英国の雰囲気ただよう本格派。ブライドルレザーの財布10選

英国の雰囲気ただよう本格派。ブライドルレザーの財布10選

丈夫でエイジングが楽しめると人気のブライドルレザーの財布。どのブランドが人気で、どうお手入れすればいいのか…その魅力を今一度おさらいしてみませんか?

近間 恭子

2017.10.16

財布・ケース
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丈夫で上品。ブライドルレザーこそ大人の財布にふさわしい素材の筆頭候補

イギリスで1000年以上前から続く伝統的な製法で仕上げられているブライドルレザー。丈夫な成牛の革に蜜ロウやオイルを塗り込んでいるので堅ろう性が高く、適切なメンテナンスをすれば何十年も使用できるんです。ちなみに、繊維を引き締めるために施した蜜ロウによるブルームと呼ばれる白く浮き出た表面感特徴で、これこそブライドルレザーの証とも言えます。ブライドルレザーは高級馬具として開発されただけにエレガントさも兼備。だからこそ大人に支持されているんですね。

馬具は騎手の命を守る大切な道具ゆえ、雨や汗などで消耗して壊れるのはあってはならないこと。でも、硬すぎると割れてしまうし、逆に柔らかすぎると破損します。そこで蜜ロウやオイルを染み込ませるという、強度をキープしつつも柔軟さを出す製法が生み出されたのです。また、蜜ロウやオイルには撥水効果があるのも利点。ただし、防水加工をしているわけではないので、ほかのレザーよりも少し水に強い程度だと考えていたほうがいいですね。

レザーならではの経年変化の楽しみ方は?

レザーならではの経年変化はもちろんのこと、ブライドルレザーはその特徴であるブルームがなじんでくると艶やかな光沢が増していきます(ブルーム自体を拭き取る人もいますが、それはお好みで)。そのまま使うとエレガントな印象に仕上がり、ほかのレザーでは味わえない表情に変化していきます。

いくら丈夫だからといって雑に扱うと劣化が早まりますから、メンテナンスを定期的におこなうことが重要です。表面にブルームがあるうちは乾拭きだけでOK。ブルームがなくなり、表面がかさついてきたら皮革用クリームなどで油分を補給しましょう。また、ブルームやオイルが噴き出している状態で防水スプレーをかけると白い皮膜が残ってしまうこともあります。防水スプレーはブルームなどの油分がなくなってからが好ましいですが、もし皮膜になっても乾拭きすれば目立たなくなるのでご安心を。

大人におすすめ。ブライドルレザーの財布10選

というわけで、エレガンスな印象のあるブライドルレザーを用いた財布をピックアップしてみました。『ホワイトハウスコックス』をはじめ、同素材を用いた財布は多いですが、それぞれブライドルレザーがもたらす品格をチェックしてみてください!

アイテム1『ホワイトハウスコックス』

1875年の創業以来、高品質な馬具やベルト、財布などのレザーアイテムを作り続けている『ホワイトハウスコックス』。使用している代表的なレザーは、熟練職人が確かな伝統技術で手間暇かけて仕上げたイングリッシュブライドルレザーです。もちろんこの財布にも同じレザーが使われており、耐久性は抜群。丸みを帯びたフォルムが印象的な3つ折り財布は、長い間支持されている定番品。シンプルながらも深めの札入れやマチを大きくとった小銭入れ、さらにはカードポケット裏に隠しポケットを設置するなど、収納力にも優れています。

アイテム2『キャプテンサンシャイン』×『ポーター』×『B印 ヨシダ』

1935年創業のバッグメーカー、吉田(通称:吉田カバン)から初の自社ブランドとして1962年に誕生した『ポーター』。数多くの名作バッグを生み出していますが、実は革小物にも定評があります。こちらのL字パースは、『キャプテンサンシャイン』と『B印 ヨシダ』とのトリプルネーム。パッと見はシンプルですが、ファスナーを開けると蛇腹式になった豊富な収納がお目見え。特に札入れが充実しており、種類別に入れたり領収書などを入れたり、さまざまな使い方が可能。このトリプルネームでブライドルレザー製は、このネイビーのみという特別感も魅力です。

アイテム3『グレンロイヤル』

1979年の創業以来、高品質なレザーアイテムを発信し続けているスコットランド発のブランド。伝統的な素材や技術を継承しつつも時代の要求する機能をプラスしたコレクションは、今もなおスコットランドの職人のていねいなハンドメイドで仕上げられています。マネークリップ型の2つ折り財布はわずか1.5pという厚さながら、小銭スペースにまでカードポケットを配した抜群の収納力。それでいてジャケットの内ポケットやパンツのポケットにすっぽり収まるんです。ブライドルレザーというのはもちろん、最近多くなっているコンパクトな“スマート財布”派にも最適。

