コーヒーミル|手動と電動の違いからおすすめまで

コーヒーミル|手動と電動の違いからおすすめまで

自宅で本格的なコーヒーを楽しむときになくてはならないのが、コーヒーミル。知っているようで意外と知らないコーヒーミルの解説と、おすすめアイテムを紹介します。

久保 綾子

2017.06.11

キッチン用品
コーヒー
インテリア

そもそも論から検証。なぜ男性は“コーヒー”にハマるのか

カップを満たす漆黒の液体。口に含めばたちまち広がる芳醇な苦み。空間を満たす香ばしい香り。コーヒーとはなぜこんなにも私たちの心を魅了するのでしょう。

「純粋にコーヒーの味が好き」という方もいらっしゃるでしょうが、豆のひき方、いれ方などによって味を変える繊細さや、幾種類にも及ぶ豆の種類や産地、地域によるいれ方の違いという奥深さなど「こだわり」がたくさん詰まった世界観にほれ込む男性も多いもの。なかには「コーヒーをいれるまでに必要な道具のアレコレがどれもカッコよく、いれる作業すら楽しい」というツウな方も。コーヒーはもはや飲み物を超えた「ライフスタイル」のひとつといえるかもしれませんね。

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コーヒー豆を自宅で“ひく”のはなぜ? インスタントとの違いとは?

そのままのコーヒー豆、ひいた後のコーヒー豆、顆粒状のインスタントコーヒーや水に溶けやすい粉コーヒーまで…。コーヒーはさまざまな形で市場に出回っていますが、最も本格的かつおいしいコーヒーが楽しめるのは「ひきたて」。つまりそのままのコーヒー豆を、飲む直前にひく方法です。

コーヒー豆は「酸化」することで風味が逃げ、酸味が増してしまうから。酸化とは、文字通り空気中の酸素と結びついて変質すること。ひいた後の豆は表面積が増えることで空気に触れやすく、酸化が加速してしまいます。飲む直前まで豆のままで風味を閉じ込め、スピーディーにいただくのがコーヒーを最大限に楽しむコツなのです。

コーヒー豆をひく男性って、女性的にどうなの?

男女問わず「大量生産とイージーな消費」を卒業し、「手仕事に触れてていねいに暮らす」というライフスタイルが流行の兆しを見せている、そんな今。日々のコーヒーを最大限に楽しむために自宅でひと手間を加える姿は、女性から見ても好印象です。

車や時計など、大きな出費を伴う趣味は女性には理解されにくい傾向にありますが、コーヒーならば比較的お財布にやさしく、生活になじみやすいのもまたグッド。コーヒー好きな女性なら「ぜひ私にもいれてほしいな」なんて、思うかもしれませんよ。

コーヒー豆をひくための“コーヒーミル”って何?

読んで字のごとく「コーヒー」を「ミル(mill:粉砕すること)」ための道具である「コーヒーミル」。その構造はいたって単純で、「コーヒー豆を入れる場所」「ミキサーのように砕くための刃」「ひき終わって粉状になったコーヒー豆が落ちてくる場所」という3つの機構から成っています。

自分の手でハンドルを回して豆をひく「手動」タイプと、電源を入れるだけで完了する「電動」タイプが存在しますが、どちらも一定の人気があり、市場にはどちらのタイプも多く出回っています。

業務用の大きなサイズもありますが、せっかくひきたてのコーヒーを楽しむために買うアイテムですから、1杯〜3杯ぶん程度の容量があれば十分でしょう。

実は知らないことだらけ。コーヒーミルの疑問を一挙解決

「おいしいコーヒーをいれるための最初の一歩」ともいえる「コーヒーミル」ですが、そんなコーヒーミルについて詳しく知っている方はどのくらいいらっしゃるでしょう。いろんな疑問を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか? ここでは、コーヒーミルにまつわる初歩的な疑問を解決していきましょう。

▼コーヒーミル最大の謎。手動と電動の違いとは?

