバイザーとしても活躍したオリヨン・アンデルセン氏により2004年に立ち上げられました。同ブランドのジーンズはどれも今どき顔なスキニーシルエット。また、高品質かつロープライスなジーンズを打ち出しており、アンダー1万円での購入が可能です。日本で着用率が高いのは股上がジャストなスキニーフィットシリーズのタイト。有力セレクトショップでも多く扱われています。

ブランド14『スビ』

オーストラリア・シドニーで2000年に産声を上げた『スビ』。設立時は『ツビ』というブランドネームでしたが、2007年の春夏シーズンより現在の名前に変更しました。刺激的なデザインのジーンズを多く発信しており、多くのモデルでクラッシュやリペアを大胆に駆使します。鉄板シリーズはテーパード型のチッチで、写真のモデルはかなりハードなダメージ加工でフィニッシュされています。周囲との差別化を計るのにおあつらえ向きな1本。

ブランド15『ヤヌーク』

2003年にLAで始動。当初はレディースコレクションのみを展開していましたが、2016年からは新たにメンズのデニムアイテムもラインアップしています。“快適なはき心地の上質なヴィンテージデニム”をテーマにしているだけあり、どのモデルも才色兼備。売れ筋ジーンズは、スリムストレート型のミシェルをテーパード仕様にアレンジしたヴィンセント。ユーカリを原料とするリヨセルを混紡した、ソフトタッチなオリジナルデニムを素材に用いています。

ブランド16『リプレイ』

1978年創設と、40年近い歴史を持つ老舗イタリアブランド『リプレイ』。デニムを中心として、コンテンポラリーなカジュアルウェアをユニセックスで手掛けています。ブランドの代表作といえば、ボタンフライのスリムジーンズ、アンバス。クラシカルなディテールとモダンなシルエットを巧みに融合しています。なお、着用のモデルはハイパーフレックスと呼ばれる型崩れに強いストレッチ素材を使用しており、洗濯を重ねてもヘタることはありません。

ブランド17『シチズンズ・オブ・ヒューマニティ』

デニム業界で25年以上の経験を持つジェローム・ダーハン氏が2003年にカリフォルニアで創設。デザイン・販売・生産に至るまで自社で一貫して行うことにより、プレミアムな品質を実現しているブランドです。今では、高級セレクトショップを中心に世界35か国以上で取り扱われています。定番型のコアは世界的に人気を博すストレートモデルで、ご覧のとおり均整の取れたシルエット。リジッドタイプはジャケットにも合う上品なルックスです。

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