エスパドリーユとは。人気ブランドやコーデ術を解説!

エスパドリーユとは。人気ブランドやコーデ術を解説!

エスパドリーユってそもそも何? という疑問から選ぶべきブランド、おしゃれな着こなし方まで、幅広くエスパドリーユのことを紹介します。

植木 麻利子

2017.06.18

サンダル
エスパドリーユ
夏の着こなし・コーデ

涼しげで軽快。エスパドリーユは今が狙いどころ

サンダルほどカジュアル過ぎず、上品な印象のエスパドリーユ。ひと昔前はリゾートシーンで活躍していましたが、今では夏にふさわしい軽快感と履きやすさでデイリーに愛されるアイテムに昇格。デザインも目を引くカラフルなモノから、クールにキマるシックなモノまでそろい踏みです。程よく”抜け”も作るエスパドリーユを、今年はどう選ぶ? そんな質問に回答します。

そもそもエスパドリーユとは?

エスパドリーユとは、底にジュート(麻)を使用した、キャンバス地の靴のことで、略して「エスパ」ともいいます。

地中海地方で誕生し、愛され続けてきましたが、数年前に『シャネル』がエスパドリーユを発表したことから再び火がつき、今では夏のカジュアル靴として定番化。単色カラーが主流でしたが、最近では柄モノをはじめビットやタッセル付き、レザー素材までバリエーション豊富になってきています。軽やかな足元を作るアイテムとして、夏にマスト!

エスパドリーユはいつの時期にはくのがベスト?

エスパドリーユの季節はズバリ「夏」。足首を露出するパンツに合わせて、素足が見えても違和感がない時期は履いても問題ありません。ただ、エスパドリーユの底はジュートでできているモノが多いので、水には滅法弱い…。つまり雨の日は避けた方が無難です。

カジュアル? きれいめ? どんなシーンに最適?

使えるシーンは意外と幅広く、ハーフパンツと合わせればカジュアルにもなりますし、セットアップならきれいめにも着こなせます。ただ、リゾートウェディングなどのラフなパーティーは履けるケースもありますが、正装が必須であるフォーマルシーンは避けましょう。

今季狙うべきデザインってこういうこと

間違いのない定番を買うのもいいけれど、周りと差をつけるなら、やはり旬顔を狙いたいですよね。今年人気のデザイン、かつコーデを選ばないポイントを伝授します。

今年のエスパは“レザー”が台頭。「キャンバスではカジュアル過ぎてしまう……」というときは、ここぞとレザーをセレクトしてみてください。軽快感はそのままに、欲しい大人の品格がいとも簡単に手に入ります。汎用性も抜群だから、1足あれば重宝間違いなし!

従来はジュートになじむ白系の糸でアッパーと縫い合わせていますが、今年から目立つ糸をあえて使ったり、ジュート自体を染めてカラフルソールにしたりとしゃれたひと癖タイプが出てきています。たった数センチのラインだけで全身を見違えさせる威力はスゴイ!

ビットやタッセルなど、アッパー部分に装飾がついたおしゃれエスパが続々と登場。装飾がプラスされることで高級感な雰囲気を醸すように。ジャケパンなどのビジカジスタイルにもマッチしますし、ハーフパンツなどのカジュアルスタイルは大人顔に仕上げてくれます。

狙うならこれ! 人気ブランドの推しアイテムをチェック

エスパは使い勝手のよいベーシックなモノばかりですが、エスパ初心者は人気ブランドで安心を得たいものですよね。ここでは定評のあるエスパドリーユブランドをお届けします。

港湾労働者や農民の作業靴だったエスパドリーユをファッションアイテムとして躍進させたのが、1927年に創業した『カスタニエール』。1960年代後半には『イヴ サンローラン』から製作依頼を受け、ファッション業界に名を知らしめました。今も『イヴ サンローラン』や『ルイ・ヴィトン』などのメゾンブランドから受注生産を請け負う実力派で、エスパドリーユの代名詞的存在です。品のあるデザイン、歩きやすさに定評のある老舗中の老舗です。

ブランド2『ガイモ』

靴の製造業で有名なスペイン「アルネド」で1978年に誕生。『ガイモ』のエスパドリーユは伝統工芸の技術を用い、ひとつひとつハンドメイドで仕上げられていることで有名ですが、何よりもデザイン性の高さが人気の秘密。エスパドリーユで新しいデザインが欲しいと思ったら、『ガイモ』から探してみるのも手。レースアップ、ビット付き、旬柄など豊富なラインアップです。

ブランド3『ソルドス』

L.A.セレブが火付け役といわれている、2009年にスタートした新参者。創業者ニック・ブラウンがエスパ界に送り込んだのは現代風のカラーリングやポップなプリントファブリックなどを使ったエスパドリーユ。男女ともに豊富なカラーバリエーションなので、2足3足と購入したくなるブランドです。気になる履き心地はもちろん言うことなし。履きこむほどにフィットして、どんどん履きやすくなると定評があります。

