元祖を知る。バンズのオーセンティック、魅力とコーデ

元祖を知る。バンズのオーセンティック、魅力とコーデ

『バンズ』が創業して最初に作られた、スタイル#44のデッキシューズ「オーセンティック」。半世紀以上たった今でも支持される魅力、合わせ方や注目作まで紹介します。

桐田 政隆

2017.06.26

バンズ(VANS)
スニーカー
夏の着こなし・コーデ

『バンズ』の原点。オーセンティックとは?

昨年が創業50周年だった『バンズ』。「オーセンティック」は創業時の1966年に生まれ、今もほぼデザインが変わらず、定番として人気を博しています。はじめはそれまでのスニーカー、いわばテニスシューズよりも、しなやかでグリップに優れるワッフルソールがスケーターに気に入られ、人気が拡大していきました。今では『コンバース』のオールスターや『アディダス』のスタンスミスらと並ぶ、スニーカーの大定番といっていいでしょう。

テイスト不問。『バンズ』オーセンティックのコーデ実例集

名は体を表すといいますか、先ほど触れたようにスニーカーの大定番となったのは、オールスターやスタンスミスばりに、とにかく合わせやすい点が挙げられます。出自でもあるスケーター的なスタイルから、きれいめなコーディネートにも対応する汎用性の高さは、ホントにお見事です。

ポロシャツとコットンパンツでシンプルな夏の着こなし。いわばベーシックなスタイルにも、当然すんなりハマります。例えばオールスターHiやスタンスミスよりも、ちょっと砕けた印象になりますね。これもオーセンティックの特徴なので、スタイルの方向性にも活用できると思います。

こちらは問答無用で似合う、スケーター風のストリートスタイルです。ちなみに上のベーシックなスタイルとは違い、オーセンティックを合わせるとちょっとお行儀よくなる感じがします。例えば『DCシューズ』や『グラビス』あたりを履くと、ゴリっとスケーター方向にいきますが、クラシカルなオーセンティックなら上品な感じがしてきます。

こちらは人気が再燃している、どことなく’90年代の香りがするスタイル。ヒップホップ、『トミーヒルフィガー』、バギーデニム、そんなキーワードな感じですが、こちらにも違和感なくフィットしています。オール白のモデルでクリーンな雰囲気を底上げしているのも、いいのかも。

エンゼルスとドジャースをミックスしたようなベースボールキャップに、ミッキーのTシャツ。デニムにペイズリーのバンダナをなびかせながら、クルーザーで街を移動……。西海岸的なアメカジは、やっぱりオーセンティックが最高の相性ですね。

オーセンティックはシンプルで上品な雰囲気がある内羽根式なので、スケーターが愛した靴ながらジャケパンスタイルにもなじんじゃいます。ハズし的な雰囲気もあるので、うまくいけばおしゃれ巧者な印象も得られそうです。履き口にパッドのあるエラだと、オーセンティックのようにすんなりはなじまないかも。

近頃注目のバンドTに、スリムなパンツを合わせて、ロックっぽいスタイル。これにも合いますね。ジャックパーセルだとグランジ感が出てきますが、オーセンティックだと程良く力の抜けた感じがします。もしチノショーツをはくなら、オールドスクールにしときましょう。

最近、よく見かけるのがスラックスとの合わせ。合わせやすさもいいのですが、どちらも定番同士なので、程良いハズしになるのが好都合です。王道のローファーもいいけど、今ならオーセンティックな気分、という人も多そう。またシャツのブルーとオーセンティックの色を合わせて、派手過ぎる印象がないのもポイント。

個人的にオーセンティックは、ミリタリー系のパンツにも相性がとてもいいと思います。とくに太め。クリーンな白は、ミリタリーの重厚な雰囲気をうまく緩和してくれる常とう手段ですね。オレンジやイエローなどの差し色的なカラーも、合わせやすいと思います。

軍パンから転じて白パンにも相性がよく、オーセンティックの万能さを示す例かと思います。白はもちろん、ネイビーも相性がよさそう。またスケーターシューズの出自か、西海岸的な雰囲気のせいか、ほかのスニーカーよりも白パンスタイルがいやらしく見えないメリットもあると思います。

これからの季節はショーツにも合わせたいですね。こちらはグラミチショーツに合わせていますが、サーフトランクスなんかにも相性バッチリでしょう。またオーセンティックだとちょい上品、エラだとストリートな雰囲気になるので、使い分けてみるのもいいかも。

『バンズ』オーセンティック。初心者も上級者も、定番カラーを押さえよう

バンズの各モデルに共通していえることですが、オーセンティックはカラバリやアッパーの生地デザインが、非常に豊富な点も人気の要因。ただ合わせやすさを優先するなら、まずはネイビーや白、ブラックといったレギュラーカラーから押さえておくといいかも。

ファッションライターが狙う、今欲しい『バンズ』オーセンティック

アナハイム・ファクトリー・コレクションのモデル。こちらは買いました。創業時のアナハイム工場で作られていたモデルを、忠実に復刻しているそうです。とくにソールからフォクシングテープのボリュームが違うのかも。最近は何でもかんでもフォクシングテープを白にしてスッキリさせがちですが、個人的に『バンズ』やオールスターはラインありのほうが好きです。

‘80年代からある、ピーナッツとのコラボの第3弾だそうです。こちらはスヌーピーの親友の「ウッドストック」が、総柄でデザインされています。3、4年くらい前に出た、ドナルドの総柄オーセンティックもとても刺さりまして、そういうクセがあるのかも……(苦笑)。

春夏シーズンでよく登場する、トロピカルな総柄のバンズがいつも気になります。今季もいろいろありましたが、なかでも涼しげなカラーリングのパームツリーモデルがそそる一足。シーズン限定カラーなので、気になったら買っておいたほうがいいかも。セールまで待って、後悔することもよくあります。

バンズのスニーカーはどれを選ぶ? どう履く? 人気&定番モデルを徹底攻略

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熱狂的なファンが多い『バンズ』のスニーカー。そのなかから、クラシック感が魅力の定番モデルをピックアップして詳しく解説します。着こなし術も合わせて一挙に紹介!

平 格彦

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