下手に気取らない革靴が大人の休日を救う

下手に気取らない革靴が大人の休日を救う

平日の大半は正統派の革靴が基本だが、休日靴となれば選びに迷う。リラックスしたいが大人としての面目も保ちたい...。そんな本音と建前を共有できる1足があれば安心だ。

菊地 亮

2015.07.09

レザーシューズ

威厳とリラックスを両立した1足なら、我々の休日はもっと楽しくなる

休日に選ぶ1足は思いのほか大変だ。気取っているとも思われたくないし手抜きとも言われたくない。そこで、ジーンズはもちろんショーツにだってマッチし、あまつ若僧感も払拭するシューズなら、休日も思いきり楽しめるというもの。そのモヤモヤを解消するのが「ドライビングシューズ」と「デッキシューズ」である。

Item1ドライビングシューズ

ドライビングシューズ

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靴裏へはめ込まれたゴムや、それがヒールにまで達している形が特徴的なこちらは、読んで字のごとく運転時の着用も視野に入れ作られたシューズ。最大のウリは何と言っても履き心地だ。アッパーとソールが同じ一枚革でできているため、靴底がよくしなり足にも馴染みやすい。大人の休日を救う1足としては実に申し分ないのだ。

夏ともなれば海外の伊達男たちもこぞって飛びつくシューズ

夏の足元にドライビングシューズを選ぶ、その認識は海外においてより顕著だ。洒脱な大人たちは、一様にこちらを選び、コーデのポイントにしている。それは、リラックス感たっぷりのショーツスタイルでも、はたまたジャケパンスタイルでも変わらない。見ればほとんどが素足履きで、挿し色として取り入れている人も多い。

Style1ブルーをキーカラーに、まとまりを意識した清々しいジャケパン

ブルーをキーカラーに、まとまりを意識した清々しいジャケパン

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ギンガムチェックのシャツとチノパンを絡めたスタイルは、ビジネス街を行き来するニューヨーカーのよう。シャツのトップボタンを開けジャケットは手持ちと、一見ラフに見えるが、シャープなボトムスとビットローファー型のシューズにより洗練された趣に。また、ブルーで揃え全体のまとまりを意識した点も好印象。

Style2リゾートライクなスタイリングのさり気ない引き締めにシューズを活用

リゾートライクなスタイリングのさり気ない引き締めにシューズを活用

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シンプルな着こなしにさり気ない“こなし”を加え、洒脱に見せた好サンプル。サマーニットの肩掛けはその典型で、無彩色のポロシャツに加えたブルーのアクセントが鮮やかだ。アクの強いショーツは、色を同調させたことでうまく馴染ませ、足元には素朴な茶系のシューズを加えながら大人としての落ち着きを披露している。

Recommended Item 1『ストックトン』のドライビングシューズ

『ストックトン』のドライビングシューズ

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『ストックトン』はイタリア北中部のトスカーナ州にモカシンの専業ファクトリーを創設して以降、作りへのこだわりとモダンなデザインで瞬く間に世界を虜にした。こちらのシューズにもその遺伝子はしっかりと受け継がれ、鮮やかな色使いとサイドに施されたビーズが豊かな表情を描き出している。

Recommended Item 2『トッズ』のドライビングシューズ

『トッズ』のドライビングシューズ

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ドライビングシューズを世に広めた功労者との声も聞かれるほど、『トッズ』の1足は有名だ。誕生の発端はビジネスでも活用できる機能的シューズを作りたいという創業者の想い。イタリアメイドらしい上品さと凛々しさが、見事に高次元で結実している。マッドなレザーの質感も、大人っぽさを暗に生み出している。

Recommended Item 3『ピレリ』のドライビングシューズ

『ピレリ』のドライビングシューズ

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イタリア屈指のタイヤメーカーとして1872年に設立された『ピレリ』は、車業界で確かな存在感を発揮し今にいたる。その背景が、シューズのクオリティを十分に保証するはずだ。こちらはアッパーにパンチングが施された高級カーフを採用。通気性を加味しながら素材1つにも抜かりのない1足は、足元に上質感をもたらしてくれる。

Item2デッキシューズ

デッキシューズ

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船員たちが船の甲板上で作業しやすいように考案された靴で、別名ボートシューズとも呼ばれる。『トップサイダー』はあまりにも有名で、靴裏に波状の切れ目を入れたスペリーソールのように、滑りにくさを追求した意匠が特徴だ。素材は、水をはじくオイルドレザーとガシガシ洗えるキャンバス地を使用されることが多い。

デッキシューズ誕生の陰に『スペリートップサイダー』あり

1935年、アメリカのコネチカット州に誕生した同社。彼らの歴史は、そのままデッキシューズの歴史と言っても過言ではない。船乗りだった創業者のポール・スペリーが、船舶での作業靴として編み出したこちらは、その後時の大統領、ジョン・F・ケネディの足元も支え、アイビーリーガーたちのアイコン靴として君臨してきた。

アッパーにレザーを採用したことで大人っぽさもグッと増した『トップサイダー』の定番

アッパーにレザーを採用したことで大人っぽさもグッと増した『トップサイダー』の定番

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登場以来ほとんど原型を保ちながら今にいたる名盤と言えば、このオーセンティックオリジナルボートシュー。素材には、堅牢で水にも強いレザーを使用し、それを今もなおハンドソーンによって仕上げている。滑りにくいスペリーソールは健在で、錆に強いアイレットを取り入れるなど細部にも抜かりはない。

『スペリー・トップサイダー』以外の名盤もチェックしたい

Recommended Item 1『クオッディ』の3アイレットモカシンシューズ

『クオッディ』の3アイレットモカシンシューズ

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『クオッディ』は、アメリカンハンドソーンモカシンの中心地としても知られるメイン州にて、1900年代初頭より作り続けている老舗。そのデッキシューズは、アッパーにホーウィン社のクロムエクセルレザーを使用。ソールは、ビブラム社製のラバーソールを取り入れるなど、この素朴な1足にはこだわりが凝縮されている。

Recommended Item 2『サンローラン』のデッキシューズ

『サンローラン』のデッキシューズ

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オーセンティックな趣が魅力的なデッキシューズだが、モダンな要素を盛り込んだ1足も感度良好な大人には味方となる。たとえば『サンローラン』のこちら。昔ながらのフォルムを継承しながらも、そのアッパーは無数のスタッズがあしらわれた鮮烈なビジュアル。艶っぽいブラックレザーとも相まってモード感たっぷりな表情に。

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