2017年春夏ショートパンツの最新トピックス

2017年春夏ショートパンツの最新トピックス

もはやショートパンツは大人の夏スタイルに欠かせないアイテム。とはいえ子供に見せない着こなしや選びといった配慮は当然必須。そのポイントをトレンドも踏まえ徹底解説。

菊地 亮

2017.06.21

ボトムス
ショートパンツ
夏の着こなし・コーデ

もはや大人のワードローブに欠かせない、ショートパンツ

もはや大人のワードローブに欠かせない、ショートパンツ

WEARWEAR

いい大人にもなれば、シーンによっては当然襟元を正したような着こなしが必要なときもある。しかし、昨今のカジュアルスタイルは、開放感がもたらす自由やリラックス感が逆にこなれを生む大切な要素。となれば、ボトムスの選択肢にショーツが加わることは自然の流れだろう。そこで、最近の傾向を踏まえ、ショートパンツの“今”を探っていきたい。

今季はココが変わった! ショートパンツトピックス

ショートパンツが市民権を得たとはいえ、アプローチの仕方はやはり昔と少々異なる。悪ガキに見せず、かつ虚勢を張っているとも思われないショートパンツとの向き合い方を、トレンドを軸に提案してみたい。

アイテム編トピックス1 : スラックス顔の大人ショーツで気軽に取り入れる

ショートパンツスタイルを子供っぽく見せない近道は、やはり大人っぽいアイテムを選ぶことにある。気楽にはけてかつしっかりも見せられると、誰もが手にしだしたのはセンタークリースやタックの入ったスラックス然としたモノ。イタリアのパンツ専業ブランドや日本の気鋭たちも、その点をよく心得たモデルを製作している。

ジャケットも受け入れる素養を踏まえた一本

ジャケットも受け入れる素養を踏まえた一本

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2008年に始動したイタリアのパンツ専業ブランド、『PT01』。高い技術に裏打ちされた、強みでもある美しいシルエットはこのショーツにも生かされている。センタークリースの入った端正な顔立ちは、ジャケットや紺ブレともウマが合う。

生地の上品さとトレンド感を巧妙にミックス

生地の上品さとトレンド感を巧妙にミックス

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『イッティビッティ』のショートパンツは、コットンをベースにウールとポリエステルを混紡したスラックス顔。うっすら入れたストライプも雰囲気を後押しする。また、ワイドシルエットに仕上げるなど、旬感もたっぷりと。

時おり見せる抜け感が洗練さを生むキーに

時おり見せる抜け感が洗練さを生むキーに

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ジャパンメイドにこだわった『イエナ』の新レーベル、『アイル』。こちらは、落ち着いた表情にゆえにショートパンツと思えない上品さ。緯糸には本数を多めに設定したリネンを打ち込んでいるため、涼感を得るとともにデニムライクな風貌に。

アイテム編トピックス2:ショートパンツも今やワイドシルエットが定番

ボトムスのシルエットで、ここ最近ワイド化が顕著になってきた。その大きなムーブメントはショートパンツへも飛び火傾向に。裾に向かって広がりながら、ウエストにタックを入れたグルカショーツはそのいい例だろう。ミリタリー出自ゆえに漂いそうな野暮ったさを、上質な生地によってフォローしている点も見逃せない。

ワイドながらも見た目はとことんスタイリッシュ

ワイドながらも見た目はとことんスタイリッシュ

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2010年にミラノでスタートを切った注目のメンズウェア&シューズブランド、「アンドレア・ポンピリオ」。ビッグメゾンでのキャリアが生きたコレクションは洗練さにあふれ、美しいテーラリングにも定評が。その一端はこのショーツからも。

細部へのこだわりにより太くてもなお美顔

細部へのこだわりにより太くてもなお美顔

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ワイドなワタリや膝頭を覆うほどの丈感。それでもなおダラっと見えない理由は、「カトー」ならではの細部への配慮によるところが大きい。ゆったりめのウエストにタックを入れ、さらに裾をダブルに。それにより全体をすっきりと仕上げている。