ブランド4『トムス』

アルゼンチンのある村で子供たちが靴を買えないという現実を知ったアメリカ人のブレイク・マイコスキーがその子供たちを救いたいと願い、2006年に創立。「1足の靴の購入で裸足で生活する子供たちに新しい1足が贈られる。」というカンパニーコンセプトを掲げて活動。エスパドリーユの定番クラシックシリーズはレディースだけでなくキッズも展開。親子でおそろいコーデを楽しめるのもこのブランドならではです。

ブランド5『アルバ』×『アバハウス』

『アルバ』と『アバハウス』の別注モデルは程良く丸みを帯びたフォルムが特徴。かかとつぶしてサンダルのように履くことも可能なコチラの1足は、暑い夏に活躍すること間違いなし。

エスパドリーユを取り入れた旬な着こなしを披露

最新のデザインからおすすめブランドまで学んだ後は、実例を紹介します。汎用性抜群のエスパドリーユできれいめカジュアルからリゾート風まで楽しみましょう。

着こなし1定番カジュアルは今年も足元インパクトで勝負

無地の定番色エスパをシンプルに履くのもいいけれど、今年はせっかく色も柄も選びたい放題だから、定番のカジュアルスタイルは主役級エスパで遊びを効かせたい。今季は特にピンク系やホワイト、柄はボーダーやストライプ、カモフラがきています!

モノトーンコーディネートに『ジーユー』のカモフラ柄エスパをプラスした簡単大人コーデ。きれいにまとまるスタイルですが、夏にモノトーンは重くなりがち。なので、必ずくるぶしを見せてヌケを作ることを忘れずに。そうすることで靴の柄も際立ちます。

シンプルな短パンコーデに夏のスパイスとして取り入れたのが『グローバル ワーク』のボーダーエスパドリーユ。ボーダーといえばトップスで使うことが多いですが、足元の小さい面積で取り入れることで、逆に目を引き、大人感も倍増しています。

トレンドではあるけれど、難易度高めに感じるワイドデニム。ビビッドなピンクなどのアクセントカラーでアク足しすれば、コーデにリズムが生まれて軽快なスタイルにチェンジします。ピンクは女性にもウケのいいカラー。好印象を狙うなら迷わずコレ!

着こなし2襟付きアイテムとの着合わせできれいめに昇華

エスパドリーユを上品に、大人っぽく着るなら、ジャケットやシャツが◎。襟のきちんと見せる力はやっぱり偉大です。これなら×デニムでもカジュアルながら、なんだか上品な雰囲気に見えてきます。ビジネスにまで使いたいなら、エスパドリーユはレザーを選んで。

ストライプはストライプでも細すぎず太すぎずのピッチが最旬。印象強いアイテムなので、パンツにタックインしてスマートに着こなすのがおすすめです。足元はトップスに華があるぶん、『チャオパニック ティピー』の黒エスパドリーユで控えめに仕上げてバランス調整。

夏の鉄板、マリンスタイルがこちら。ネイビー×白は爽やかさを倍増してくれるうえに、大人の知性までも表現してくれるすばらしい組み合わせ。足元をスニーカーではなく、エスパで軽快さをアップしたところに大人の余裕さえも感じます。

セットアップをエスパで程よくカジュアルダウンした好例。上品なモノトーンのセットアップとカジュアルなカモフラ柄という相反するイメージを組み合わせたことが、こなれ感を引き出す秘訣。黒フレームのアイウェアで印象を引き締めたのも知的さアップの所以です。

着こなし3リゾート風コーデは“大人リラックス”がカギ

地中海地方で生まれただけあって、リゾート風コーデは得意なエスパですが、合わせ方次第でさらに大人のゆとりも感じさせられます。合わせのポイントは抜け感をプラスするor軽やかな素材でリラックス感を高めること。簡単テクニックなのでぜひ挑戦を。

ハーフパンツで軽やかなスタイルに仕上げると同時に、バンドカラーシャツで抜け感をさらにアップ。暑さが増してきたら、無造作に袖もまくれば秀逸。『セブンデイズ サンデイ』のボーダー柄エスパも、今どき感をランクアップすること請け合いです。

ここで注目してほしいのがリラックス感のあるサイジング。ボリュームシルエットは見たとおり着心地も見た目も極上リラックスそのもの。『ゴア』のエスパがヤシの木プリントで海感がすでに漂っているので、無地Tシャツで大人感をランクアップさせるのもおすすめ。

アロハシャツを取り入れた、この上ないリゾート風スタイル。アロハはカラフルなモノではなく、ベージュベースをセレクトして全身をワントーンでまとめれば、品のいい仕上がりに。『ガイモ』のエスパもレザーなので、ツヤ感も加わり大人の色気も漂っています。

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