いい塩梅の大人カジュアル×癒やしのオムライス|勝負服と勝負メシ

いい塩梅の大人カジュアル×癒やしのオムライス|勝負服と勝負メシ

オン・オフ問わず“ここぞ!”というとき、あなたは何を身につけ、口にする? 各々、独自の戦闘服や勝負メシがあるはずだ。おしゃれニスタが頼りにする服と飯をご紹介。

菊地 亮

2017.12.15

インタビュー記事

おしゃれニスタにとっての「オレはこいつがいれば大丈夫」とは?

男には、やらなければいけないときがある。そして、やり遂げるために自身を奮い立たせ、心の拠り所とするものが各々きっとあるはずだ。昔から勝負に“勝つ”とかけてとんかつを食べる慣例はあったし、大事なプレゼンにしていくネクタイや、クライアントとの会食で履くおきまりの革靴といった必勝アイテムを持っている人も少なくない。そこで、ファッションにも食にもこだわりのある洒落者たちに、自身の勝負メシと勝負服について語ってもらおうというのがこの企画。第1回は、カジュアルと品を合わせた着こなしを好むWEARISTAのDecoさん。

おしゃれニスタ Decoさん

おしゃれニスタにとっての「オレはこいつがいれば大丈夫」とは?

フリーランスでアパレル関係の仕事に携わるDecoさん。ファッションアプリ「WEAR」では自身のコーディネートを発信し、ジャンルにとらわれないファッションが人気でフォロワー数は1万を超える。Freeamericanidolでは、リアルでおしゃれな大人代表としてファッション企画に参加。「やっぱりここぞってときに着る服には自分なりのルールがありますし、自分の気持ちを上げるために食べたくなるモノってありますね」

DecoさんのWEARは こちら

気持ちをシャキッとさせるDecoさんの勝負服とは

仕事柄、スーツを着ることはほとんどないというDecoさん。ベースとなるのはやはりカジュアルで、その日の気分によってさまざまなスタイリングを選択している。とはいえ、仕事の内容によっては背筋を伸ばさなければいけないときもある。そんなカジュアルが基本路線のDecoさんの勝負服とは。

さりげなく加えたクリーンなアイテムで芯を通す

気持ちをシャキッとさせるDecoさんの勝負服とは

「基本的に僕はスーツを着る仕事ではないので、オン・オフ問わずカジュアルなスタイルが多いんです。とはいえ、やはりクライアントが数多く参列するイベントやパーティーのときなどは、やはりシュッとしたスタイルを心がけなければなりません。打ち合わせやプレゼンなど、クライアントの前に出る際にもそれなりに意識はしますね。そんなとき、必須となるのがシャツと革靴。身につければ背筋も伸びますし、気合いも入ります」

キメすぎず抜きすぎない、いい塩梅の大人カジュアルが基本

気持ちをシャキッとさせるDecoさんの勝負服とは 2枚目の画像

「わりとカラートーンは控えめで、モノトーンが多いですね。勝負時でも基本は変わりません。目上の方と会う可能性もありますから。そのため、アウターはウィンドウ・ペンのシックなチェスターコート。さらに白シャツや革靴で大人としての威厳をキープします。ただしキメキメは好きではないのでスウェットシャツやジーンズで程よい抜け感を。その引き算により、しっかり見せつつも緊張感を感じさせない趣に仕上げます」

モノトーンにも変化をつけて奥行きをプラスする

気持ちをシャキッとさせるDecoさんの勝負服とは 3枚目の画像

「適度な抜け感を取り入れるのが自分らしさ。だから、容姿端麗なコートとシャツの間にスウェットシャツを挿し、適度にカジュアルダウンを試みました。アウターとの間にトーンの違いを作ることで立体感もプラスしています」

随所に白を挿してクリーンさをアピール

気持ちをシャキッとさせるDecoさんの勝負服とは 4枚目の画像

「ベースはグレーやブラックなのですが、そこへ随所にホワイトを取り入れることで大人っぽさのなかにクリーンさを表現しています。ブラックとのマッチアップで、その威力はさらにアップ。相乗効果が期待できるんです」

実用性を重視しつつなじみやすいアースカラーを選択

気持ちをシャキッとさせるDecoさんの勝負服とは 5枚目の画像

「バッグは実用性重視。両手がフリーになるリュックタイプは第一選択肢になります。とはいえ、若僧感が出やすいので、基本的にはスタイルのポイントになりながら全体になじむ色を選びますね。やはりアースカラーがちょうどいい」

時に気分を上げ、時に落ち着かせるDecoさんの勝負メシとは

Decoさんが勝負服を着て連れてきてくれたのは、「とんかつのような願掛けメシでもなければ、ボリューム満点なスタミナメニューでもないですが……」と前置きしたうえで教えてくれたお店。場所は目黒。どうやらそこで食べたオムライスが、彼の心に大きく働きかけたようだ。

常識外のオムライスとオーナーさんの笑顔が明日への活力に

時に気分を上げ、時に落ち着かせるDecoさんの勝負メシとは

「以前、目黒で働いていたときによく通っていた場所がありました。それが『めぐろ三ツ星食堂』。そのとき食べたオムライスがあまりに衝撃的で、以降、よく通っていましたね。思えば、午後から大切な会議があるときのランチ、ヘトヘトに疲れて帰宅する前の夕飯と、ことあるごとに通っていた記憶はあります。現在は別のエリアに職場が移ってしまったので、今日は久しぶりの訪問です」