先ほど軽く触れたとおり、コーヒーミルには手でハンドルを回す「手動」と、ミキサーの要領でスイッチを押すだけの「電動」、大きく分けて2種類が存在します。では、その2つにはどのような違いがあるのでしょうか? 双方とも一定の需要を獲得している以上、メリットとデメリットのすみわけができているはず。ここではその解説をしていきましょう。

手動ミルの特徴を簡単に挙げると、「小さい、安い、レトロ、面倒」といったところでしょうか。非常に単純な構造のため千円程度から購入でき、本体が小さく省スペースです。また、レトロな外観に引かれる方も多いでしょう。ただ、コーヒーをいれるたびにガリガリと砕く作業は、最初こそ新鮮ですがそのうちわずらわしく感じる人もいるかもしれません。

電動ミルの特徴は「手軽・速い・モダン・高価」といったところ。電動でひいてくれるため、その間にほかの作業ができますし、きちんとしたクオリティーのものを買えば均一な粒度の粉を素早く作れます。難点は電化製品なので、それなりのお値段がすることと場所をとることでしょうか。機能性をある程度妥協すれば安価なハンディサイズも入手できます。

▼手動と電動。扱ううえでの注意点は?

さて、ここまでで「手動ミル」と「電動ミル」の簡単な特徴をご紹介しました。ここからは、実際に取り扱う際の注意点を解説していきます。購入すれば毎日のように使うであろうコーヒーミル。自分のライフスタイルに合ったものを失敗なく選ぶために、ぜひ参考にしてください。

「ひく作業が面倒」。手動ミルのデメリットはこれに尽きます。研鑽を重ね高機能になってきてはいますが、やはり手の力だけで固いコーヒー豆を砕くのはそれなりの力が必要です。本体が小さいほど必要な力も増すので、家で使う際はある程度安定感のあるモノを選ぶといいでしょう。また、フタの付いたタイプのほうが、豆が飛び散らないのでおすすめ。

電動ミルの場合はスイッチひとつでことが済んでしまうので、「扱う際の注意点」はそんなに多くないといえます。あえていうならば「調子にのってひきすぎないように」といったところでしょうか。また、手動にもいえることですが、いつでも新鮮なコーヒーを楽しむためには、刃の間などに残った古い粉の掃除は必須です。専用のブラシがあると便利。

▼手動コーヒーミルのおすすめは?

電動ミルと手動ミル。どちらのコーヒーミルを購入するかはお決まりになりましたか? ここからは、2つのタイプそれぞれおすすめの商品をご紹介していきます。まずは手動ミルから。レトロな外観が一番の特徴ともいえるので、センスで選ぶのもいいかもしれません。

アイテム1『カリタ』

アンティーク家具のようなクラシカルな外見で、手ひきコーヒーミルの中でも特に高い人気を誇る『カリタ』のコーヒーミル。眺めているだけで楽しくなるような、温かな木目が特徴的です。コーヒーファンだけでなく、インテリアファンからも評価の高い一品とか。

アイテム2『ハリオ』

ガラスの様に美しい透過コーヒードリッパーで有名な『ハリオ』。同社が打ち出すスケルトンタイプのコーヒーミルは、ドリッパーのデザインを踏襲したかのような完成された美しさをもちます。粉受け部分はそのままフタができるようになっており、保存容器にも。

シンプルな円筒形のフォルムが特徴的なポーレックスのコーヒーミルは、その省スペースさからアウトドアでの使用にも好まれています。コンパクトなぶんひくのに力が必要な場合もありますが、もう片方の手でしっかり握れるようにできているため安定性はバツグン。

アイテム4『イケノコイ』

数ある手ひきコーヒーミルの中でも、とりわけクラシックな外観が魅力的なのがこの「イケノコイ」のモデル。接地面に対して垂直方向にハンドルを回す機構は、力が入りやすく女性の手でも手軽に扱えます。鋳鉄製の硬質な臼刃も、軽い力で豆をひける秘密のひとつ。

コーヒー好きにはアウトドア好きも多いのでしょうか? ハンディコーヒーシステムを発売しているアウトドアブランドは数多くあります。キャプテンスタッグもそのひとつ。コンパクトなサイズながら、しっかりとしたハンドルが握りやすく回しやすいモデルです。

▼電動コーヒーミルのおすすめは?