アイテム4『エッティンガー』

1934年にイギリス・ロンドンで創業し、1996年には英国王室御用達の栄誉を授かった由緒正しきブランド。『エッティンガー』のレザーグッズはブライドルレザーの中でも厳選された最高品質だけを使用し、熟練職人の手作業で作られています。で、この財布もブライドルレザーなんですが、特有のブルームがないですよね? これはフッ素樹脂加工を施しているからで、ほかに比べると撥水性に優れています。そこまで厚くコーティングを施していないので長く使うと樹脂層が劣化し、ブライドルレザーの蜜ロウの質感が生きてくるとか。ブルームが苦手って人におすすめです。

アイテム5『クランプ』

レザー・銀製品のセレクトショップ兼工房を東京・上野に構える池之端銀革店のオリジナルブランド。“質・実・技”を形にし、機械に頼りすぎず、かといって手にこだわりすぎない、バランス感の優れたアイテムを展開しています。メダリオンがアクセントになった長財布は、品質に定評のある英国タンナーのUKブライドルレザーを採用。札やカード、小銭はもちろん、パスポートや通帳も集約できる収納力を装備しています。ゴールドカラーのファスナーとのコンビネーションもポイントで、やりすぎ感のないラグジュアリーな雰囲気を演出。

アイテム6『ファーロ』

昔から受け継がれる高い伝統技法を駆使し、世界に誇れるクオリティーを日本から発信したい。そんな思いからスタートした『ファーロ』。道具としての機能美を追求し、実用性と美しさを兼ね備えたレザーアイテムを展開しています。ブライドルレザーの質感を生かしたシンプルな長財布は、使い込むほどに厚みが抑えられてよりコンパクトに変化していくもの。コバの処理も美しく、細かなディテールまで『ファーロ』のこだわりが光る仕上がり。

アイテム7『ブリティッシュグリーン』

“上品でありながらも行動派の紳士をサポートしよう”をコンセプトに、英国の気品を感じさせるアイテムを日本から発信。1900年創業の老舗タンナー、セドウィック社の最高品質のブライドルレザーは、ブランドの代名詞にもなっています。10年以上もロングセラーを続けている定番2つ折り財布にも、同様のレザーを採用したもの。こだわりの素材や使い勝手のいい優れた機能性はそのままに、細部をさらにこだわってアップデート。ブライドルレザーはもちろん、内側に用いられたナチュラルなレザーも使い込むほどに味のあるアメ色に変化します。

アイテム8『シップス』

『シップス』の歴史は、1975年に東京・上野のアメ横に開業した広さわずか一坪半の洋服店「三浦商店」がはじまり。以降、「トラディショナルを今日的に表現した“スタイリッシュ スタンダード”」をコンセプトに、セレクトショップの雄として幅広い世代から支持されています。オリジナルの長財布は、ブライドルレザーの本場であるイギリス製をぜいたくに使用したもの。内側のナチュラルレザーとのコントラストが、絶妙なアクセントになっています。シンプルな作りで使いやすく、10か所のカードポケットと1か所のフリーポケットがあり、収納力も抜群。

アイテム9『プレリー』

“クオリティーファースト”を理念に、1957年に創業したレザーグッズファクトリー。伝統に裏づけされた“技”と洗練された大人の感性を魅了するデザインが特徴です。こちらは英国最大級の規模を誇る老舗タンナー、トーマスウェア社のブライドルレザーを使った2つ折り財布。表面から裏面にかけて1枚革、内側は日本製の牛革を用いたぜいたくな仕立て。それを日本の熟練職人の手によってていねいに仕上げられています。ベーシックな見た目とは裏腹に、内側には使い勝手も考慮した多数のポケットが。湾曲したポケットは切符や折りたたんだ領収書を入れるのに重宝します。

アイテム10『ジャムホームメイド』

“肌に最も近いプロダクトをメインにデザインの本質的な必要性”をコンセプトに、1998年にデビューした日本発のブランド。最近はアクセサリーに加え、レザーアイテムや腕時計などもラインアップしています。UKブライドルレザーを用いた長財布は、ブラックダイヤモンドをセットしたウォレットチェーン用パーツを組み合わせたユニークなデザイン。ファスナープラーまで、ぜいたくにブライドルレザーが使われています。内部はファスナー付き小銭入れを中央に、その両サイドに札入れとカードポケットを配置。ビジネスとプライベートのセパレートで使用することもできます。

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