自分へのご褒美に。ボーナスで買いたい大人の名品一覧

自分へのご褒美に。ボーナスで買いたい大人の名品一覧

先立つものを手にした今なら、普段ではなかなかできない思い切った買い物もできるはず。そこで、自分へのご褒美も兼ねて“オトコ”を上げる名品を手に入れるのも悪くない。

菊地 亮

2017.05.27

定番・名作

ボーナスで買いたい、大人の名品とは

いい大人にもなれば、「いつかは!」と頭に思い描いているアイテムもあるだろう。“いいモノ”を持ちたいといった願望も湧き起こっているはずだ。そして大半は、高額なプライスが最大のハードルになるが、その牙城を崩すボーナスという後ろ盾があるなら勇気を持てるにちがいない。そこで、この時期に思い切って購入したい名作の数々を提案する。

納得のいく買い物をするために、こだわるべきポイントとは

ファッション史の中で名品と呼ばれるシロモノは数多く存在する、定義はなかなかにして曖昧。その中から満足のいく一点を選ぶのは難しい。そこで、どこに重きを置いてアイテムを見るべきか、そのポイントをかいつまんで解説。

こだわり1時代を超越した普遍的デザイン性

移ろいの激しいファッションシーン。そのため、長年にわたり愛され続けることは至難の業。にもかかわらず、多少のアップデイトはあるにせよ、当時と変わらぬ姿で現代に伝えられているアイテムは、まさしく名品と呼ぶにふさわしい。

こだわり2いまだに衰えないモノ作りへの情熱とこだわり

手間暇をかけ、試行錯誤を繰り返して生み出されたアイテムは、唯一無二の完璧なフォルムとデザイン、そして確かな機能を有している。突き詰めた末に生まれる技術の結晶は、むだなものが一切なくいつの時代も色あせない。

こだわり3“時”と腕を組んで歩めるだけの強さ

名品の多くは、時を経るほどに不思議と輝きを増し多くの大人を魅了する。それはつまり、円熟味を帯びた味わい深い表情を醸し出すしっかりとした土台や、後世に残るだけの体力が誕生当時から備わっていたということ。これもまた名品の条件。

大人にふさわしい、名品一覧

上記のポイントを踏まえ、ここでは大人にうれしい名品の数々をピックアップ。大枚をはたいても手に入れたい、または長く愛したい普遍的なアイテムは、スタイリングはもちろん、男としての格上げにもひと役買ってくれるはず。

『ブレゲ』タイプXX アエロナバル

時計の雲上ブランドに何を選ぶかさまざま意見はあるだろうが、時計史への影響力や作りにおける強いこだわりを踏まえれば同社を加えないわけにはいかない。創設者はアブラアン=ルイ・ブレゲ。いわずと知れた、「時計の歴史を200年早めた」ともいわれる天才時計師である。彼の名作の1つに数えられるアエロナバルは、もともと1950年代にフランス空軍へ納められていた軍時計。こちらは第3世代の“タイプXX”で、自動巻き機構を備えた現代版。

『ジョンロブ』ウィリアムU

同社の革靴に長年思いをはせている大人はきっと多いことだろう。“革靴の王様”と称される英国の名門は、1866年にビスポーク靴の工房として創業を開始。ロイヤルワラントの称号を獲得し、政界や財界の著名人からも厚い信頼を寄せられている。王道のストレートチップのシティーUやコインローファーのロペスなど、長い歴史の中で数々の名作を生み出してきたが、中でもダブルモンクのウィリアムUは、長きにわたり人気を継続する大ベストセラー。

『ハインリッヒ・ディンケルアッカー』リオ

名品を語る際、しばし“◯◯のロールスロイス”という言い回しが使われる。そこで“革靴のロールスロイス”“革の王様”と形容されるのが、1879年創業のドイツブランド、「ハインリッヒ・ディンケルアッカー」だ。当時、“革靴の首都”と呼ばれるほどに靴作りが盛んだったハンガリーのブダペストに自社工房を設立。300以上の工程を経て作られるため年間に仕上げられる靴はわずかで、こちらは同社のアイコンとして長らく君臨するモデル。

『チェスター・バリー』ジャケット

スーツはやはりフルオーダーが最高のぜいたくであり最良の選択。ただ、「チェスター・バリー」の既製服は、そのあまりの作りの素晴らしさから“サヴィル・ロウ・クオリティー”とさえいわれる。1935年に英国中部のクリューに誕生した同社。何よりも生地に別段のこだわりを持ち、英国のヨークシャーを始めヨーロッパ各地の最高級布地を使用している。しかも、約80%の工程は職人の手作業。既製品らしからぬこだわりが、羽織ったときの心地良さを提供する。

『シャルべ』ドレスシャツ

これまでも、これからも、大人の男にシャツは欠かせない。だからこそ一枚にはこだわりたいもの。世界初のシャツ製造業店舗としてパリのリシュリー通りに産声をあげた同社なら、きっと満足するだろう。当時から各国の王室に見初められ、オーダーメイドシャツの名家として知られてきた。その豊富な経験と知識が落とし込まれた一枚もまた出色。芸術的な発色の良い生地、緻密な縫製、ガシガシ洗ってもヘタレない丈夫さはいつになっても頼りになる。

