ていねいなモノ作りが愛しいジャパンメイドチェア

ていねいなモノ作りが愛しいジャパンメイドチェア

インテリアといえば北欧を思い浮かべる人は多いだろう。しかし日本のモノ作りが見直されている今、国内デザイナーの椅子にも注目が集まっている。その代表格を紹介しよう。

菊地 亮

2015.02.22

インテリア
チェア
MADE IN JAPAN・国産

国内外から注目を浴びる日本デザイナーたちの機能美に富んだプロダクトが斬新

椅子のほとんどは“面”で構成されているが『匠工芸』の名品、チェアリンは“線”で構築したスマートな作り。そのため、見る角度によってさまざまな表情を見せ、部屋に置くだけでもオブジェとして機能。半円の背もたれがしっかりと体を支えてくれるため安定感は抜群で、上質な天然木が放つやさしい手触りもクセになる。

日本の自然木と職人たちの技、そして今国内でもっとも信頼をおかれるデザイナーのひとり、小泉誠氏によって作られた渾身の作品。宮崎県産の杉の角材を結集させ建築的アプローチで仕上げたこちらは、まるで小さな建物のようだ。軽さを出すべく天板の両側をあえて斜めにカットし、その切り口から見える木目もまた美しい。

ウサギの耳をフリーハンドで描いたような非対称の背もたれが印象的なこちらは、世界を股にかけ活躍している妹島 和世と西沢 立衛の二人からなる建築家ユニット『サナー』の作品。その素材は、白く透明感のあるブナの木を使用し、ツヤ感を抑えたことで上質なウッド本来の魅力を存分に表現した逸品に仕上がっている。

古くから日本にゆかりのある竹で作られた『テオリ』の椅子は、その特徴が生かされた美しく実用的なアイテムだ。それは座ってみれば一目瞭然。座面下にスリットを作ることにより竹製の座面がしなり、クッションのように柔軟でストレスのない座り心地を生み出している。それにより、長時間座っていてもお尻が痛くなりにくい。

世界的にも有名なインテリアデザイナー、岩倉榮利氏。彼が作り出したこちらの椅子は、セラウッド塗装を施すことで素材を紫外線から守り、その上、汚れや熱にも耐性を発揮する頼もしい存在。しかもこの仕上げは、環境にも配慮されており地球にも体にもやさしいアイテムに。その実力は使い続けるうちに実感していくだろう。

    KEYWORD関連キーワード
    RECOMMENDEDあなたにおすすめの記事

    BACK