家に帰ってきたような温もりのなか、いただく和風オムライス

時に気分を上げ、時に落ち着かせるDecoさんの勝負メシとは 2枚目の画像

「『めぐろ三ツ星食堂』は、目黒駅界隈ではよく知られた洋食店。僕も、同僚の女の子にお店の存在を聞き、ランチを食べに行ったんです。そのときは、かなりの行列ができていましたが、なんとか食べることができました。外観はいたって素朴。地元民に愛される洋食屋といった感じで、路地裏にあるため隠れ家的な雰囲気もあります。そこがまたいいんですよね」

時に気分を上げ、時に落ち着かせるDecoさんの勝負メシとは 3枚目の画像

「聞けば、2001年10月にお店をオープンされ、これまでご夫婦でお店を切り盛りされているとのこと。オーナーさんは女性の方で、フランクな接客が実に心地いい。どうやら、常連さんのなかには、転勤などで遠方へ行く際、お別れの挨拶をわざわざ言いに来る人もいるとか。どれだけアットホームなお店かわかりますよね。その気持ち、僕もよくわかります。ここには、緊張を解きほぐしリセットさせる温かい空気が流れているんですよね」

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「気さくなオーナーさんは肝っ玉母ちゃんみたいな方(笑)。ハキハキと喋るその姿を見ていると、こちらも元気が出ますね。どこか温もりも感じさせてくれます。でもこの方、フランス料理を専門にしていた元料理人。実はすごい方なんですよ」

一見王道と思いきや、食べた瞬間弾ける予想外の味わい

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久しぶりの再会で話に花を咲かせていたところ、ついにしょうゆオムライスが登場。

「これですよ、これ! 久しぶりすぎて感激です。まずは上の玉子の部分。世間一般ではいかにフワフワ、トロトロに見せるか合戦みたいになっていますけど、個人的にはクラシックなタイプが好き。でも、さすがと思わせるのは程よい成型性とフワトロの絶妙なバランス。彩りの良さも実に食欲をそそりますよね」

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「そして、いたって王道のオムライスと思うかもしれませんが、一口食べればほかとの違いは一目瞭然。いや、一舌瞭然かな(笑)。ライスはチキンライスやバターライスではなく、しょうゆベースで味付けされた和風。ガツンと主張するのではなく、卵と生かしあいながら相乗効果を生む感じ。あっさりしているんだけど、後から口のなかに甘みと塩っ気の絶妙なハーモニーを残していくんです。上にかけられた七味唐辛子のピリッとしたスパイス、マヨネーズのコク、それぞれが調和のとれた絶品の味わい! 最高です」/しょうゆオムライス 1,340円

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「食べやすいのでサクサクとスプーンが進みます。ボリュームもあるので、男の僕も大満足です。ほかにも、揚げ玉子付きの野菜カレーや、オムレツのせの昔なつかしナポリタンもおすすめですね。でも、やっぱりしょうゆオムライスかな。久々に食べて、当時の思いが蘇ります。やっぱり、これを食べると元気が出ますね」

ここへ来たらオムライスと一緒にこいつも食べないと!

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「忘れていけないのがこれ。レタスの上に炒めたもやしがのったサラダで、ちょっぴり酸味が効いています。ランチでは付け合せとして登場。これがまたしょうゆベースのオムライスにハマるんです。一心不乱に食べてしまうような中毒性がありますね」

昔懐かしの味による安心感が勝負時の冷静な判断を生む

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「勝負メシって辛いメニューやパワフルなお肉料理を想像しがちですよね。しかし、僕のなかで勝負におけるポイントは、あくまでどう心を落ち着かせるか。そのメンタルが冷静な判断を促します。それを考えるとこちらのオムライスは、元気とともにリラックス感や安心感をもたらしてくれます。働く場所は少し離れてしまいましたが、ぜひまた足を運びたいですね」

この服、このメシこそ、勝負に挑む前の気持ちを切り替えるスイッチ

身につけるだけで気持ちがシャキッとする服、口にするだけで気持ちを上げたり落ち着かせられるメシ。日々戦う男にとってともに必要不可欠だ。

「自分にとって勝負服は普段よりもシュッと気を張るため、勝負メシは心を落ち着かせるためのまじないみたいなものですね。なんかわからないけど、それだけで無敵になれちゃうみたいな。これでいつも僕は頑張れます」

故郷の温もりを感じさせ、心に残るひと皿に出会える『めぐろ三ツ星食堂』

2001年10月にオープン。メニューはオムライス、スパゲティといった定番の洋食がベースだが、斬新なアプローチによるひと皿は、我々に想像以上の驚きと幸福感を提供してくれる。その美味しさはテレビなどのメディアでも広く紹介され、今もなお訪れる人が後を絶たない。一品メニューも充実しているため、ディナー時はそれをつまみにお酒もいただける。

お店の詳細は こちら

Photo_Keiichi Ito

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