今ほしいのはコスパの高いヴィンテージ。復刻腕時計でシックを気取る

今ほしいのはコスパの高いヴィンテージ。復刻腕時計でシックを気取る

ウェアにクラシック回帰が訪れている今、身に着ける小物だって定番や名品を選びたい。佇まいだけで大人を主張できる、名作のアーカイブウォッチを知っておこう。

編集ムタガミ

2018.01.22

腕時計

トレンドのトラッドテイストに、お手ごろなヴィンテージ顔ウォッチを

ファッションにおけるクラシック回帰の流れから、ややかしこまったジャケットや定番モノに対する需要が高まってきている。小物に関しても同様で、短靴やレザーバッグなどの大人なアイテムを手にする人が増えてきた印象がある。そしてそれは、時計もしかりだ。ブリティッシュトラッドに仕上げた着こなしの手元がスポーティというのもハズしとしてカッコいいが、ここぞというときはやはりシックにキメたいもの。そこで頼りになるのがヴィンテージウォッチだ。

だが、本物のアンティークを購入するとなると、プレミアムの付いていないモデルでもそこそこまとまった金額が必要。そこでおすすめしたいのが、過去の名作を現代に蘇らせた復刻腕時計たちだ。見た目はクラシックながら現代的な機能を有した逸品は、まさにハイブリッド。本物のヴィンテージのようにいちいちかしこまって身に着ける必要がない気軽さも、復刻を選ぶメリットだろう。今回は歴史的背景もしっかりしたハイセンスな5本をピックアップしてみた。正直私も購入を検討している注目モデルばかりなので、品切れ前にチェックするべし。

手の届くクラシック。傑作復刻ウォッチ5選

復刻腕時計1『ティソ』ヘリテージ バナナ センテナリー

ユニークな名称の腕時計、その誕生は100年以上前の1916年までさかのぼる。より腕にフィットするようにと薄く湾曲したシルエットが個性的なこのウォッチは、もともとロシア帝国の宮廷貴族の腕元を飾るために『ティソ』が依頼されて製作したもの。発売から1年間だけしか販売されず、78年後の1995年にようやく復刻と相成った。その後クォーツや手巻きなどバージョンを変えながら、現在まで続く『ティソ』を代表する人気モデルとなっている。今作は、デイト表示やインダイヤルなどの要素を取り除き、アーカイブの復刻にふさわしいクラシックロゴを採用。放射状に伸びるアールデコ調のアラビアインデックスが、ドレッシーな空気を腕元に宿してくれる。

復刻腕時計2『リップ』ドーフィン・サービスウォッチ

『リップ』では1964〜66年の期間、腕時計を修理に出した顧客が不便にならないよう代替機を貸し出していた。インデックス部分には数字の代わりに貸し出し用の時計であることを示す“APRES VENTE”の文字が、その内径には「あなたに時計ではなく、時間をお貸しします」という文言が刻まれており、フランスブランドらしいエスプリの効いたこの代替機は現代においても腕時計マニアの間で高い人気を獲得している。今作は、そんなサービスウォッチをフランスでリデザインし、日本限定で半世紀ぶりに復刻したもの。日に焼けたような文字盤と商業的で飾り気のない簡素なデザインが、古き良き時代に思いを馳せさせてくれる。

復刻腕時計3『ブラウン』AW10

バウハウスの流れを汲む『ブラウン』のウォッチは、そもそもが視認性に優れた機能的なデザインを売りにしている。その『ブラウン』において、当時のデザイナーが「もっとも機能的な時計にしたい」と考えて開発されたのがこちらのAW10と、AW50だった。それぞれ発売は約30年前のものになるが、当時から一度もモデルチェンジされておらず、いかに完成された腕時計であったかがわかる。6時位置のMADE IN GERMANYの刻印が、モノづくりにこだわるドイツメイドの頼もしさを感じさせる。

復刻腕時計4『ブローバ』エアロジェット

美しいシンメトリーデザインがタイムレスな魅力を漂わせているこちらは、アメリカ時計ブランドの名門『ブローバ』が1960年代に発売したモデルのリバイバル。復刻腕時計を銘打ちながらも主張を控えた端正な出で立ちにより、39mm径のやや小ぶりなケース径も相まって日本人の腕に馴染みやすい1本に仕上がっている。オープンハートから覗くムーブメントに目を奪われる自動巻きモデルも展開されているので、そこはお好みで。

復刻腕時計5『ワイアード』ソリディティ

最後は、デジタルウォッチにおける復刻モノを。これまでも幾度となく名作を生み出してきた、『ビームス』と『セイコー』によるクリエーション。今作はその集大成ともいえるプロジェクトとして、2017年に発売されて話題を呼んだ。元ネタは、1980年代に『セイコー』から発売された“サイボーグ風デジタルウォッチ”。当時斬新だったレトロフューチャリスティックなルックスは、デジタルウォッチでありながらもシックな着こなしに馴染む落ち着いた空気を漂わせている。10気圧防水も備えているので、もちろんアクティブなシーンでの使用も問題ない。

    KEYWORD関連キーワード
    RECOMMENDEDあなたにおすすめの記事
    Gショックの気になる新作は? 2019年のおすすめは、この18本

    Gショックの気になる新作は? 2019年のおすすめは、この18本

    多種多様なモデルが次々とデビューし、今もなお我々に刺激を与え続けてくれる『Gショック』。2019年の新作から厳選した18本と、それぞれの特徴を解説します。

    夏目 文寛

    世界が認めるフレンチウォッチで春夏の腕元を飾りたい

    世界が認めるフレンチウォッチで春夏の腕元を飾りたい

    軽いアウターですら出番のなくなってくるシーズンには、身軽な装いをアップデートできるセンスの良いアクセサリーが欲しくなる。ブレスレット、ネックレス、リングも大い…

    増山 直樹

    トレンドのダイバーズ。どうせなら、妥協しない“本物”のスペックを

    トレンドのダイバーズ。どうせなら、妥協しない“本物”のスペックを

    一部気の早い好事家の間で、長らく続いていた薄軽ウォッチブームの反動が来ている。昨今腕時計ブランドからリリースされる新作を眺めていても、あえてケースに厚みを出し…

    編集ムタガミ

    本場にも負けない。日本発の腕時計ブランド12選

    本場にも負けない。日本発の腕時計ブランド12選

    腕時計の本場がスイスというのは、否定できない事実。しかし、実用性においては日本が世界一といっても過言ではありません。その理由と、日本のブランドを語り尽くします。

    Freeamericanidol編集部

    グランドセイコー20傑。男が持つべき名作を厳選

    グランドセイコー20傑。男が持つべき名作を厳選

    国産時計の雄『セイコー』が1960年に生み出したハイエンドコレクションが『グランドセイコー』です。スイス時計を超越する高精度のジャパンブランドに迫ります。

    黒野 一刻

    それいいね! おしゃれと思われる腕時計20選

    それいいね! おしゃれと思われる腕時計20選

    おしゃれは、自己満足で終わることなく、他人に認められてこそ。“しゃれ者”として認められるには、大いに目立ち、「いいね」と言ってもらえる腕時計こそが必要なのです。

    黒野 一刻

    BACK