質に定評あり。押さえておきたいTシャツブランド10傑

質に定評あり。押さえておきたいTシャツブランド10傑

若い頃からいろいろ手を出してきたTシャツ。ただ、大人が今気にすべきは個性の発露よりむしろ最高のリラックス感。これらのブランドなら我々の気持ちに十分応えてくれる。

菊地 亮

2017.07.25

トップス
Tシャツ

春夏の主役着はやっぱりTシャツ。定番からおすすめまで人気ブランド一挙公開

ロゴT、フォトT、バンドT、カレッジT……。Tシャツは種類が豊富でデザインも自由だから、若い頃はそれが名刺代わりにもなった。でも、大人になった今は違う。見た目だけにほだされない、“質”をわきまえた選び方が何より重要。体が喜び、思わずニンマリできる1枚。そんな、大人たちが大いに歓喜するTシャツを作るこだわりのブランドを取り上げたい。

『ルトロワ』

2009年シーズンにデビューを飾ったフランスのカットソーブランドは、抜群の着心地が評判となり今や世界中のバイヤーの標的に。“マイユ”と呼ばれる丸胴編み機でシームレスに編まれたアイテムは肌への負担が少なく、伸縮性にも優れているためやさしく抱擁されている気分になる。

アラン クルーネック 半袖カットソー

程よくタイトフィットなシルエットに仕立てられたアイテム。が、そこには締め付けによるストレスなどは一切感じない。柔軟性に優れた生地は体にやさしく寄り添い、ブランドの真骨頂ともいえるシームレスな作りは肌へのゴワツキを軽減。最良の着心地を提供してくれる。

トーマス ショートスリーブカットソー

『ルトロア』の中でも人気品番に数えられるトーマス。こちらはそのショートタイプの半袖クルーネックモデル。適度にタイトなネック周り、そして絶妙なバランスのスリーブが心地いいスウェット生地と相まって抜群の着用感を演出。誰もが率先して素肌で着たくなる1枚だ。

『クルチアーニ』

イタリアのペルージャで創業を始めたマグリッタ社が手がけるブランドで、イタリア最高峰ニットブランドの一角を担う。内モンゴル産の最高級カシミヤを使うなど、高品質な素材使いにこだわりを見せ、その矜持はカットソーにも。ぜいたくなハンドメイドによる最高の着心地で世界を魅了する。

コットン クルーネックTシャツ

こちらで採用している生地は、手編みのような独特な風合いが特長の鬼鹿の子。通常のTシャツに比べ屈強で、型崩れしにくいのがなんとも頼もしい。しかも、まるでリネンのようなドライタッチときている。汗によるべとつきが気になる夏にはまさに格好のTシャツ。

VネックTシャツ

“純白”を絵に描いたようなこちらのカットソー。このくっきりとした色みこそ、素材のクオリティーの高さを証明している。袖を通してみればさらに実感。とろみのある肌触りは、クセになるほどだ。艶やかなルックスにより、インナーはもちろん1枚でも十分な存在感を放つ。

『サンスペル』

創業150年以上を数えるサンスペルは、英国を代表するカットソーメーカー。シーアイランドコットンを始め、素材使いや開発に心血を注ぐアイデンティティーは今も変わらず、“高品質の日常着”を作り続けている。1937年に開発されたQ14セルラー素材のアイテムは今もなお続いているベストセラーの1つ。

クルーネックカットソー

『サンスペル』を代表する素材として挙げられるのがQ82。世界で最もぜいたくな超長綿ともいわれるエジプト綿を使い、2本の糸をよって編みこんでいる。その生地で構成されたのがこのアイテム。通気性に優れ、軽量なうえにとても滑らかなタッチに世界中が釘付け。

ショートスリーブポケットTEE

ネックの開き具合、アームの長さ、そして丈感。好バランスのフォルムゆえに、Tシャツ1枚でもご覧のようなこれだけシュッと見えてしまう。それが『サンスペル』の実力。もちろん、ふっくらとしたコットン100%の生地により、最高の着心地だって堪能できる。

