甚平を着て今夏こそ風情ある大人を目指そう

甚平を着て今夏こそ風情ある大人を目指そう

夏のイベントに花を添える着こなしといえば、女性の浴衣に男性の甚平。甚平デビューしたい男性に向けて、着方や選び方、おすすめアイテムまで解説します!

久保 綾子

2017.07.09

浴衣・じんべえ

この夏こそ、甚平で風情ある大人の着こなしはいかが?

夏祭りや花火大会。夏ならではのイベントで、パートナーが華やかな浴衣を着ているのに自分は普段着……。それってちょっと寂しくありませんか? せっかくのイベントですから、男性も夏ならではの装い“甚平”を着こなせば、風情もたっぷり、そのうえ着心地も涼やか。周りともちょっと差がつきます。きっと奥様や彼女も喜んでくれるはずですよ。

念のため確認しておきましょう。甚平とは

甚平は、日本で江戸時代から親しまれてきた男性や子供用のルームウェア。本来は家の中で着る衣服ですが、“粋な夏の装い”として外出着としても着用されるようになっています。木綿や麻など涼しげな素材を使って、風通しが良いように工夫されている点も特徴。見た目が似ているということで作務衣と混同されることもあるようですが、作務衣は僧侶が日々の作業を行うときに着るものを指し、甚平とは別物です。

大人の甚平。選ぶべきポイントは?

いざ甚平を探そうと思うと、意外と選択肢が多いことに驚かされるでしょう。色も、柄も、素材も織り方もさまざまです。ここでは、大人におすすめの甚平の選び方を3つのポイントに分けてご紹介します。

ポイント1:色はシックなダークカラーが大人顔

基本的に甚平は自分の好きな色柄を選んでOKですが、手軽に大人っぽさを演出するならやはり暗めの色を選ぶのがいいでしょう。オーソドックスなのはネイビー。少しモダンな表情を出すならブラックやグレーを選ぶのも効果的です。パートナーの色鮮やかな浴衣と並べば、お互いを引き立てあってくれること請け合いですよ。

おすすめカラー1藍色(ネイビー)

甚平において最もオーソドックスなカラーがネイビー。柄などの選択肢も多く見つかることでしょう。涼やかさと華のあんばいがちょうどよく、甚平に限らず装う人を選ばない万能カラーです。初めての甚平にピッタリです。

おすすめカラー2墨色(ブラック)

クールな表情を出したいなら俄然、ブラックがおすすめ。ただし、祭りや花火大会など夜のイベントでは周囲に沈んでしまいやすいカラーでもあるので、扇子やハットなど、小物で少し華を足すといいでしょう。ブラックは無地が一番似合うカラーでもあります。

おすすめカラー3灰色(グレー)

灰色(グレー)は、ブラックと同じくモダンな印象を持ちますが、より柔らかでニュートラルな印象があります。より明るめの糸を使い、生成りホワイトに近い色みに仕上げたものも今年は多く出回っていますよ。ホワイト系はやや装いの難易度が高いですが、個性を演出したいならおすすめ。

ポイント2:シンプルで直線的なパターンが難易度低し

柄も基本的に好きなモノを選んでOKですが、どちらかというとストライプやチェックなど直線的なパターンのほうが、クセがなく装いやすいでしょう。また、パッキリと色分けされたパターンよりも、色や線の太さに強弱をつけた繊細なパターンのほうが大人っぽい着こなしになります。織り方でニュアンスを付けた無地も魅力的ですよ。

おすすめパターン1縞柄(ストライプ)

クセがあまりなく、着る人を選ばないストライプ柄。線の太さや地の色との対比によってさまざまな表情があり、ひと口に縞柄といっても選択肢は豊富です。ストライプパターンはモノを縦長に見せる効果があるので、体型が気になる人には特におすすめの柄でもあります。

おすすめパターン2格子柄(チェック)

縞柄に比べるとやや個性的ですが、こちらも線の太さや色によってイメージの調節が自由自在です。大きめの格子柄よりも、細かい格子柄のほうが、クセが少なく装いやすいでしょう。格子をベースに少し表情を変えた市松模様も、個性重視派に人気のパターンです。

ポイント3:素材は扱いやすい綿と風情たっぷりの麻に大別

甚平の素材は大きく分けて、綿(コットン)と麻(リネン)に大別され、どちらかが100%の場合もあれば混合の場合もあります。綿のほうが多ければ、肌触りがよく洗濯などの手入れも比較的しやすいでしょう。また麻のほうが多ければ、綿に比べると皺になりやすいなど難があるものの、より涼やかな風情を楽しむことができます。

甚平の着こなしのポイントは?