次は、手軽さが魅力の電動ミルをご紹介していきます。手動ミルに比べて大きさもデザインも幅広いのが特徴の電動ミル。なるべく幅広くご紹介したので、参考にしてみてください。気になったタイプがあったら、似たものを調べてみてもいいかもしれませんよ。

アイテム1『カリタ』

上の「手動ミル」でもご紹介した『カリタ』は、電動ミルのほうも名作ぞろい。中でもこちらの「ナイスカットミル」はファンの多いモデルです。値の張るモデルではありますが、「業務用ミルをそのまま小型化した」ということで、機能性の高さはプロお墨付きです。

アイテム2『メリタ』

『メリタ』の電動ミルはかなりコンパクトなフォルムが特徴。ひき加減を調整するダイヤルなどはなく、操作といえば「スイッチを押す」、これだけです。ただ、慣れればスイッチを押している時間でひき加減などを調節でき、簡単だからこそアレンジが効くモデル。

アイテム3『デロンギ』

インスタントコーヒー用のマシンも数多く打ち出し、コーヒー界隈ではかなり幅を利かせている『デロンギ』。もちろん、豆からひく本格コーヒーの世界にも精通しています。豆が熱をもって劣化することがないよう、低速でグラインドするように設計されています。

アイテム4『ボダム』

キッチンウェアブランド『ボダム』が生まれたデンマークは、「ひとりあたりのコーヒー消費量世界一」といわれる北欧諸国の中の一国。シンプルながら随所に機能美が光る電動ミルは、他社のミルがもつクラシカルさとは違う、スタイリッシュな外観が魅力です。

アイテム5『富士機器』

大きさもお値段も、ほかの電動コーヒーミルと比べると頭ひとつほど出ているこちらの一品は、業務用としても使用されている本格派。中ひき、粗ひきに適しており、「とにかく細かくひきたい」という人にはあまり向きませんが、その静音性が高く評価されています。

女性も支持。コーヒーミルがある生活っておしゃれです

最後は、人気インテリア写真投稿サイト「RoomClip」から、「コーヒーミルのある風景」をいくつかお届けします。コーヒーミルを使った、本格的なコーヒーのある日常を始めるための、最後の一押しとなればこれ幸い。どうぞ、写真からコーヒーの香りを感じていってください。

上段中央に配置されているのは、コーヒー用器具の老舗『カリタ』の名作電動ミル「ナイスカットミル」ですね。合わせておかれたコーヒーマシンとシリアルディスペンサーも、ディテールカラーをブラックでそろえてあり、まるでシリーズのような統一感の高さです。

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壁面棚に整然と並べられたキッチンツールが美しいですね。中でも、コーヒーミルやマグカップ、豆の入った袋など「コーヒーセット」はさりげなく近い場所にまとめられており、美しい見た目とともに、実用性もしっかり備えた才色兼備なキッチンとなっています。

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ブルーの壁紙が印象的な北欧インテリア。カウンターキッチンの隅に設置されたコーヒーミルはデンマークのキッチンウェアブランド『ボダム』のものですし、照明も同じくデンマークの『ルイス・ポールセン』の一品。統一感たっぷりの、完成度高いキッチンです。

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DIYでしょうか。キッチンを囲むように作られた木製の窓付き棚がカフェのような雰囲気を醸しています。カウンター部分に置かれたミルにはすでに豆がセットしてあり、いい香りがすぐにでも漂ってきそうです。豆はキャニスターに入れて上に保存しているもよう。

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黒を効かせたツール類が映える男前キッチン。手前には、マグや豆と合わせてコーヒーミルが鎮座しています。こまごまとした道具類は、出しておくと印象はゴチャゴチャしがちですが、「コーヒー一式」としてトレイにまとめることで、整頓された印象になります。

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