『ジチピ』

半世紀以上にわたりイタリアのカットソー産業を支えている『ジチピ』。少人数制で1枚1枚ていねいに作られ、着用感も絶品ながらコスパに優れているところも人気のヒケツ。切りっ放しのロック仕上げや、フラットシーマ仕上げなど、細部にこだわる優秀なアイテムは、世界中の人気セレクトショップにも名を連ねている。

ワッフル クルーネック ビッグシルエット半袖Tシャツ

一見表面はプレーンに見える。しかしよく見ると小さな凹凸が。実は起伏のあるワッフル状の生地がすがすがしい気分を生む要因。肌への密着率を減らしたことで、嫌なまとわりをいなし風通しもスムーズ。そのため、抜群の吸汗性も手伝い、サラッとした肌触りを味わえる。

クルーネック 半袖ポケットTシャツ

一見表面はプレーンに見える。しかしよく見ると小さな凹凸が。実は起伏のあるワッフル状の生地がすがすがしい気分を生む要因。肌への密着率を減らしたことで、嫌なまとわりをいなし風通しもスムーズ。そのため、抜群の吸汗性も手伝い、サラッとした肌触りを味わえる。

『バンドール』

フランスに誕生したカットソーを専門に扱うファクトリーブランド。その名は現地で作られているワインの名に由来している。1970年代からフランスメイドにこだわり、高品質のアイテムを市場に送り続けてきた。その実力は、これまでに某有名メゾンブランドの生産も手がけてきたことからわかるはず。

リブコットン ショートスリーブ クルーTシャツ

目を見張るのは袖口に見られる幅広の1×1リブ。ヴィンテージのアンダーウェアなどに見られる独特なディテールを採用したことで、クラシックなたたずまいに。袖のリブがフィットする感覚は安心感を生み、レイヤードするうえでも好都合。やや細身のバインダーネックもフランスメイドらしい。

インターロック クルーTEE

使用している生地はインターロック生地。表面が非常に滑らかで最高の触感を提供してくれる。伸縮性にも富んでいるため体の自由もしっかり確保。まさに大人に味方してくれる生地だ。それをこちらでも採用。細身に仕上げられているためご覧のようにフォルムはとことんスマート。

『プチバトー』

120年以上の歴史を誇る『プチバトー』には、子供の肌着メーカーとして誕生した背景があり常に着心地とやさしさを追求してきた。製品の80%以上はフランス国内やチュニジアなどで生産され、品質管理も徹底。それが、繊維分野における最高レベルの証し、Oeko-Tex(R)を取得に。そして今もなお子供も大人も笑顔にするアイテムを作り続けている。

ポケット付き半袖Tシャツ

袖を通したそばから心地よさと安心を感じられるのは、素材として使用したライトジャージーによるところが大きい。サラリとした生地感はジメッとした夏にはちょうどよく、毎日でも袖を通したくなる衝動に駆られる。トリコロールのロゴもさりげないアクセントにいいね。

プリント半袖Tシャツ

こちらは一転、中央へ大胆にボートのプリントを施した印象的な1枚。デフォルメされたデザインには、海っぽさとセンスが感じられる。ライトコットン素材によって仕上げられているため、軽やかな着心地を存分に満喫。さすがと思わせる極上の肌触りも出色。

『Vルーム』

『Vルーム』が登場したのは2004年のNY。とはいえ、デザイナーは日本人で、海外のバイヤーに見初められ日本へ逆輸入された異色経歴を持つ。カットソーやニットを中心としたコレクションを展開しており、着心地や縫製には日本人ならではの気配りが感じられる。素材への執着も特長的だ。1シーズンに10数種類の素材を使用することもある。

2パック TEE

プレミアムカットソーの代表的ブランドから、意表をついたパックTの登場。あえて太番手の糸で織り上げた挑戦的アイテムは、透け感がなく1枚でも存分に活躍が期待できる。ネックをバインダー仕様にしたことでヨレにくく、襟、袖、丈を断ち切りにしたデザインも楽しい。

