夏の定番。白T×ジーンズをおしゃれに着こなすヒント5

夏の定番。白T×ジーンズをおしゃれに着こなすヒント5

白Tとジーンズは、今も昔もメンズカジュアルの軸であり真夏の定番だが、簡単なコンビだけに洒落っ気を出すのは難しい。ただ、ポイントさえ押さえれば脱・普通がかなう。

菊地 亮

2017.05.21

トップス
Tシャツ
ジーンズ
夏の着こなし・コーデ

夏に向けて、白Tとジーンズが手放せない

ジェームス・ディーンやポール・ニューマン、そしてブラッド・ピットも。ファッションを自分スタンスで着こなす憧れのトレンドセッターたちですら、夏コーデにこのコンビを選んできた。もはや、メンズカジュアルに欠かせないことは彼らの着こなしからも証明されている。そんな時代に左右されない不動の組み合わせは、大人の男にとって何かと重宝する。今年の夏もまた、ぜひこの大定番を活用させたいところだ。

しかし定番の組み合わせゆえに、普通になるのが否めない……

あらゆる時代において、常に男の夏カジュアルを後押ししてきた鉄板コンビ。とはいえ、シンプルな組み合わせもあり、気になるのはやはりマンネリ感だろう。そこで、周囲から「また?」と思われないため、時流に沿った、または新鮮な要素を加味したいくつかのアレンジが必要になってくる。そのポイントを参考になる着こなしとともに取り上げたい。

大人が挑戦したい、白Tとジーンズをおしゃれに着こなすテクニック

昔から白Tとジーンズはなじみのあるアイテム。だからと言って高を括っていると、過去のイメージが先行して今の気分とミスマッチに。そこで、モダナイズさせた着こなしへと昇華させるためのテクニックをここでひも解いていきたい。

難易度★白Tのサイズをややオーバー気味にしてみる

なじみ深いアイテムであっても、今を意識したシルエットのアイテムを選べば自然と懐かしさは影を潜める。今でいえば白Tは、ショルダー部分がドロップし、身幅に程よいゆとりのあるオーバーサイズのアイテムがいい。ジーンズはやや細身のジャストなシルエットを選んでギャップを作ればさらに今っぽい仕上がりになる。

無表情な白Tでも、ウエストだけでなくヒップまでも覆い隠すほどのビッグシルエットならよりフレッシュな見た目に。ジーンズはやや細身のものを選びながら上下のギャップを作り、インナーへはさらに着丈の長いアイテムを選ぶなど、随所に気の利いた遊びが満載。

Tシャツ、ジーンズ、スニーカーと、一見普通な組み合わせでもモダンなシルエットに仕上げれば鮮度回復は可能。白アイテムでサンドしたことによりすがすがしさも演出している。ウエストや胸元から見せたネイティブなアクセントも個性を打ち出す有効な決め手に。

気張らずに着られるのが白T×ジーンズの強みのひとつ。その長所を存分に生かすべく、トップはオーバーサイズ気味のアイテムを選択。細過ぎず、太過ぎないジーンズの選びも絶妙で、足元に合わせたサンダルとも相まり脱力感が逆にこなれ感を生んでいる。

難易度★足元に革靴を採用し引き締める

白Tもジーンズも、気兼ねなく身につけられるカジュアルなウェアだが、時としてだらしないとも見られかねない。年を重ねれば、それなりの身だしなみも重要になる。そこで活用したいのが足元。ローファーやレ−スアップといったレザーシューズで凛とした趣を添えれば、いつものコーディネートも違って見えてくる。

ボックスシルエットの白Tにテーパードがかった細身のジーンズですっきり。ナチュラルなVゾーンをイメージしたことで、スタイリッシュな見た目になった。その印象をより強めているのが足元。ネイビースエードのローファーを挿したことで品の良さをプラスしている。

トップは一見プレーンな白Tに見えて、実はケーブル編みの柄が施されたもの。足元も、サドル部分をレザーで切り替えたテクニカルな1足を選んだ。細部にわたるちょっとしたニュアンスの違いによって、見慣れたアイテムをアップデートさせた典型的な成功例。