『前原光榮商店』

細部にこだわる大人は、いつの時代もすてきに見える。たとえそれが傘であろうとも。英国紳士の間でも、ステッキ代わりに重宝された傘はスマートさをアピールするうえでも重要な存在。となれば、梅雨前のこの時期にいい傘を持ってみるのも乙かと。皇室御用達の「前原光榮商店」の一本は、気品漂う16本骨がどこか和的。開いたときの美しいフォルムは洗練されていて、牛革で覆われた持ち手はリッチな趣。いい大人が持つ傘としては実に申し分ない。

『ヴァレクストラ』長財布

イタリアは皮革の産地で、多くのレザーブランドが世界へと飛躍していった。とりわけ異彩を放つのは「ヴァレクストラ」。1937年創設の老舗ではあるが、これまでに大々的な広告戦略を取らなかったことから知る人ぞ知るブランドとして本物を求める大人たちに愛されてきた。最高級馬具の製造技術を駆使し、多くの名品を世に送り出してきた。ウォレットもその1つ。革の美しさ、特徴的なV字の精巧なカッティングなど、気品を漂わせる要素が数多く内包されている。

『サイモン・カーター』カフリンクス

ビジネスシーンの手元を彩るアイテムの1つにカフリンクスが挙げられ、“カフリンクスの王様”と賞賛されるのが『サイモン・カーター』である。紳士の国、英国で誕生した同社は、1985年設立と歴史は浅いものの、斬新かつ優れたデザイン性と質の高さに多くの著名人がとりこになった。ベースの真鍮にニッケルメッキを施し、その上へさらにロジウムメッキとプラチナ素材を重ねているため、長年愛用してもその美しい輝きはいつまでも保たれる。

『オメロオルテガ』カバリエレ

夏のかぶり物としてパナマハットは欠かせない。とりわけ「オメロオルテガ」は、世界最高峰のパナマハットブランドとして知られている。その代表的なモデルがカバリエレ。緩やかに丸みを帯びたフォルムはセクシーかつエレガントで、フォーマルな装いにもすんなりハマる。素材には、防熱性や耐久性に優れるエクアドル産の天然のトキャ草を使用。それを今もなお、熟練の職人たちがオールハンドで丹念に編み込んでいる。

『ジョンストンズ』薄手大判ストール

「ジョンストンズ」は、1797年にスコットランドで誕生した英国最古のカシミヤメーカー。英国貴族たちに深く親しまれ、2013年にはロイヤルワラントの称号を授かっている。現在でも、本場英国産の原毛を使用し、ニッティングまでを一貫して現地で仕上げる稀有な存在で、製品のクオリティーの高さは世界各国の共通認識。こちらはウール製ではあるが、極細の糸を使用した繊細な織りが独特で重さはわずか98g。ふんわりとしたタッチが優秀だ。

『シモノ・ゴダール』チーフ

フランスに拠点を置き、現地で綿織物を製造し続ける「シモノ・ゴダール」は、1787年に設立された由緒正しき企業。1830年にはハンドメイド製品の製造により認知度を高め、販路を世界へと拡大。現在でも作りへのスタンスやこだわりは変わらず、多くの高級メゾンからも信頼を寄せられている。こちらのチーフは、上質な素材使い、精細な織りによって紡がれた一枚。肌触りが非常に滑らかで、吸水性、速乾性に優れる一生モノだ。

『ボルサリーノ』パナマハット

“帽子の王様”と称され、今なお業界人たちも一目置くブランドとして知られるのが「ボルサリーノ」。1857年、ジョセッペ・ボルサリーノの手によりイタリアのアレッサンドリアに産み落とされた同社は、160年以上たった今でも変わらぬ製法で上級なかぶり物を作り続けている。その素晴らしさは、数々の賞を受けていることからも容易に想像がつくはず。パナマハットは、天然草を使用し、アジロ編みで緻密に編まれているため美しく、すがすがしいかぶり心地。

『ランゲ&ゾーネ』グランド ランゲ1

『ランゲ&ゾーネ』の歴史は、1845年。創業者のアドルフ・ランゲが、ザクセン国王の後押しもありグラスヒュッテに工房を構えたことに始まる。早くからクロノグラフや自動巻きを搭載した懐中時計の製作に着手し、優れた技術力に世界が注目。東西ドイツの分裂などで一時は国営化されるがその後見事に再興。1994年に発表したモデル、ランゲ1で復活を印象付けた。こちらはその最新版。ピンクゴールドのエレガントなルックスは相変わらずで、中身がアップデイトされている。

『アルバートサーストン』ブレイシス

英国紳士だけでなく、世界中の洒落者たちから今なお高い支持を得るキングオブサスペンダー『アルバートサーストン』。1820年にロンドンで創業し、伝統に敬意を示す姿勢と質への妥協なきこだわりを持つことでも知られる。そのため、数多くの高名ブランドのアイテムもこれまで手掛けてきた。いまだに一本一本を職人の手作業で製作。こちらもまた同様で、同社では珍しくシャツ生地で仕上げている。爽やかなペイズリー柄は夏にもぴったり。

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