脱・普通を叶えるウエストとサイドがキモ

脱・普通を叶えるウエストとサイドがキモ

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肌触りのいい薄手のコットンツイルで作られているだけに、暑い夏でもストレスなく着用可能。しかも、ワイドシルエットでウエストもイージー仕様のためリラックス感もたっぷりだ。サイドにあしらったラインテープも好印象。

アイテム編トピックス3:シックなオールパターンアイテムが主流に

ネイビーやモノトーンといった落ち着きのある彩りが春夏も主流だった昨今。しかし今季は、鮮やかなカラーが大きな注目を集めている。それとともに、柄アイテムもとりわけ豊富で、定番のチェックやストライプに加え、バテック、ペイズリーといったフォークロア調、パームツリーなどをモチーフにしたハワイアン柄も目を引く。

ボタニカルモチーフも落ち着いた配色なら印象良し

ボタニカルモチーフも落ち着いた配色なら印象良し

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イタリアを代表するパンツ専業ブランド、「インコテックス」の別ライン、インコテックスレッドが「スラックス」へと改名。こちらはその一本で、ボタニカル柄の生地で仕上げられている。ウエストにドローコードを仕込み自由もしっかり確保。

インコテックスの美脚パンツは、伊達男のたしなみだ

インコテックスの美脚パンツは、伊達男のたしなみだ

美脚パンツの代名詞であるイタリア発パンツ専業ブランド『インコテックス』。本国のみならず、世界中の伊達男から絶大な支持を得ている理由を深掘りしてご紹介します。

近間 恭子

日本の技術力を改めて証明する価値ある一本

日本の技術力を改めて証明する価値ある一本

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織物を得意とする地域は国内にさまざまあるが、中でも知る人ぞ知る地が山形県米沢。「エディフィス」のこちらは、同地に伝わる米沢織りで作ったジャカード生地を採用。複数種類の糸を駆使しながら作られた一本は、立体的な表情が魅力的。

一見無地、でもよく見ると総柄。その遊びがいい

一見無地、でもよく見ると総柄。その遊びがいい

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「ブルックスブラザーズ」が培ってきたクラシックなスタイルをカジュアルにアップデイトしたラインが「ブルックスブラザーズ レッドフリース」。こちらは、陰影によって描かれたフローラルプリントが特徴で、ストレッチ入りのため履きやすい。

着こなし編トピックス1:セットアップ風でまとまりと大人っぽさを手に入れる

ショートパンツに合わせるトップスは、全体のイメージを大きく左右するため慎重に選ばざるをえない。ただ、セットアップであれば話は別。悩むことなくすんなり決まり、ワンスタイルに即収まる。そのうえ、昨今のトレンドのひとつでもある。何より、大人っぽさが自然とのるため、ショートパンツ特有のコゾウ感だって気にならない。

ワークな表情がセットアップ特有の気取りをいなす

ワークな表情がセットアップ特有の気取りをいなす

WEARWEAR

休日のセットアップは、ややもすると頑張ってる感が出やすいもの。ただ、どこか粗野感のあるアイテムであれば、程良いラフさが抜け感となってご覧のようにいいあんばい。グリーンのインナーでメリハリをつけた点も優秀。

“気張らない”が定石だから素材はこいつで

“気張らない”が定石だから素材はこいつで

WEARWEAR

やれセットアップだ、やれテーラードジャケットだと、少々お堅いワードがチラつくスタイル。それでも気張っているように見えないそのワケは、素材感。スウェット生地のアイテムを選び、無駄な力みを排除している。

ドレスアップすれば“短パン”でも常に胸を張れる

ドレスアップすれば“短パン”でも常に胸を張れる

WEARWEAR

ショートパンツは楽な分、一歩間違えれば手抜きとも思われる。が、大人の定番であるドレスジャケットやシャツを合わせれば、“難”をさらりとかわせる。シャツにスタンドカラーを選べば、より今風に。