コットンナイロン天竺TEE

『Vルーム』ではおなじみとなったコットンナイロン天竺を生地に採用。ふんわりとした肌触りは“気持ちいい”の極致。また、襟、袖口、裾にねじれを効かせた遊び心あふれるデザインも同作の特長で、今季は着丈を長めに設定。レイヤードにも活用できる万能性を発揮する。

『フィルメランジェ』

究極のカットソーブランドを目指し、2007年春に誕生した『フィルメランジェ』。その名は、“Melange(混ざった色の)”と“Fil(糸)”の造語で、昔からTシャツなどに使われてきた杢色の糸を指す。ジャパンメイドにこだわり、日本の匠たちが綿の選定から糸、生地、縫製などを担いながら独自に開発。着ることに喜びを感じられるコレクションだ。

サニー ニューリンダ クルーネックポケットTシャツ

『フィルメランジェ』の永久不滅のモデルといえばサニー。設立後、常に定番素材として君臨してきたオーリンダー天竺生地。こちらはそれを進化させたニューオーリンダー天竺生地を使用している。シルキーなタッチはすばらしく、綿の段階から別注で染色しているため発色もいい。

ディジー 胸ポケット 半袖Tシャツ

ベースに使っているのは、オーガニックコットン糸の製造工程でふるい落とされた良質な繊維。こちらは、それを50%のバージンオーガニック綿と紡績したオーガニックラフィー仕立てだ。この有機リサイクルコットンは、地球にも体にもやさしく、耐久性のあるバインダー仕様のネックも特長。

『スリードッツ』

1995年にLAで産声を上げたスリードッツは、確かなクオリティーによりプレミアムカットソーという新たなジャンルを確立した。フィットとコンフォートの徹底した追求が、極上のタッチを生み出し、多くのセレブリティーから高い信頼を獲得。ブランドロゴの3つのドットに、pure、effortless、luxuryを込め、そのコンセプトは今も変わらない。

ジョシュ クルーネックT

『スリードッツ』の数あるモデルのなかでもトップクラスの人気を誇るジョシュ。その要因は程よい厚みとトロリとした着用感がポイントのリングスパンコットン生地である。さらにはネックラインや袖周りにフラットロックステッチを採用。縫い目の重なりがないため着用もスムーズ。

マット サンデッドジャージー Vネック

Vネック型のマッドは、タイトなフィッティングと、厚みがあるためシワになりにくい生地感が長所。そのヒミツは、コームドコットンを使った同ブランドきっての定番、サンデッドジャージー生地。ピーチスキンのような肌触りが滑らかさを促し常に快適でいられる。

『ティージーオーセンティッククラシック』

“普遍的で頑丈なカットソーを作りたい”。同ブランドは、その純粋な思いから誕生した。生産は主に東日本。今では貴重な旧式の織り機を継承し、熟練職人たちの勘と感性により導き出したセッティングのもと高密度に織っていく。そうして作り出された代表するHDCSコットンとオーガニックスラブコットンは、多くの識者を常にうならせているのだ。

HDCSボートネック ショートスリーブバスクシャツ

日本に古くから伝わるニットマシーンにより、ゆっくり丹念に織られていくジャパンメイドの上質な生地こそ同作の真骨頂。そのセッティングを一度狂わせてしまえばたちまち糸切れを起こしてしまうほどに繊細だ。こちらの1枚には日本製の実力と最高のリラックス感が宿っている。

HDCSボートネック ショートスリーブバスクシャツ

程よいピッチ幅のボーダーTはもはや夏の大人カジュアルには必携。しかもこちらは抜群のタッチが実にいい。ブランドを代表する超高密度度詰め天竺スラブコットンで仕上げているため、頑丈さとコシの強さがカラッとしたタッチ。だから何度着てもヘタれることはない。

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