スニーカーも決してワルいわけではないが、足元に革靴を採用しハットも添えたことで大人っぽさがより際立った印象。しかも、Tシャツの袖やパンツの裾をちゃっかりロールアップ。そのさりげない着こなしの配慮によって、程よく今っぽさを加えている。

難易度★★淡色ジーンズで上下のトーンを合わせシブさを加える

目先を少し変えるだけで、シンプルな組み合わせもこじゃれた様相に。たとえばジーンズ。インディゴブルーが基本のパンツを、激しく色落ちさせたシャーベットカラーに変えてみる。それにより、白Tとの親和性がより増し、さらにすがすがしくこなれた趣へ。程よく入ったダメージ加工は、コーディネートにシブさも運んでくれる。

配色パターンでいえばホワイトとブルーは夏の基本。ただ、こちらではより色の濃度を落としたジーンズを選び、底抜けにクリーンな趣。トップの両サイドへ入れたスリットや、ボトムスのロールアップによりさらに軽快な見た目を演じている。足元のエスパも絶妙な差し色。

自身の体型の特徴を的確に把握。それを生かすべく、全体的にボディコンシャスなアイテムを選び、全体をシャープに仕上げている。中でも、トップは5分丈のものを、ジーンズは落ちきったような色合いの1本を採用し、よく知る白Tとジーンズとの差別化を図った。

潮の香りを感じさせるリラックス感たっぷりな着こなし。膝に入ったダメージやキャップやスニーカーの採用など、適度なラフさがありながらも、上下にジャストなアイテムを選んでいるためだらしなさはみじんも感じない。激しい色落ちもこなれ具合を生み出す要因に。

難易度★★カットオフジーンズで男らしさとトレンド感を出す

若かりし頃に、ジーンズの裾をカットオフしながら自分らしさを追いかけた大人は多いはず。当時のトレンドが、ウィメンズの影響もあり業界内でも注目されている。それを生かさない手はないが、どのあたりまでカットするか、裾の処理をどうするかなど、採用するには割とハードルは高め。そのバランス感を着こなしから探りたい。

白のロンTにジーンズを組み合わせたイージーな組み合わせながら、背後にどこか海を感じさせる。そのわけは、ヘンリーネックと潮風を浴び続けたような色落ちのジーンズ。そのジーンズは、裾のステッチをハズし、カットオフのような見た目にした点が洗練のツボ。

最低限のアイテムを使った簡素なスタイリングでも、新鮮に見せるコツは定番のイメージをちょっとばかり覆すディテールの変化。白 Tのネック部分をヘンリーネックに、ジーンズの裾をカットオフにするだけでこんなにもイメチェンできる。小物の使い方も絶妙だ。

ジーンズにワイドタイプを選び、さらに裾はラフな仕上げ。そんな今の空気を盛り込んだアイテムを選んだことにより古くささを感じさせないコーディネートに仕上げた。ラフになり過ぎないようジャストの白Tを合わせ、ウエストから黒ベルトを垂らした配慮もいい。

難易度★★★タックインも今やるなら新鮮に映る

昨季から目についたTシャツの着こなしがタックイン。Tシャツとボトムスのワンツーコーデは、アイテム数が限られる分変化をつけるのが難しいが、タックインならグッと大人な見た目を演じることが可能になる。ただ、下手を打つとファッション慣れしていない人とも見られかねないのでシルエットバランスには気をつけたい。

ビッグシルエットの白Tにワイドなジーンズを絡ませた、トレンドを感じさせるスタイリング。ややもすると野暮ったさが先行しがちな合わせだが、濃い目のインディゴブルージーンズを選び、足元にホワイトのクリーンなスニーカーを添えたことでナチュラルに払拭している。

ベーシックなカジュアルスタイルだけに、それを品良く見せるのはやや難解。ただ、美脚シルエット&センタークリース入りのジーンズなら問題は即解決する。しかも、ゆとりのあるトップをタックインさせたことで過度なルーズさもしっかりフォローしている。

トップとボトムスにはたっぷりとしたフォルムのアイテムをチョイス。それを、タックインさせながらフォークロア調のベルトでしっかりと結びウエストにポイントを作った。その巧妙な一手により、シルエットに変化が生まれ、センスフルな定番コーデが完成。

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