着こなし編トピックス2:モノトーンでモダンさを表現するのが今

今年の夏は鮮やかなカラーがトレンドといわれる。しかし、印象が強いだけに何をどう取り入れるかは大いに悩みどころ。大人にもなれば、浮き足立っているなんて思われたくもないため妙にハードルの高さを感じるかもしれない。そんなときは、馴染みのあるモノトーンに頼るのもいい。重たさが気になる人は白を多めに取り入れて。

キリッとした黒Tで白ショーツもより爽快に

キリッとした黒Tで白ショーツもより爽快に

WEARWEAR

どんな色とも引かれ合い、全体を落ち着かせてくれる黒。カジュアルTでもそれは一緒。だから、二の足を踏みがちな白ショーツでも気兼ねなく合わせられる。足元にサンダルをプラスし、夏気分を後押ししているのもいい。

アクティブパンツを都市に導く大人トップス

アクティブパンツを都市に導く大人トップス

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こちらはその逆バージョン。黒トップスだとよりクールな印象だが、白は逆にすがすがしい。だからレイヤードさせても重たさはみじんも感じない。ただ、若作りと揶揄されないためにもアウターは大人なアイテム、が賢い選択。

潔いブラックコーデに小さじほどのホワイトが効く

潔いブラックコーデに小さじほどのホワイトが効く

WEARWEAR

肌が露出しやすいショートパンツスタイルだけに、これだけストイックにブラックでまとめても問題ない。とはいえ、やや重め?と気になる人には、ひとつまみの白を。裾からチラリ、足元に少し、その微妙な差し色が効果的。

着こなし編トピックス3:ワイドトップスで上下にメリハリをつける

トップもボトムスも主流になりつつあるのがワイドシルエット。ただ、上下ともにビッグフォルムのアイテムを合わせるのはハードルが高く、ややもすると野暮ったく見えてしまう。それを回避しながら、今っぽさを損なわないために昨今よく見られるのが上下のギャップ。ビッグシルエットのトップに横幅を控えたショーツを合わせればバランスが取れる。

ハッピーな下半身はユルめの男気Tで受け止める

ハッピーな下半身はユルめの男気Tで受け止める

WEARWEAR

総柄のショートパンツは、今季のトレンドトピックのひとつ。しかも赤スニーカーでさらに個性的な装い。ただ、それもこれも武骨カラーのオーバーTシャツにかかればワル目立ちしない。黒小物で、さらにダメ押し。

モードな合わせの中に光るちょっとした遊び心

モードな合わせの中に光るちょっとした遊び心

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モードよりな着こなしは、大人な印象を生見やすいだけに挑戦しがいがある。グレーを基調とすればその雰囲気は助長される。ただ、危惧されるのは単調さ。それもオーバートップの採用で回避できることをこちらで実証。

ネイティブ特有の牧歌的空気はシルエットで救済

ネイティブ特有の牧歌的空気はシルエットで救済

WEARWEAR

裾にフリンジをあしらったトップにフェード感のあるデニムショーツ。牧歌的な空気が取り巻く合わせは、得てしてノスタルジックな様相になるもの。ただ、それをネイビーの色統一と上下のシルエットのメリハリでモダンに仕上げている。

ショートパンツのおすすめをピックアップ。大人が狙うべき15ブランド

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夏のワードローブに欠かせないショートパンツ。子供っぽくならず、おしゃれに着こなすための選び方や編集部おすすめの人気ブランドを厳選しました。

Freeamericanidol編集部

ショートパンツを着こなすために。意識したい3つのトピックス

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いよいよ本格的にショートパンツの季節が到来。選び方やブランドなど3つの視点から、大人に似合うショートパンツの着こなし方をしっかりナビゲートします。

山崎 サトシ

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