好印象を残しながら涼もとる大人のクールビズ

好印象を残しながら涼もとる大人のクールビズ

クールビズが浸透し、夏スーツの着こなしに一定の自由度が加わった。されど、大人たるもの“しっかり”も重要。ではどこで力を抜くか、その要点を押さえた選び方を指南。

菊地 亮

2015.07.12

クールビズファッション

“ダラッ”と見せずに脱力するのがデキる大人のクールビズってもの

温暖化対策の一環として推奨されてきたクールビズだが、素行を崩していいというわけではない。最低限の礼儀とルールの範疇を脱しないことこそ重要。暑いとはいえ顧客の前でジャケットなしでは失礼だし、インナーが襟なしなんてもってのほか。そこで気の効いたアイテム選びがポイントになる。

アイテム1:ジャケットは手持ちで歩いてもシワにならず、暑さも苦にしない素材がいい

いくらクールビズが浸透してきたとはいえ、シリアスなビジネスシーンではジャケットは必須だ。しかし、それがジメッとしていてヨレヨレだと逆効果になりかねない。やはり涼感ある素材で仕上げられた1着を選ぶべき。しかも外出時には手持ちなんてこともザラなので、シワになりにくいものであればなおいいのだ。

素材1涼しくて軽やかなだけじゃなく、特有のハリ感により凛々しさもしっかりキープ

涼しさを考えるなら、夏素材のリネンは欠かせない。軽いうえにサラッとしたドライなタッチは夏ジャケとしては何かと心強い。ここでミソなのは、リネン100%ではないということ。このジャケットのように、コットンと組み合わせることで、リネンの存在をさほど感じさせない正統派なルックスに仕上げたものがターゲットなのだ。

素材2ボトムスで一気に市民権を得た素材が、この夏はジャケットにも飛び火

リラックス感たっぷりな着心地とスポーティなルックスで、ワードローブの仲間入りを果たしたジャージー素材。ただ、ジャケットならなおその威力を実感できる。『イレブンティ』のこちらは、形こそクラシックながらも伸縮性バツグンのジャージー素材。ウォッシュがかったようなメランジ調のルックスも違いを生むポイントに。

素材3急な出張時でも頼りになるのが、ラフに着てもへこたれない機能素材

『テアトラ』のジャケットの表地は、ヨコ糸にシルク、タテ糸にコットンを使用したグログラン組成。だからこれだけキリッとした表情を作れる。そのうえ、裏地に施したのは人間が快適と感じる温度をキープし続けるアウトラスト。スマホやタブレットを収納できるポケットも各部に配置し、シワ耐性も備える頼もしい1着だ。

アイテム2:オフィスで事務仕事、なんて時には効率性も考慮した2大シャツがいい

外回りはさておき、プレゼン資料の作成やリサーチ、長時間の会議など社内での仕事が大半を占めるそんな日は、ジャケットレスが常。そこで、シャツが着こなしの中軸を担うわけだが、効率性や周りへのアピールも考慮するなら、半袖シャツとポロシャツが効果的。動きやすいうえ、クリーンな見た目も維持できるのでお試しを。

半袖シャツシャツとしての矜持を持ちながら、動きやすさも維持できる便利トップス

凛々しい襟元とフロントボタンといったビズシャツらしさがありながら、袖がない分涼しく軽快に着られるのが半袖シャツのいいところ。生真面目な長袖シャツと比べ、すっきり見せられるのも好印象を生む要因といえるだろう。堅苦しさもないため、カジュアルなオックスフォード地やデザインシャツものを気軽に取り入れたい。

ポロシャツジャケットを羽織ればすぐに臨戦態勢がとれる“ビズポロ”

スポーティなアイテムでありながら、胸元に品性も漂わせるポロシャツは、カジュアルシーンだけのものではない。おなじみの鹿子地やコットン×リネンのハイブリッドなものまで、涼しさやアクティブ性能はしっかり維持しつつ、ご覧のようにジャケットを羽織れば凛々しい胸元をしっかり維持。その二面性はかなり使えるはず。

アイテム3:チノパンでもエレガントなドレス顔であればビズシーンでも活躍できる

チノパンといえば、軍出自のカジュアルの基本でありアイビールックのアイコン。そう思っている人が大半だろうが、上質な素材とスタイリッシュなシルエットで仕上げた極上の1本ならビジネスの場でもしっかりとフィットする。そのうえ、特有の穿き心地と動きやすさはそのままなので、どんなシーンでも重宝する逸品なのだ。

ブランド1『インコテックス』

イタリアが誇るボトムス専業ブランドで、こちらはそのカジュアルライン。ただ、裾へ向けて緩やかにテーパードさせた美しいラインや、両玉縁仕様のバックポケット、ハンガーループなど、同社が手掛けるドレスパンツの意匠はしっかりと落とし込まれている。しかも、素材はコットンストレッチを採用しているため動きやすい。

ブランド2『シヴィリア』

背後から見ればチノパン、正面から見れば渋味のあるワークパンツと、見る方向によって自在に表情を変えるユニークさこそ『シヴィリア』の真骨頂。極端なカジュアルさを感じさせないのは、クラシックをベースにしたていねいな縫製によるもの。遊び心とドレッシーさの共存が、ドレスパンツに引けをとらない美しさを生む。

ブランド3『ジェルマーノ』

国内外に名を轟かせる南イタリアの老舗『ジェルマーノ』。その1本は、タイトフィッティングではあるものの、履いた時の印象はこの上なく快適と言える。ヒップやヒザなど、凹凸部分にもすんなり収まる快適なストレッチ素材はビジネスの場でも重宝するはず。また、ウォッシュ加工を施しているためこなれ感も手にできる。

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