ジャケットにだってイージーなパンツが今季の着こなし

ジャケットにだってイージーなパンツが今季の着こなし

スウェットパンツに代表されるように、リラックス感たっぷりなボトムスがこれまで重宝されてきた。ただ、ここ最近では長所を生かしながら見た目も端正に見える一本が評価

菊地 亮

2018.04.17

ボトムス
イージーパンツ

見た目かっちりなのにはき心地楽ちん、なイージーパンツが増えています

西海岸のライフスタイルへの傾倒などもあり、昨今市民権を得てきたのがスウェットパンツ。そのリラックス感は世の大人たちの休日着として多くの支持を集めた。それに端を発し、ウエストにドローコードを備え、裾にリブを配したイージーパンツが台頭。クライミングパンツと並び大きな流れを生み出した。そんな中、また新たな潮流が生まれようとしている。それが容姿端麗なイージーパンツ。楽なのに品がある一本が、今夏大きな役割を担いそうだ。

そんな好都合なイージーパンツとは?

“楽なうえに品がある”。そんな都合のいい一本なら、誰もが手にしたいと思うのは当然。ではどのようなアイテムを選ぶべきか。まずは、主なアイテムの特徴を挙げながら、それに合わせて選びのコツも指南。今後の参考にされたし!

スーツスタイルにマッチしそうな品行方正なルックス

最たる特徴であり長所が、一見スラックスのように見えるその容姿端麗なビジュアル。うっすらと光沢がのった生地感はナチュラルな品の良さを醸し出し、ビジネスシーンでも活躍しそうなほどにしっかりとした印象を与える。一目ではイージーパンツをはいているとは思わないルックスなのにいざはいてみると楽、そのギャップがポイント。

イージーパンツらしい自由を確保したウエストライン

見た目はかっちりなのにはいてみると楽なそのワケは、随所に取り入れたイージー仕様。その際たる例がウエストラインに潜ませたドローコードだ。しかも、ゴムと併用しているケースが多いため、ちょうどいいフィッティグをキープしながらコントロールも効くのがなんとも便利。購入する際にはぜひウエストをチェックして。

細部の仕様も上品仕上げに

イージーパンツとはいえ、大人がはいても胸を張れる見た目を意識したのがこのボトムスの魅力。その配慮は、生地だけじゃなくディテールにもしっかり行き届いている。たとえば、スラックスでもよく見られるセンタークリースが入っていたり、ポケットもスラックス仕様になっていたりと、細部の仕様も特徴のひとつに挙げられる。

オンもオフもイケる!? きれいめ顔のイージースラックス10選

肩肘を張りたくはないが、ダラしないところも見せられない。大人にとって気温が高まる春夏は悩ましい季節でもある。そんな難問をきれいさっぱり忘れさせてくれる一本をここでは厳選。これだけ品のいい一本ならビジネスシーンでも活躍しそう。

『ソリード』ハイパーストレッチ1プリーツパンツ

イタリアに拠点を置くパンツレーベルだが、専業メーカーのそれとは一線を画す斬新なアプローチが目を引く。その特徴はこの一本にも。同社を代表するハイパーストレッチシリーズの中のひとつで、伸縮性に富む生地は快適のひと言。同素材のジャケットもあり。

『キャプテンサンシャイン×ビームス プラス』トラベラートラウザーズ

旅先での活用を意識した「キャプテンサンシャイン」ではお馴染みの一本に「ビームス」が別注。ワタリにゆとりを持たせ、徐々にタイトにした美麗シルエットはそのままに、エジプトの超長綿をハイカウントに打ち込んだオリジナルタイプライター生地を特別に製作。

『インコテックス』イージースラックス920

“大人が楽しむイージースラックス”をイメージして製作。ベースは「インコテックス」ではお馴染みの30型で、同社の真骨頂であるシルエットの美しさはご覧のとおり。しかも、ウエストギャザーを両側によせ、ドローコードを内側に隠しているため見た目は常にエレガント。

