パラブーツのアイコン的存在。ミカエルの魅力とバリエーション

パラブーツのアイコン的存在。ミカエルの魅力とバリエーション

名作が揃う『パラブーツ』の中でも、特に人気のモデルが2つある。1つ目は、シャンボード。2つ目が、今回紹介するミカエルだ。

小林 大甫

2018.04.01

パラブーツ(Paraboot)
レザーシューズ

シャンボードと人気を二分する、『パラブーツ』のミカエルとは

100年以上の歴史を持つ『パラブーツ』が、戦後間もない1945年に当時の原料不足の中でも職人や技術者に向けて、丈夫かつ履き心地に優れた靴として誕生させたのが写真のミカエル。象徴的なラバーソールやグッドイヤー製法とノルヴェイジャン製法を取り入れたブランドアイコンといえるモデルだ。

特徴はやはり“チロリアンシューズ”である点。アルプスのチロル地方の牧童が履いていたブーツに由来する伝統的なデザインで、U字型のモカシン縫いが施されている。レザーシューズの中でも丸みのあるぽってりとしたフォルムに、2ホールのレースアップというデザインは同ブランドのほかの靴にはない存在感を醸し出す。

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『パラブーツ』のミカエルを狙うなら、知っておきたいラインアップ

歴史のある『パラブーツ』だけに、ミカエルもデザインや素材違いで変化に富んだラインアップが揃う。

アイテム1ミカエル

ミカエルで最もベーシックな1足。肉厚ながらも足なじみのいいスムースレザーはタフさと上品さを両立できるうえ、履きこむことでの経年変化も楽しめる。ミカエルらしい粗めのステッチワークや、ブランドを象徴するソールや製法を味わえるエントリーモデルだ。

アイテム2ミカエル シャイニー

素材をガラスレザーにアレンジしたモデル。チロリアンデザインや肉厚なレザーと粗めのステッチワークによりカジュアルテイストが強いミカエルだが、光沢のあるアッパーへと変更することで、グッと上品な足元へとランクアップできる。パーティーシーンなどにぜひ。

アイテム3ミカエル ポニー

惜しまれつつも廃盤となってしまった、アザラシの毛をアッパーに取り入れたミカエル フォック。その象徴的だったアッパーの毛をポニーに変更したことで新しく誕生したモデルがコチラ。軽くて柔らかなポニーの毛が、ミカエルのコロンとしたフォルムと相まってやさしくマイルドな印象へと促してくれる。

アイテム4ミカエル ブリッド

ワンストラップのモンクタイプ。数年間、廃盤となっていたモデルだったが、2016年シーズンに待望の復刻を遂げた。通常のミカエルに比べてややノーズを長く設定しているため、幅広いパンツとの相性も良好。ドレッシーさを求めるならばレースアップよりもこちらを。

アイテム5ミカエル ビジョン

秋冬の風物詩といえるリアルファーをあしらったシーズナブルアイテム。こちらは毛足が長くツヤ感のあるミンクファーをぜいたくに使用している。まるで足元がファーに覆われているかのような、特別感のある1足だ。足元から季節感を出したいときに選びたい。

『パラブーツ』のミカエルならば大人の定番パンツにも難なくハマる

大人のカジュアルコーデにはスニーカーを合わせるのが定番。しかし「ミカエル」ならばそんなカジュアルな着こなしにもすんなり馴染む。加えて、レザーシューズの持つ品の良さもほんのり足してくれるのだから、大人のオフスタイルとの相性は抜群だ。

ゆるめのペインターパンツに爽やかなボーダーカットソーを合わせたマリンスタイル。フランスブランドだけにこのテイストはお手の物。相性の良さはもちろん、デニムのラフさに対して大人の上品さを加味してくれる。首元はスカーフで品の良さをほんのりプラス。

今の気分に沿うヨーロピアンカジュアルルック。軽やかなコートにストライプのバンドカラーシャツでクリーンな印象に。そこに加えたテーパードチノはベーシックなベージュを選んで、シューズのブラウンへとうまく促している。ミカエルを旬に履きこなした好例だ。

ともすれば幼くなりがちなショートパンツと半袖シャツ。柄を使わずに色みを渋めにすることで大人らしいスタイルへと昇華させている。さらに気をつけるべきはシルエット。靴のボリュームに合わせて、やや余裕を持たせるとバランスのいいコーディネートとなる。

ちなみに。『パラブーツ』のミカエルには前身モデルがあった

モジーン

ミカエルの原型であり、『パラブーツ』現行最古のモデルがコチラの「モジーン」。デザインはミカエルとほぼ同様だが、手縫いのモカシン部分やヒールカップ外側に施す補強用の3本のダブルステッチなど武骨なディテールが特徴。本来のチロリアンシューズにより近い1足だ。

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