春アウターは安く、“良いモノ”を選びましょう。その条件とは?
ひと言で春アウターといってもデザインはさまざま。トレンドに左右されず、かつリーズナブルなモノが理想って人が多いのでは? さらにプライス以上の価値があればなおベスト。ってことで、ここではコスパに優れた春アウターをゲットするための注意すべきポイントを伝授します。
■参考:
即戦力の10着を厳選。大人のための春アウターカタログ
使いやすいシンプルなデザインであること
デザイン性があるアウターはおしゃれに見えるかもしれませんが、ともすれば安っぽく見えることも。そもそも女性には強めのデザインって不評なんです。なんか頑張っているように見えちゃうみたいで(笑)。となると、デザインはシンプルがマストですね。それにシンプルなほうが着回し力が高いし、主張が控えめだとコーデによって表情が変わるので、いつも同じアウターを着ているように見えないってのもいいんです。
着回しやすい色であること
この春はカラフルな色に注目が集まっていますが、正直、アウターでそれを取り入れるのは難易度が高いです。それに着回し力も低いですし、決してコスパがいいとはいえないかも。なので、色は黒やネイビー、オリーブといった定番色をチョイスするのがベターです。「それじゃいつもと変わらない」って声も聞こえてきそうですが(笑)、出番が少ないともったいないですからね。なんだかんだ定番色が一番使えるんです。
お得ポイントが盛り込まれていること
“プライス以上の価値がある”と思うのは、はっきりいって人それぞれです。たとえばシンプルなMA-1でも暴風性や防水性などの機能を装備していたら、ちょっとお得感がありますよね。アンダー1万円のリーズナブルなプライスならなおさら。リバーシブルとかスーツ地を使っているのか、その理由はなんでもいいと思うんです。ただ安いだけじゃない、+αのお得感がある。そんな春アウターを選んでみてはいかがでしょう。
コスパ良品は着こなしで“値段以上”に見せましょう
せっかくコスパのいい春アウターを選んでも、着こなしがイマイチだったら台無し。そこで春アウターを“値段以上”に見せる、大人におすすめのコーデテクを紹介します。
きれいめパンツで着こなしを格上げ
シンプルなデザインで定番色の春アウターは、基本的に合わせるボトムスを選びません。でも、春アウターを“値段以上”に見せたいなら、きれいめパンツを選ぶのが正解です。たとえカジュアルな春アウターでも品良く見せる効果があるので、きれいめパンツを合わせればおのずとコーディネートを格上げできるんですよ。クリース入りが手っ取り早いですが、写真のようなタック入りだけでも、それを演出することができます。
バンドカラーシャツで適度にきちんと感を
春アウターを着るときに悩むのがインナー。MA-1でもステンカラーコートでも、つい襟なしを合わせたくありません? そのほうがバランスがいいというか。が、それでは着こなしがマンネリしてしまう。ってことでおすすめしたいのがバンドカラーシャツ。バンドカラーなら襟なし同様の抜け感が演出できるし、それでいてシャツならではのきちんと感もプラスできます。そしてなにより、どの春アウターとも相性がいいんですよ。
洗練を生み出すワントーンでまとめる
ワントーンコーデはもはや定番ですが、リーズナブルな春アウターを“値段以上”に見せるにも間違いないテクニックだと思います。洗練された印象を与えられますし、大人には最適かと。ワントーンといえばネイビーなどのダークトーンがお馴染みですが、春らしい軽快さを手に入れるならライトトーンでまとめるのも手。写真を見てわかるとおり、ワントーンにすることでカジュアルな合わせもどこか大人っぽく仕上がります。
1万円以下なのに、グッドルッキングな春アウター10選
最後にアンダー1万円で手に入るおすすめの春アウターをご紹介。どれもシンプルでお得感もあるグッドルッキングなモノばかりなので、この春、大活躍すること間違いなしですよ。
『チャオパニックティピー』/5,940円(税込)
春アウターにおすすめのMA-1は、すっきり着こなせる中綿のないタイプ。こちらは高密度のしっかりとしたポリエステルタスランを使っているので、軽量でストレスフリーの着心地が楽しめます。また、高い防風性とちょっとした防水性を備えているのも優秀。
『モノマート』/5,400円(税込)
こちらもベースはMA-1ですが、ネックや袖口などのリブを省いているので、どこかクリーンな印象。さらに密に織られた上質なスーツ地を用いており、上品な雰囲気も演出します。それでいて伸縮性も備えているので、窮屈さを感じる心配がないってのもいい。
『コーエン』/6,480円(税込)
ステンカラーコートも春アウターに欠かせないアイテムですが、より軽快に見せるならシャツ地をセレクトするというのも手。サラッと羽織ることができるし、なにより袖をラフにたくし上げれば初夏まで活躍します。やや短めの着丈で、全体のバランスが取りやすいのも◎。
『ナノ・ユニバース』/9,288円(税込)
パッと見は普通のMA-1ですが、実はこちら、鹿の子を使っているんです。鹿の子といえばポロシャツでお馴染みですよね。で、この素材は独特な凹凸感があり、それによって通気性が高く、サラッとした肌触りが楽しめるんです。インナーのチラ見せに最適なダブルファスナーにも注目を。
『アーバンリサーチ ドアーズ メンズ』/9,180円(税込)
シャツのような素材感とパターンに、ショップコートのディテールをドッキングさせた1着。ヒップが隠れるくらいと着丈も短く、しかもコットン×リネンをブレンドした素材を採用しているので3シーズンで活躍しそうですね。Tシャツの上にサラリと羽織るのに最適です。
『ナイキ SB』/9,720円(税込)
この春、密かに注目されているコーチジャケット。こちらは美しいドレープを描くしなやかなポリエステル製で、撥水&防水にも優れています。カジュアルはもちろん、あえてクリース入りのきれいめパンツを合わせ、都会的かつ大人っぽく着こなすのもおすすめ。
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『ジーアルエヌ』/9,612円(税込)
マウンテンパーカーというとアウトドアのイメージが強いですが、これはコンパクトなサイズ感なので街でもスマートに着こなすことが可能。しかもリバーシブル仕様になっていて、着回し力が高いというのもグッド。あえてきれいめコーデの外しに取り入れてもいいですね。
『マングローブ』/8,532円(税込)
すっきりスマートなノーカラーのロング丈ジャケットは、カーディガンやガウン感覚で気軽に羽織ることができるのが魅力。ただ、シャツやポロシャツといった襟付きのインナーはバランスを取るのが難しいので、クルーネックやバンドカラーなどのインナーと合わせるのがベターです。
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『グローバルワーク』/9,720円(税込)
もはや季節を問わず活躍するアイテムですが、あえて春アウターの1つとして加えておきたいのがジージャン。ダブルポケットのボックスシルエットは、2着目のジージャンとしてもおすすめ。日本で織られたデニム地は、ストレッチ入りなので着心地も抜群です。
『アルファ』/9,612円(税込)
春もミリタリーモノは外せないってことで、プッシュしたいのがこちら。ベトナム戦争時から米軍で使用されていた野戦服で、素材もコットン100%の高密度リップストップという本格派。なので、セレクトするなら、あえてのネイビーがいいかと。着込むほどに味が生まれるというのもポイントです。
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