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『ジョセフ』ジャカードジャージーパンツ

まるで空気をまとっているかのような着心地のエアスーツシリーズ。それを実感させるセットアップパンツは、微光沢感が独特なブライトポリエステルとシルキー加工を施したコットンの混紡がキモ。両者の微妙な光沢差により、さりげない柄も落とし込まれている。

『エレファンブラン』縮じゅうウールサージスラックス

ベーシックなアイテムの中にユーモアを潜ませたコレクションを展開する、ブランドならではの特色がこの一本からも感じられる。縮じゅう加工した生地は、弾力性や保温性を備えながら着用感はかなりライト。うっすらと入ったストライプもシックさをかき立てる。

『ウィズロム』ウールクロップトトラウザーズ

2016年春夏からスタートしたばかりの「ウィズロム」だが、その存在感は日増しに高まっている。デザイナーの藤内裕司氏の素材におけるこだわりはすさまじく、こちらでも“マフ”と呼ばれるカシミヤと同程度しか取れないニュージーランド産メリノウールを使用している。

『ジャブズ アルキヴィオ』1プリーツナイロンパンツ

イタリアのフィレンツェにて1953年に創業を開始した、名門専業ファクトリーでもイージースラックスをリリース。伸縮性に富むナイロンジャージー素材を使用したコレクションラインモデルの一本に、「ビームス」が別注。シルエットを変更しクリースを取り入れている。

『アボンタージ』スリムイージースラックス

古き良きミリタリーやワークを再構築し提案する「アボンタージ」の一本は、スラックスデザインを存分に生かした気品たっぷりな仕上がり。とはいえ、ポリエステルレーヨン素材にストレッチを加えているため抜群の伸縮性を備え、ストレスなくはくことができる。

『スティルバイハンド』イージースラックス

身につけたとき“何か”に気付くような工夫や作りを心掛けている同ブランド。このイージースラックスは、ウエストにゴムを取り入れた楽ちん仕立て。フロントにタックを入れ、背後にダーツを加えたことで立体的なシルエットを演出している。シワになりにくいのも好印象。

『イロコイ』イージースラックス

同ブランドのラインアップでは常に安定した人気を誇っている2WAY仕様の一本。レーヨンやトリアセテートなどをミックスした生地は抜群の伸縮性を誇り、光沢感を放ちながら大人っぽい印象。裾にはファスナーをプラスしているためシルエットの遊びも利かせやすい。

きれいめコーデに最適。イージーパンツの着こなし

持ち前のルックスの良さをアピールしながら、春夏のコーデならではのリラックス感も存分に取り込む。そんな、しっかり顔のイージーパンツのポテンシャルを最大限に生かした着こなし方を、ファッションIQの高い熟練者たちの普段着から探る。

トーンを控え全体の色系統を統一したシャープなコーディネート。スラックス顔のイージーパンツを採用し、さらにインナーは白Tを挿したことで漂いがちな重たさをナチュラルに払拭。足元にも抜け感をプラスしたことでモノトーンの着こなしを春夏仕様に仕向けた。

トレンドのひとつでもあるセットアップを取り入れた好例。着こなしのコツは、やはりドレスコード特有のかっちり感をどう巧みにかわすか。そこで採用したのがインナーのスウェットTや、サンダル、バケットハットといった小物。さりげない引き算が洗練さを高めるキーに。

アウターに取り入れたのは、フランス製のヴィンテージワークシャツジャケット。アイボリーを選択しことで、ヴィンテージウェア特有の味がマイルドに控えられている。インナーに取り入れたオーバーサイズの白T、シャリ感のあるきれい目スラックスがさらに後押し。

Tシャツとボトムスの潔いコーデでも、選びによっては大人っぽい仕上がりになる。カギを握っているのがボトムス。素材の落ち感やスマートなシルエットが印象的な一本を加えればたちまちアダルティに。黒の万能性ならマルチパターンの個性派Tもしっかり受け止める。

ホワイトとブルーのコンビは夏の定番。そのカラーパレットであれば、マリン風コーデに舵を切ればたちまちハマりやすい。昔から馴染みのある配色&テイストだけに、アイボリーの太ピッチのボーダー、ボトムスの丈感など、随所に遊びを加えながら違いを作りたい。

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