“リラックス”と“品よく”の狭間がちょうどいい

“リラックス”と“品よく”の狭間がちょうどいい

誰が言ったか「オシャレはガマン」。一理あるが、オシャレなうえに気持ち良ければそれこそ最良ではないか。となれば、今選ぶべきアイテムや着こなしも自ずと見えてくる。

菊地 亮

2015.07.05

夏の着こなし・コーデ

“楽だけどダラしなくない”。それこそ大人が選ぶべき夏コーデの究極

夏にもなれば暑さがオシャレを妨げる足枷になる。かといって“楽”を追求すればその先に待つのはダラしなさ、ということは目に見えている。やはりガマンしかないのかと諦めるなかれ。要はどこで力を入れ、どこで息を抜くかが重要で、そのコツは意外にもシンプルなのだ。

Point1「ある」ことで上品を手に入れ、「ない」ことで力みをとったアイテムを

ちょっとした+αによって、見た目が180度方向転換する場合がある。例えば夏の主役であるTシャツ。自由でラフなその1枚は、サラッと着られるだけに“ラフ”な印象に捉えられがちだが、モックネックの1枚ならそこに品を加えられる。逆にカッチリなシャツは、バンドカラーを選ぶことでリラックス感を加味できるのだ。

襟元を正せばTシャツが主役のコーディネートでも品を出せる

Tシャツにリラックス感を覚えるのは首回りにゆとりがあるから。Vネックなどになるとそれはより顕著に表れる。逆を言えば、その空間を埋めることで見た目も締まって見えるのだ。となれば、タートルネックより襟が低いモックネックがバランスとしてはベスト。それにより、色あせたジーンズと合わせても大人びた雰囲気に。

ドレスコードの中軸は“あれ”をとれば普段着として存分に使える

Tシャツとシャツを分かつポイントのひとつが襟の有無。だからこそシャツを着れば凛々しさは生まれるが、反面やや堅い印象も。そこで、昨今市民権を得たバンドカラーの出番。剣先がなくなった分余裕が生まれ、カジュアルなジーンズもしっかり許容できる。そんなさり気ない違いなら、大人も胸を張って取り入れられるハズ。

Point2レイヤードによって補完し合う関係性が何よりもすてきだ

Tシャツでは一般的なクルーネックでも、長所である気楽さをキープしながらよりこなれた雰囲気へ導く方法がある。それがシャツとのレイヤード。ご覧のように、ネックに生じたオープンスペースをシャツでフォローすることにより品のよさをアピールできるのだ。しかも、合わせたTシャツがニットTであれば相乗効果も期待大。

半袖のシャツとサマーニットの組み合わせは見た目も涼しくて上品

シャツの持つ上品さの秘密はえりにあり。サマーニットのネックに生じたスペースにシャツを取り入れれば、品あるカジュアルなスタイリングに。シャツ×ニットは冬だけでなく、夏でもできるグッドサンプル。

主役も張れて、脇役にだって回れるポロシャツが重宝する

Tシャツとのレイヤードでも与えられた役をしっかりとこなし、そのうえ襟付きの“シャツ”ではあるもののさほど堅苦しさは感じない。大人が選ぶ夏のワードローブに、もはやポロシャツは欠かせないのだ。その存在感は、クールビズを推奨するビジネス時においても日に日に増すばかり。ON、OFFでこの頼もしさを実感するだろう。

Point3しっかり顔のスラックスは、タック入りのワイドシルエットかハンパ丈を狙う

センタークリース入りのスラックスは有無を言わさぬ気品がある。だからこそ、普段着としては少々かしこまっても見えてしまう。それを上手く落とし込むならなら、ワイドシルエットの一本かハンパ丈のアイテムを。どこかでさり気なくハズすことで、お堅いアイテムでもスムーズに取り入れられるしトレンド感も手にできる。

足元を軽やかに見せることでスラックス特有の緊張感をとる

もはや市民権を得てスタンダードになってきた感のあるハンパ丈。それはスラックスもまたしかり。本来ならばキリッとし表情が特徴のアイテムだが、ヌケ感を取り入れることで愛嬌が生まれる。となれば、モノトーンでまとめたとしても重感を感じさせないし、革靴一辺倒だった足元にスニーカーを取り入れる余裕も生まれる。

シルエットにメリハリをつけ、自由とトレンド感を手に入れる

ビジネスシーンでスラックスは、ジャスト丈に細身のシルエットがスタンダード。だが、カジュアルの場ではあえて太めを選択したい。トップスが軽くなる分ボトムスで安定させることができるうえ、リラックスして履くことができるからだ。しかも太パンは今もっとも熱い一本であり、旬のシルエットも構築できてまさに一石三鳥。

Point4大人ショーツはセットで着られるタイプを狙いたい

ショーツは夏の必携アイテム。とはいえ、大人が履くには少々気恥ずかしさがあるのも否定できない。そこで活用すべきがセットアップだ。クラシカルな服装を代表するセットアップながらショーツになるだけで程よくカジュアル感が出るので、大人の休日にはもってこい。

ショーツスタイルはセットアップであればグッと大人に

気になるショーツの幼さはジャケットでしっかりカバーでしつつ、通常のセットアップほど構える必要もないセットアップスタイル。そのインナーへ白の無地Tを加えれば、ちゃっかり今っぽさも加えられるので、大人にはぜひ試していただきたいスタイルだ。

    KEYWORD関連キーワード

    BACK