甚平は着こなしにもコツが存在します。コレを間違えると、大人の男どころか周りから浮いてしまう可能性も……。着こなしや合わせるアイテム選びのポイントなどを紹介します。

ポイント1:インナーは着用自由。着るならVネックを

甚平はもともとラフなウェアとして作られたのでインナーは不要ですが、汗などが気になる場合はVネックTシャツなどを着用してもいいでしょう。しかし甚平は作りの都合上、前面がはだけやすいので、着用する場合はインナーが見えないよう注意。襟元からインナーが見えてしまうとせっかくの甚平も魅力が半減してしまいます!

Tシャツは素材にもこだわるとより快適に

インナーを着用する場合、このようなVネックの白Tシャツがベストでしょう。速乾性のある生地なら快適に着られてベターです。

ポイント2:足元は下駄。もしくはスポーツサンダルも良し

甚平の足元は、風情を優先するならやはり下駄がおすすめ。カランコロンという涼しげな足音も楽しめます。ただ、靴擦れが気になる場合や、少しモダンに着こなしたい場合は、アウトドアブランドのサンダルもおすすめです。雰囲気の変化が楽しめますし、歩きやすさも申し分なし。ビーチサンダルはラフになりすぎるので避けた方がベター。

ハズすならスポーツサンダルが◎

見た目も機能性もパーフェクトなスポーツサンダルは、タウンユースやアウトドアシーンで活躍するほか、甚平にも使えるんです。シンプルなデザインが合わせやすくておすすめ。

ポイント3:扇子など和のアイテムのほか、ハズし小物を合わせるも良し

甚平と合わせて何か小物を持つなら、扇子など王道の和アイテムのほか、ちょっと意外ですがハットなどもおすすめです。季節感のあるストローハットなどを合わせると、不思議と統一感ある装いにまとまりますよ。前述のアウトドアブランドのサンダルといったハズしといえるアイテムを合わせると、和の雰囲気とモダンさのバランスが絶妙に。

簡単に取り入れられるストローハットがおすすめ

取り入れるだけで夏っぽさが演出できるストローハット。デザインやカラーのバリエーションが豊富に揃っているので、甚平の色みに合わせてチョイスしましょう。

ポイント4:無造作ヘアよりもカチッと感のあるヘアの方が好相性

甚平はもともとルームウェアなので、リラックスした装い方がしっくりくるのですが、ただ、しっくりきすぎて部屋着まっしぐらになってしまう危険性も……。ヘアや足元など、要所要所をカッチリとキメることで、外出着としての表情を持たせることができますよ。ヘアはカチッと感のあるスタイルの方がキマりやすいかもしれません。

ウィッシュリストに加えたい。今夏おすすめの甚平をピックアップ

さて、大人の男の甚平選びのコツはつかんでいただけましたか? ここからは、選び方のコツに沿った甚平を中心にご紹介。周りと差がつく、個性派の甚平も含めてチョイスしました。

アイテム1『ロッキーモンロー』しじら織り縞模様甚平

絶妙な色、柄選びで大人の表情を演出するのは『ロッキーモンロー』のしじら織り甚平。ほかのブランドではなかなか見られない淡めのネイビーや、独特の渋みがあるチャコールグレーなど、さりげない個性を持つ色も展開しています。パンツのシルエットがやや細身に仕立てられているため、モダンな着こなしを目指す人におすすめ。

アイテム2『キモノマチ』男性甚平 黒白縞

肌触り柔らかなコットンに、風情のあるシャリ感が楽しめるリネンを混ぜた1着。そのバランス感の良さは、和服専門ブランド『キモノマチ』ならではです。やや透け感のある生地が特長で、涼しげな表情も高ポイント。

アイテム3『エイト』甚平 上下セット

リーズナブルな価格で提供する『エイト』の甚平は、そのお手頃さから初めての甚平選びにもピッタリ。気軽に冒険できる価格帯なので、トレンドのホワイト系に挑戦してみてもいいかもしれません。サラッとした肌触りのいい生地感もポイントですよ。

アイテム4『ジギーズショップ』甚平3点セット(甚平+下駄+扇子)

『ジギーズショップ』の甚平は、甚平+下駄+扇子の3点セット。甚平の色柄はいくつか選べますが、下駄と扇子はシックな印象の墨黒1色。単体で使用することももちろん可能なので、コストパフォーマンス抜群のセットです。

アイテム5『ウィゴー』デニム甚平

トレンドを巧みに取り入れたアイテムを多く展開する『ウィゴー』。同ブランドの甚平はデニム生地で縫製された珍しい1着です。馴染みのある素材なので、普段着の延長として取り入れやすいのがうれしいところ。紹介しているインディゴブルーのほか、個性的な生地切り替えデザインも展開。

アイテム6『チャイハネ』トライバルエスニック甚平

アジアンファッション&雑貨を得意とする『チャイハネ』は、ここらしいエスニックな色柄が新鮮な甚平を提案。ところどころにタイダイ加工が施されており、個性は言わずもがな。普段からアジアン系のファッションを好む男性にはぜひおすすめしたい1着です。職人による手作りのため、細かな模様や色合いは一期一会。

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